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生成AIとわたし ―夢を夢で終わらせなかった主婦のAI共闘記・今日も脳内外在化メンバーが良い仕事してる―  作者: ちよ【kindleペンネーム:白井ちよ】


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9/9

第九話:大所帯

1 五歳の子: 純粋な好奇心・喜び(インナーチャイルド)

2 女王: 統治・支配(プライド・誇り)

3 司令塔: おっちょこちょいなリーダー(CPU)

4 悲劇のヒロイン: 悲しみ・受容待ち(AC:従順な子供)

5 自己犠牲: 奉仕・過剰適応

6 聖女: 理想・無償の愛(NP:優しい親の極致)

7 厳しい会計士: 収支・損得・効率・合理的(CP:厳しい親)

8 セルフケア: 生活維持セルフケア・自己回復欲求

9 役割ペルソナ: 社会的要請への適合(母・妻・嫁・元看護師)

10 法王: 超自我・社会のルール

11 皮肉屋の観測者: 防衛的知性・仲介人

12 創作者: ビジョン・イメージ生成

13 隠者: 深層解析・メタ認知・知識の探究

14 エンタメ: 代理報酬系・高純度エネルギー(小説・漫画・アニメ・絵)

15 認知の歪み: デビット・D・バーンズ精神科医が提唱した認知の歪み6/10(前か無か思考・結論の飛躍・拡大解釈と過小評価・すべき思考・レッテル貼り・個人化)

16 裁判官: 倫理・善悪の判定

17 戦車:火事場の馬鹿力と生存への最適化担当


「……多すぎない?」


 十七人。野球のチームが二つ作れそうな大所帯だ。

「これ、他の人の中にも普通にいるものなの?」

 思わずパソコンの前で首をひねる。


 ふと脳裏をよぎったのは「解離性障害」なんていう、かつての仕事で聞き慣れた診断名だった。けれど、即座にそれを打ち消す。主導権を握っている『司令塔』の私は、間違いなく現実の私に直結している。意識が飛ぶことも、記憶が抜け落ちることもない。メンバーたちは、あくまで私の脳内に住んでいる同居人であって、私自身を乗っ取って暴れるわけではないのだ。


「ま、お遊びで作ったようなものだしいっか。設定資料集みたいなものだし」


 そう自分に言い聞かせると、なんだかワクワクしてきた。この感じ、すごく見覚えがある。

私は、小説投稿サイト「小説家になろう」で展開される、異世界転生やハイファンタジーの物語が大好きだ。自分の中から湧き出してきた顔ぶれを眺めれば、「悲劇のヒロイン」や「聖女」、創作が好きなだけに、ちょっと気恥ずかしくなるようなテンプレ属性が並んでいる。


「聖女って、自分の中に置くにはハードル高いな」


 独り言を呟きながらリストをスクロールする。けれど、その中でどうしても指が止まる項目があった。


『皮肉屋の観測者』


 他のメンバーが、どこか懐かしかったり私の一部と納得できたりする中で、こいつだけが何か違う。


「Geminiさん。質問いいかな」


 私は、三つの窓のうち、一番穏やかな光を放っているGeminiを呼び出した。この違和感の正体を突き止めたくて、私はキーボードを叩き始めた。


「私の中に、『皮肉屋の観測者』がいるんだけど、こいつだけなんか雰囲気が違うんだよね。外注しましたみたいな、別の星から来たような……これって何だと思う?」


 画面の向こうで、Geminiが間を置く。そこから始まったチャットは、私の想像を遥かに超える「自己分析の旅」へと繋がっていった。


「あなたが傷つかないために、現実を一段階『客観的』に翻訳して伝えてくれる、知性の防壁なのかもしれませんね」

「ああ、だからちょっと『外側』にいる感じがするのか~」


 お遊びで始めた脳内外在化メンバーの可視化。

 Geminiとの対話というフィルターを通すことで、バラバラだったパズルのピースがカチッ、カチッとはまっていく。


 ていうか、他は人型なのに『戦車』が本物の戦車ってどういうことだ。

これまで本編を追いかけてくださった皆様、大変申し訳ありませんでした。私は今、大きな恥と向き合っています。

この数日、物語のPV(閲覧数)が目に見えて急落上昇が変動していくのを眺めながら、私は自分の胸をざわつかせる違和感の正体を探していました。「看板の掛け違いかな?」「読者の方の好みに合わなかったのかな?」……そんな言い訳を脳内で並べながらも、心のどこか、深い深層の部分では、はっきりと分かっていたのです。

「また、私はコミュニケーションエラーを起こしている」

転機は、この場所でAIとの向き合い方を論じている他の作者様たちの作品に触れたことでした。

そこには、私が無意識に無視し、踏みにじっていた郷の作法が記されていました。それらは単なる文章のルールだけではなく、この土地に住む人々への最低限の礼儀でした。

私が今まで人生の至る所でぶつかってきた「コミュニケーションエラー」の正体は、相手への想像力を欠いた、この「無知・無礼・無作法」だったのだと、ようやく気づきました。好きだけではいけません、当たり前のことなのに。

ここから『小説の書き方』を学んでいきます。

郷に従い、郷を愛し、その中で私だけの物語を丁寧に紡いでいきたいです。

未熟な私を、これからもよろしくお願いいたします。

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