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ラムセスと芋剥き
今日は芋入りハンバーグにするらしい。
「まずこうやってナイフを持って芋の皮を剥くんだ」
どうしてもとラムセスが言うので料理の仕方を教える事にした。
「…こう、あ…」
ラムセスの指から赤い血が滴り落ちる。
「危ない」
俺はラムセスの指を掴み口に入れる。
「なっ、ヴァン…」
「ん…消毒」
ラムセスの傷を舐め、ちゅっと傷口を吸って血を止めてやる。
「いきなりナイフは危なかったな。ごめん」
「いや、ヴァンが謝る事ではない。出来るように努力する」
再びラムセスは芋の皮むきをするがまたすぐ指を切ってしまう。
「俺がやるから、ラムセスはちょっと休んでて。そうだ、ジュニアに回復してもらって」
「そうだな…頼らせてもらう」
ラムセスには休んでもらい、何故か不機嫌なユリとちゃちゃっと料理をし、出来上がると皆席に着いてもらった。
俺とユリは芋入りハンバーグとパン、ラムセスは猫飯、スズちゃんは乾燥飼料、ジュニアはさっきアルム兄貴が残したオリエさんへの手紙を食べたからいらないそうだ。
「それではいただきます」
「「「いただきます」」」
ラムセスが頑張ってちょっと剥いてくれた芋が入ったハンバーグをパクリと食べるとなんだかちょっぴり幸せな味がした。
隣に座るラムセスの方を向くとにっこりと笑ってくれて…恥ずかしくて顔が熱かった。




