料理レベル
「……」
やべっ、ラムセスがめっちゃ睨んでる。
俺は慌ててジュニアを引き剥がす。
「ま、ひとまず飯にしよ」
「そうだね。じゃあご飯の準備するから待ってて」
「俺も手伝おう」
ユリにラムセスが申し出るとユリは考え込んで
「ラムセスは料理スキルいくつ?」
と挑戦的に聞いた。
「2だ」
「…お皿だけ出すの手伝ってくれる?」
勝ち誇ったようにユリは厨房に入っていった。
(2…俺より低い…でも)
落ち込むラムセスの背中を摩り、
「大丈夫だよラムセス。誰だって苦手な事あるよ。俺は勉強出来ないけどラムセスは出来るじゃん?苦手な事、補いあっていけばいいじゃん」
と言うとラムセスは尻尾を振って頷いた。
料理レベルは100まであって20以下だと基本的にマズイレベルになる。30くらいでまぁ食える。50以上で普通に食える。70以上でうまい、だ。
(俺は35だけど、言わないでおこう)
「ちなみにボクは3です!」
「……」
「ジュニアもラムセスもこれから出来るようになればいいよ。俺も一緒にやるから」
ラムセスの背中を押して「一緒にやろう」と言えば小さく「あぁ」と返って来た。
ラムセスを慰めつつ俺達は食事の支度に取りかかる。
(ラムセスってなんでも出来るイメージがあったけど苦手なことあったんだな…なんだかほっとした)
完璧人間だと思ってたけど、ラムセスの意外な一面を知ることが出来てますます好きになった。




