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変死 第31話

 突然、目の前に現れた――





 第3の牛の変死事件が起こった牧場の主人に、





 完全に我を忘れた怪物と化した南部が





 襲い掛かった。





「グオォォォォ・・・・!」





 牧場主へと飛びかかろうとする南部。





 『これは、まずい!・・・・』





 拓哉は咄嗟にそう思った。





 そして――





「南部さんっ!」





 拓哉は怪物と化した南部の肩を狙い、





 拳銃を発砲した。





「パンッ!」





 放たれた銃弾は、





 怪物と化した南部の右肩を貫いた。





「グオォォォ・・・・!」





 銃弾の衝撃で、南部の巨体が大きく吹き飛ぶ。





 地面に激しく叩きつけられる南部。





 だが――





 それだけでは、怪物と化した南部を止めることはできなかった。





 南部はゆっくりと身体を起こすと、





 再び立ち上がった。





「グルルル・・・・」





 その時だった。





「・・・・グッ!」





 突然、怪物と化した南部が胸を押さえた。





 激しい痛みが、胸を襲っている。





「グオォ・・・・アァァァ・・・・!」





 あまりの痛みに、南部は苦しみながら





 その場から逃げるように走り出した。





 そして――





 近くの森の中へと姿を消していった。





「南部さん!」





 拓哉が追いかけようとした、その時――





 森の奥には、もう南部の姿はなかった。





 翌朝――。





 ホテルで眠っていた綾乃のもとへ、





 地元警察から連絡が入った。





「・・・・え?」





 寝ぼけた様子で電話に出た綾乃だったが、





 警察から告げられた言葉に、





 その表情が一瞬にして変わった。





 『南部さんが・・・・





 森の中で、亡くなっているのが発見されました』





「・・・・南部さんが?」





 綾乃は、言葉を失った・・・・。

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