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変死 第25話

「ふふふ・・・・。

 あなたたちって、本当にいいコンビね!」


 茉里が、どこか楽しそうに笑いながら言った。


「え? どういうこと?・・・・」


 電話の向こうで、綾乃が驚いた声を上げる。


 茉里はそんな綾乃の反応を気にすることなく、パソコンのマウスを操作し、

 画面に表示された牧場主の遺体の写真を覗き込むように見つめた。


「質問のことだけど・・・・。


 実際に遺体を見ているわけじゃないから、

 断定はできないわ。


 でも、写真を見る限り・・・・

 この傷は、多分、野生の熊によるもの

 じゃないと思う」


「熊じゃない・・・・?」


「ええ。


 傷の状態を見る限り、野生の熊よりも

 もう少し力の弱い何かによって

 付けられた可能性があるんじゃないかな?」


 茉里がそう答えた。


「え?・・・・どうして? 


 まだ、何も言ってないのに・・・・」


 綾乃が驚いて尋ねる。


 すると茉里は、


「ふふふ・・・・。

 あなたと同じように考えた人が、

 もう一人いるのよ・・・・」


 と答えた。


「もう一人?・・・・」


 綾乃の声が、少しだけ低くなる。


「ええ。

 だから、あなたから電話が来た時、

 もしかしたら同じことを聞いてくるんじゃ

 ないかと思ったの」


 茉里はそう言うと、パソコンの画面に映った傷を、もう一度じっと見つめた・・・・。

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