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変死 第14話
綾乃が後ろを振り返ると、そこには険しい表情で、綾乃を睨みつける南部の姿があった。
先ほどまでの穏やかな南部とは、まるで別人のようだった。
南部は綾乃の前にいる小動物たちを刺激しないよう、ゆっくりと綾乃の前へ進み出ると、
「いいか。こんな可愛い野生の動物でも、
人間にとって危険な病原菌を
持っていることがあるんだよ・・・・。
わかったら、ゆっくりでいい。
この場から離れるんだ!・・・・」
強い口調でそう言うと、南部は綾乃を後ろへ下がらせるように、
ゆっくりとその場から後ずさりしていく。
綾乃も南部に促されるまま、その場を離れた。
やがて、小動物たちから十分な距離を取ると、南部はようやく足を止めた。
そして、後ろを振り返る。
「大丈夫だった?
噛まれたりしてないかい?」
そこには、先ほどまでの険しい表情はなかった。
まるで別人のような優しい顔で、南部は綾乃を気遣っていた。




