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第77章 - 不釣り合いなデュオ

スマラグドが金の槍で悪魔スライムの攻撃を受けた。


黒い刃が光の上を軋んだ。太陽を噛み砕こうとするかのように。金色の火花が顔に飛び、肌の上で熱くちりちりして、埃と硝子の破片の間で地面に触れるや死んだ。腕が震えた。打撃の圧が掌を、手首を、肩を通って背中の奥まで走った。剣だけが押しているのではなく、広場全体が押しているかのようだった。


頭の中にまたあの知識があった。


文ではない。声でもない。


ただ中で整い、ようやく形を取る瞬間を待っている何か。


---


スマラグドが息を吸おうとしたまさにその時、アリッサが埋まっていた瓦礫が動いた。


ただの揺れ。震え。石と木の間の鈍く擦れる音。


それでもスマラグドには悪魔スライムより硬く当たった。


目が見開かれた。


「アリー!」


ほんのこの微かな瞬間だけ、受けが緩んだ。


完全にではなかった。だが十分に。


悪魔スライムが即座に感じ取った。


笑みがもっと広くなった。赤いぎょろ目が光った。戦いとは何の関係もなく狩りとだけ関係のある嫌悪を催す喜びで。


「ツカマエタ、ポイン!」


もっときつく押した。


スマラグドが下に押された。まず片膝。次にもう片方。石畳が布と肌を擦った。槍が手の中で軋んだ。金色の線が表面をちらついた。自分自身を繋ぎ止めなければならないかのように。スマラグドの背中がゆっくり後ろに反った。踵が石に食い込むのを感じた。重心がどんどん沈み、お尻がもう地面に触れそうだった。


悪魔スライムがさらに押した。


さらに。


容赦なく。


重く。


黒い質量が形成された刃の中で脈打っていた。剣が呼吸しているかのようだった。戦いの一秒一秒を吸い込んでもっと重くなるだけのように。


だめ。だめ!


考えがスマラグドの頭を走った。明るくパニックで。


アリーはまだ生きてる。諦めちゃだめ。今はだめ。


腕が灼けた。手首がもう裂けそうだった。悪魔があまりに近くて赤い目の痙攣が見えた。


横から何かがぶつかった。


武器での一撃のようにではなかった。


生きた衝突のように。


紫。


深紅の炎が悪魔スライムに突っ込んだ。あまりの衝撃でスマラグドの槍から引き剥がされ、広場を横切って飛ばされた。通りの端の家の壁に激突し、巨大なおぞましい黒い泥の水たまりのようにそこにへばりついた。赤いぎょろ目だけがあの質量の中で転がり、即座にまた標的を見つけた。


スマラグドが喘いで槍に両手でしがみついた。完全に後ろに倒れる前に。


目の前に、さっきまで悪魔が立っていた場所に、深紅の炎が浮かんでいた。


荒く踊っていた。高くなり低くなり。不安定で、ほとんど所有欲のある生命。熱が地面に触れた場所で、破片と汚れの間に花と小さな草の束が芽吹いた。あまりに速く、あまりに美しく、血と破片の間にはあまりに場違いに。


---


崩れた壁の瓦礫が崩壊した。


石が転がった。木が割れた。埃が噴いた。


よろめく脚でアリッサがそこに立っていた。


両手剣に重くもたれていた。それがなければ即座にまた崩れるのを防ぐ唯一のもののように。血がこめかみから頬を流れ、顎で暗く溜まり、衣服の布に滴っていた。左腕が力なく横に垂れていた。あまりに動かない。切り傷が脚を走り、左脇腹の悪魔スライムに打たれた場所は布が裂けて血で暗かった。


呼吸が重かった。


一呼吸ごとに、あまりにきつくなった胸から苦労して引き裂かなければならないかのように聞こえた。


「全部......痛い......」とアリッサが喘いだ。


深紅の炎が即座に彼女に飛んだ。この一文を待っていたかのように。温かな紫の光が肩を、剣の刃を、肌の上の埃を撫でた。


スマラグドが見つめた。


一瞬、悪魔を忘れた。槍を忘れた。腕の痛みすら忘れた。


アリッサが立っていた。


アリッサが生きていた。


喜びの涙が目に噴き上がった。あまりに突然で自分でも驚いた。


後ろでヴァレリアの顔に何かが走った。


恐怖。


悪魔のためではない。


炎のために。


紫をすぐに認識した。認識とともにあの古い冷たい恐れが戻った。この光がどれほど美しく見えるか。どれほど穏やかに。どれほど温かく。そして前に一度漆黒に傾いたことの記憶。安堵が恐怖ときつく絡まった。ほとんど痛いほどに。


アリッサは生きている。


そしてすぐ傍に。


お願いまたあれは来ないで。今はだめ。あの黒はだめ。


初めて紫が漆黒に傾いた時のことをよく覚えすぎていた。


---


アリッサが瓦礫からゆっくり出てきた。


一歩一歩が戦いだった。顔をしかめ、動くたびに低く唸り、それでも歩き続けた。両手剣が先端で石を擦り、後ろに引っかく線を描いた。


「ん......」


スマラグドがよろめいて迎えに出て、自分の膝がまだ震えているのに即座に腕を腰に回した。


「ありがとう、アリー......」と囁いた。


アリッサが困惑した目を上げた。睫毛に血がこびりついて、額に皺が寄っていた。まずそれを整理しなければならないかのように。


「何が......?」


スマラグドが唾を呑んだ。涙と埃を一緒に。「さっき助けてくれたこと」


アリッサが一拍ただ見つめた。


浅く息を吐いた。


「いいよ......スマラ」と消耗して吐息のように。おそらく望んだ以上にスマラグドにもたれた。


深紅の炎がアリッサの傍にいた。覚醒して。ほとんど所有欲的に。動くたびについていった。目を離したくないかのように。


---


悪魔スライムはその間まだ壁にへばりついていた。


そして観察していた。


動きを起こさなかった。即座に起き上がろうとすらしなかった。黒い質量が重く石にかかり、ゆっくり垂れ下がっていた。それでもそこに弱さはなかった。観察していた。品定めしていた。待っていた。赤い目が面の中を転がり、二人の少女にしっかり留まった。


すぐにまた攻撃してきた方がましだった。


「まだ二人きり?」とアリッサが低く訊いた。


スマラグドが黒いスライムから目を完全には離さず頷いた。


「うん」


アリッサが一瞬頭を垂れた。深紅の炎が脇に寄り添い、スマラグドは親友が全身で震えているのを感じた。


「じゃあ......まずいね」とアリッサが息を切らして呟いた。


スマラグドは笑いそうだった。もう少しで。その音が痛みと恐怖のどこかに引っかかったまま。


代わりに空いた手を上げて温かな金色の光をその中に灯した。治癒魔法が指からアリッサに流れた。開いた脇腹に、脚の切り傷に、肩に。アリッサが最初びくりとし、次に呼吸がもう少し落ち着いた。


すべてを拭い去るほど強い治癒ではなかった。


だが助けになった。


アリッサがもっと重くもたれた。「ありがとう......」


スマラグドが唾を呑んだ。「喋らないで」


---


頭の中であの知識がさらに押した。


異質なものとしてではなく。


もう待ちたくない何かとして。


スマラグドが瞬きした。


突然治癒をやめた。


アリッサが即座に顔を上げた。「何 - ?」


「試したいことがある」とスマラグドが囁いた。


慎重にアリッサから離れて数歩先に行った。五歩だけ。だがその一歩一歩が本能に逆らうかのようだった。身体全体がアリッサの傍にいたがった。押さえて、守って、傍に立って二度と離れたくなかった。


だが中の衝動がもっと強くなった。


悪魔スライムがまさにこの瞬間に壁から剥がれた。


黒い質量が集まり、高くなり、肩、腕、胸、刃を形成した。再生があまりに速くて治癒には見えなかった。もっと、自分を元の場所に戻す記憶のように。


一瞬でまた完全に立っていた。


「ケツジョ!」と叫んでスマラグドに突進した。


動きの衝撃で埃が跳んだ。黒い剣がまた手に滑り込んだ。脈打って。重く。殺意に満ちて。


スマラグドの心臓が一拍止まった。


次の一拍がもっと硬く打った。


手をパニックには上げなかった。


今度は違った。


指がまだ震えていた。呼吸がまだ速すぎた。だが視線に初めてただの死の恐怖以外のものがあった。


決断。


頭の中で結び目がほどけた。


ただそれだけ。ずっと合っていたものがはまる時のように。


「ディヴァイン・ウィングス」


穏やかに口にした。


ほとんど静かに。


まさにだからこそ世界を一撃のように打った。


---


眩い光が彼女から溢れた。


周囲だけではなく。中から。金と白が高く走り、両側に広がった。あまりに明るくて空気中の塵粒すら小さな星に見えた。悪魔スライムが即座に止まった。アリッサが腕を上げて目を守り、一歩よろめいて退いた。


スマラグドの身体がこの光に包まれた。


ゆっくり、だが確かに、背中に二つの翼が現れた。


普通の意味での羽からではなかった。


光からできていた。輝く、澄んだ、聖なる質感。縁があまりに繊細で光り輝いて、一見ほとんど透明に見えた。それぞれの翼が背後に広がった。周囲の空間を変えるだけ大きく。


風でではなく。


存在感で。


アリッサが見つめた。


肌に埃がこびりついていた。こめかみからまだ血が流れていた。左腕が力なく垂れていた。身体全体が痛かった。


それでも最初のはっきりした考えは。


天使......みたい。


同じ瞬間にアリッサは中の何かが軽くなるのを感じた。


痛みは消えなかったが、力が戻った。ゆっくり。温かく。スマラグドの翼の光が、さっきまで崩れるだけだった中の何かを起こすかのように。脇腹の傷が目に見えて閉じはしなかったが、灼けが鈍くなった。呼吸がもっと深くなった。頭のめまいすら鋭さを失った。


悪魔スライムが動かなかった。


赤い目がスマラグドに向いていた。


もう遊びだけではなく。


ほとんど慎重に見えるもので。


後ろにまだすべての大人が麻痺に捕われて立っていた。だが視線に今新しいものがあった。


衝撃。


クレントが翼を見つめていた。一瞬自分が何と戦っているか忘れたかのように。ルビンの顔にむき出しの唖然。ディアマントの目がスマラグドに、すべての光の糸に留まっていた。たった一つの窮地でこのスキルがどれほど跳躍したか理解しようとするかのように。ヴァレリアは恐怖と希望が噛み合うのを感じた。


スマラグド自身が立っていた。金色の光がまだ肩を走り、槍を手に。ほとんど呼吸する勇気がなかった。


翼を感じていた。


重さではなく。


存在感を。


ただ背後に現れたのではないかのように。もっと、ずっと中のどこかで眠っていてようやく居場所を取ったかのように。


目の前で悪魔が剣をまた上げた。


直接の一撃ではなく。


もっと確かめるように。


自分の前に何が立っているか初めて確信が持てないかのように。


---


アリッサが顔を上げた。重い呼吸。温かな光がさらに手足に沈むのを感じた。


まだ健康ではなかった。


まだまるきり。


だがもう崩壊寸前ではなかった。


そしてすべての埃と血と硝子の中に今スマラグドが立っていた。彼女と悪魔スライムの間に。金の槍を手に。背中に光の翼。


不釣り合いなデュオ。


だが本物。

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