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第71章 - スライムパレードは続く

街の音がゆっくり戻ってきた。


まばらに。次にもっと。笑い、呼び声、スライムの柔らかなぽこぽことぶくぶく、手を叩く音、どこか後ろの荷車のきしみ。プリズマが通りに立っていた間に誰かが世界の音量を下げて、今少しずつまた上げているかのように。


アリッサがまだプリズマスライムが消えた場所を見つめていた。


あの子にわたしを見られた。


ただじゃなく。


もっと、頭の中に手を入れてちょっとかき回されたみたいに。


でも痛くない。壊れてもない。


傍でスマラグドが肩を軽くぶつけた。「またいなくなってたよ」


アリッサが瞬きしてパレードに視線を戻した。「ちょっとだけ」少し背を伸ばした。「残り見逃したくない」


アリスが近くに立っていた。腕を組んで。目が覚醒して。


「またおかしくなったらすぐ言って」と穏やかに言った。「パレードだろうと何だろうと」


アリッサが少し急ぎすぎて頷いた。


スマラグドが歪んだ笑み。「絶対聞いてるよね」


「聞いてるってば」とアリッサが即座に。


アリスの口角がぴくりとした。「よし」


---


パレードが流れ続けた。


水と土のスライムが石畳を滑り、光る筋を残した。まるで誰かがたった今拭いたかのように通りが見えた。小さな水スライムが半分井戸に流れ込み、一呼吸消えてまたぽこんと浮き上がった。味見したかっただけのように。子供がすぐに遊びにした。綺麗な筋から筋へ跳んで、誰が負けたか叫び合う。


スマラグドが低く鼻を鳴らした。「何でも遊びにする」


「それだけが子供に本当にうまいこと」とルビンが後ろで素っ気なく。


アリッサは周りの笑いを本当に自分の中に取り込もうとした。奇妙に心地よかった。


平和ってこういう音なんだ。


その考えが一瞬留まった。温かくて同時に馴染みがなく。


通りの上で何かが煌めいた。


アリッサが自動的に顔を上げた。「あれなに......?」


九つの桃色の点が空から離れて降りてきた。


落ちてはいなかった。穏やかで確かな線で漂っていた。下で場所が空けられると知っているかのように。近づくとはっきり見えた。スライム。小さく、桃色で、横に白い翼。羽ばたくたびに小さな粒子が舞い上がり、光の中で花粉のようにきらめいた。


もっと低いさざめきが群衆を通った。


規則の年配の女性が胸に手を当てた。「天使スライム」と吐息のように。「家への祝福。重い病からの安寧」


何人かが本当に手を合わせた。他の者が慎重に花びらを空に投げた。天使スライムがただその中を滑った。まるきり当然のことのように。


ディアマントが顔をしかめた。「菓子みたいに見える」


「大きな声で言わないで」とルビンが返した。「腹痛の夢を見るわよ」


アリスが鼻を鳴らした。「本当に祝福をくれるなら、まずわたしの回復を祝福してほしい。三週間で十分」


桃色のスライムの一匹が壁に近く漂ってきた。アリッサがほとんど触れられそうなほど近く。小さな翼がまだほんの少しだけはためいていた。空中に留まるだけちょうど。


アリッサが無意識に息を止めた。


お願いまた頭の中を覗くやつはやめて。


スライムが小さな「ぴりっ」を鳴らし、空中で一度揺れた。自分自身に満足しているかのように。そして隊列に戻った。


アリッサが息を吐いた。「......かわいかった」


スマラグドが笑った。「かわいくて、たぶん聖なる」


「何も捧げないぞ」とクレントが即座に。


ルビンが片眉を上げた。「誰も捧げたがってないけど」


「よし」とクレント。


ヴァレリアが低く鼻を鳴らし、あの馴染みの音だけでアリッサの中の何かがほどけた。ここにいる。明るい。まだ大丈夫。


天使スライムが漂い続けて角の向こうに消えた。拍手が追いかけ、前方からもう叫ばれていた。


「来た! 英雄パーティー!」


五匹のスライムが通りに転がってきた。本当にチームであると決めたかのように見えた。


先頭に青いのが小さく傾いた魔法使いの帽子と、先端が短く光る杖を持って。傍に赤いのが盾と剣の柄をゲルの中に入れて、道が自分のものであるかのように幅を取って。後ろに緑。小さく温かな治癒の火花が立ち上る。金色のが大袈裟な襟巻きに光の球が回っていた。自分をリーダーに任命したかのように。そして一番後ろに漆黒の、絹のように光るスライムが二つの小さな短剣で側面を守っていた。任務をとても真剣に受け取っているかのように。


「本当に冒険者パーティーみたい」とアリッサが囁いた。


スライムのスカーフの老人が厳かに頷いた。「あいつらが現れたら、その年は仕事が多い。だがそれをこなせる者も」


子供が即座に叫び合った。


「魔法使いスライム!」


「タンクスライム!」


「ヒーラースライム!」


「ゴールディ!」


「シャドウスライム!」


黒いスライムが本当に小さな短剣の一つを敬礼のように上げた。


ルビンが笑った。「あれはセンスがある」


ヴァレリアが緑を見た。「ヒーラーの方が好き」


子供が一人前に出すぎると、赤がすぐに間に入った。穏やかに、だが決然と。黒が一瞬隊列から走り出て、道にあった帯と紙をどけ、大半が離れたことにすら気づく前にもう戻っていた。


アリッサが見送りながら胸が軽くなるのを感じた。


---


ターコイズ色の何かが通りに揺れ込み、ちゃんと見える前にもう声があった。


「偉大なるオズが光臨する!」


ターコイズのスライムは大きくなかったが、宇宙の中心であるかのように転がった。上に曲がった管が拡声器のように突き出ていた。横に半ば消えかけた文字の小さな札がぶら下がっていた。ぽこんと鳴るたびに身体にぺたぺた当たる。


管を王笏のように振った。


「今日だけ! マナ用おしゃべりウォーター! 副作用無保証!」


何人かが歓声を上げた。他の者が笑った。また他の者がこれが宣伝なのか脅迫なのか確信が持てないように見えた。


オズが杯を持った男の脚にぶつかり、ターコイズの雫を一滴中に弾いた。即座に中身が煌めき始めた。


「これは何だ?」と男が、今から毒されるのか祝福されるのか分からない人間の慎重さで訊いた。


「おしゃべりウォーター!」とオズが興奮して叫んだ。「回復力アップ! 副作用: おしゃべり、アイデアの嵐、独白癖!」


ルビンが笑い上げた。「この街が最も要らないもの」


「あれは買わない」とヴァレリアが即座に。


クレントが呟いた。「お前のマナがもっと増えたらそもそも危険だ」


ルビンが首を回した。「聞こえたわよ」


「聞こえるように言った」とクレント。


杯の男が慎重に一口飲んだ。


そして即座に話し始めた。


とても速く。とても詳しく。祭りについて。スライムについて。経済について。祖母のレシピについて。自分でも名前をよく知らない薬草について。


「......それで緑のやつを入れるんだ、もう一つの緑じゃなくて、早すぎると分かるんだ、味が何ていうか丸いんだけど角ばってもいて、分かるか......」


アリスが二拍見守った。「拷問者用の薬」


アリッサが声を出して吹き出さないよう唇を引き結んだ。


オズがあちこちの杯に製品を垂らしながら進み、叫びが横の路地から湧き上がる新しい音楽に呑まれた。


---


パレードが続いた。


そして何かが変わった。


まず匂いだけ。


アリッサが眉をひそめた。なぜかを知る前に鼻がしかめた。


重い。金属的。湿った暗闇に長く置かれた古い鉄のように。普通の血の匂いより濃い。もっと飽和して。空気そのものが擦り込まれたかのように。


アリスの頭が即座に回った。表情が硬くなった。「血よ」と低く言った。「古い。そして多い」


ルビンの笑いが即座に死んだ。「くそ......ああ」


何人かが鼻を押さえた。他の者が不安にくすくす笑った。もう面白くなくなったものを笑い飛ばそうとするあの失敗した反射で。


「これも祭りの一部?」と誰かが緊張して訊いた。


「土スライムかも?」と別の者があまりに大きな声で期待した。


ヴァレリアは動かなかったが、アリッサには姿勢の変化が即座に見えた。もう祭りではない。もっと危険。


クレントが壁の端に半歩近づいた。


通りの端でスライムの列が分かれた。


何か大きなものが大通りに転がり込んだ。


血のスライム。


赤は輝いていなかった。祝祭的でもなかった。市場で飴やシロップに見える種類の赤ではなかった。暗かった。重かった。粘っこかった。ぽたりと鳴るたびに太い滴が剥がれ石畳にこびりついた。道を標すかのように。


悪臭が即座に強くなった。


アリッサの胃が縮んだ。


「下がって」とヴァレリアが低く言った。


大きくなく。鋭くもなく。だが即座に人間が従った。子供が引っ張られた。手が腕、肩、頭巾を掴んだ。男が本能的に腕を上げた。それで何かを守れるかのように。


音楽すら突然薄く聞こえた。


血のスライムが交差点まで転がった。


他のものより大きかった。身を起こせば大人二人分の高さ。内側に何か怠惰で暗いものが動いていた。核のようにではなく。凝固した塊がずっと自分を並べ替え続けるかのように。


アリッサの喉が乾いた。


あれは他のと違う。


間違った感じがする。


ディアマントがスライムから目を離さずに話した。「危険度は最低でも鋼のオクタスター」ほんの少しの間。「もしかしたら銀。最悪の場合もっと上」


傍でスマラグドが聞こえるように息を止めた。


ルビンが拳を握った。「あれがここで暴れたら問題がある」


「ここにいること自体がもう問題」とアリスが呟いた。


スライムが通りの真ん中で止まった。


一瞬、滴る音が聞こえるほど静かだった。


太く。遅く。粘って。


ぽたり......ぽたり......


片側が少し持ち上がった。息を吸うかのように。


内部の暗い塊が振動した。遊び心ではなく。楽しそうにでもなく。身を起こすもののように。


「ブラアアアアア......」


音が低すぎた。本物すぎた。スライムの身体にしては声がありすぎた。何か別のものが中を通して話しているかのように。スライムは何かの後ろにあるものの殻にすぎないかのように。


「......ブルウウウト!」


叫びが通りを転がった。


屋根から鳥が飛び立った。子供が泣き始めた。どこかで誰かがヒステリックに笑った。頭に二つの道しかないから。逃げるか、まだ冗談だというふりをするか。


アリッサが嫌悪に顔を歪めた。吐き気がした。プリズマの時とはまるきり違う「おかしい」が戻ってきた。異質で軽くはなく。身体的。直接。おぞましい。


これは間違ってる。


本気だ。


クレントが前に出た。幅広く、構えて。双剣はもうとうに緩く手にはなかった。ヴァレリアが肩を落とした。いつでも射出できるあの微かな前触れ。ルビンがただ一語囁いた。


「まずい」


群衆はもう祭りではなかった。


どこに砕けたいか分からない恐怖の波だった。押し戻す者もいた。釘付けのように立つ者もいた。誰かがつまずいた。誰かが子供の名前を呼んだ。誰かがただ叫んだ。叫ぶ方が考えるより楽だから。


悪臭と叫びと石畳の粘い滴の中で、アリッサにはっきりと分かった。


今一人がパニックで走ったら、全員走る。

※更新についてのお知らせ

いつもお読みいただきありがとうございます。

これまでまとめて投稿してまいりましたが、第80話をもちまして通常の更新ペースへ移行いたします。

更新は毎週 水曜・土曜 の週2回を予定しております。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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