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第66章 - ディアマント教官

翌朝、ディアマントとアリッサが眠れる巨人亭の裏庭に立っていた。


空はまだ乳白色だった。太陽が薄い雲の向こうにぼんやりとした斑点として掛かっていた。今日が機嫌よくなりたいかどうか、一日自身がまだ決めていないかのように。草の茎に露があり、平らな石に湿った縁が煌めき、吐く息が明るい霧になって空気に立った。冷気がすぐにまた喰うまで。


宿から篭った生活が漏れてきた。椅子の脚が擦れる音。低い声の鈍い唸り。食器の明るい音。すべてが遠くに聞こえた。たった一階下なのに。裏庭には独自の小さな世界があった。スープと声と温もりから切り離された。


広くはなかった。だが十分に広い。


側面に低い石壁が走り、その向こうにいくつか傾いた木の杭が立っていた。かつて洗濯物がかかっていたのだろう。今では的として作られたことのない的に見えた。一本の柱にまだ擦り切れた縄がぶら下がっていた。傍で古い布切れが風にはためいていた。上がり、沈み、また上がった。


ディアマントが腕を組んで立っていた。足が地面にしっかりと。


気楽な「おはよう」もない。冗談もない。親しみのあるウォーミングアップもない。


ただあの視線。


覚醒。冷静。集中。


テーブルとはまるきり違う。煮物や素っ気ない冗談の時とはまるきり違う。ここ外では地震にすら、ちゃんと立てと説明する者のように見えた。


アリッサが数歩先に立っていた。


そしてアリッサの前に両手剣が立っていた。


今でも不条理に大きく見えた。上の空。開けた空気。壁。どれも刃を小さくしなかった。独自の存在であるかのように空間を占めていた。起こすとほとんど顔まで達し、それだけで首が思わず張った。


手が柄にあった。


きつすぎた。


前日の圧迫痕がまだあった。掌の内側に小さな赤い線が走り、敏感で刺激されていた。朝が冷たいのに首筋にもう薄い汗の膜があった。


ディアマントがしばらくただ見ていた。


批判的にではなく。焦ってでもなく。


ただ受け取って。


そして穏やかに言った。「腕じゃない」


アリッサが目を上げた。


「身体全体が刃を導く」


小さく頷いた。何を意味しているか本当に分かっている確信はなかった。


ディアマントが腕を一本解いて短い動きをした。力の誇示ではない。ただの線。


「腕だけで打つと、重さに逆らうことになる」と言った。「身体で打てば、重さを連れていける」


でも重さをどうやって連れていくの? とアリッサは思い、思わず眉をひそめた。重さはただあるもの。引っ張る。下に行きたがる。


息を吸い、きつく握り、剣を持ち上げた。


最初の振りが急ぎすぎた。


刃が半分も下りないうちに自分で気づいた。先端がよろめいた。柄が手を引いた。肩がやりすぎていた。一撃を導くのではなく、ほとんど引きずられた。構えが滑った。片足が半歩後ろにつまずいた。


かろうじて持ち堪えた。


「止め」


ディアマントの声は大きくなかった。叱りもない。苛立った嘆息もない。


ただあの一つの綺麗な語。


アリッサが即座に止まった。


剣が低すぎた。肩がほとんど耳にくっついていた。呼吸が速すぎた。ずっと止めていたことに今になって気づいた。


ディアマントが動き出し、ゆっくり歩み寄った。急がず。急ぎもなく。それがほとんどもっと悪かった。この穏やかさは言い訳を許さなかった。何か劇的なことが起きたかのようなふりすらしなかったから。


後ろに立った。


手がアリッサの手を掴み、柄に置き直した。


「ここ」と呟いた。「もっと狭く。硬直じゃなく。ただ明確に」


指が大きく、粗く、温かかった。乱暴には掴まなかったが、すべての指が突然議論の余地のない場所を持つほど明確に。


二本の指で肩を叩いた。「下ろせ」


アリッサが下ろした。


即座に剣がもっと重くなった。


もっと正直に。


しがみつくのをやめるのを待っていたかのように。中にどれほどの重さが本当にあるか見せるために。


「腕は英雄じゃない」とディアマントが言った。


アリッサが瞬きした。


「橋にすぎない」


額がさらに寄った。


ディアマントが軽く脇腹を叩いた。「英雄はここ。腰」


触れは短く、ほとんど何気なかったが、命令のように感じた。


「ここから力が来る。回転。引き裂くんじゃない」手で小さな動きをした。重いものを引くのではなく連れていくかのように。「導く」


アリッサが聞こえるように息を吐いた。冷たい空気が喉で一瞬灼けた。


腰。腕じゃない。導く。裂かない。


頭の中で繰り返した。言葉を筋肉に押し込めるかのように。


ディアマントが一歩退いた。「もう一回」


アリッサが剣をまた上げた。


今度はそれほど遠くは振りかぶらなかった。肩で重さを引き上げようとしなかった。代わりに足をもっと意識的に置き、膝を柔らかくし、上半身を少し一緒に回した。


刃が空気を走った。


まだ重い。まだ大きすぎる。


だが違った。


弧がもっと穏やかだった。音がもうあの乱雑な嘶きではなく、もっと鈍く、もっと充実した何か。本当に切られた風。


ディアマントがかろうじて見えるほど頷いた。


「まし」と言った。


そして間なく。「もう一回」


アリッサが一度瞬きした。そしてまた持ち上げた。


もう一撃。


もう一つ。


楽にはならなかった。少しも。だが振るごとに武器をもっとはっきり感じた。重さ。抵抗。担がなければならない点。そして制御を失わずに動きを解放できるもう一つの点。


---


家の壁の影にスマラグドがもたれて見ていた。


腕を緩く胸の前に組んでいたが、目は覚醒していた。刃だけを見ていたのではない。アリッサを見ていた。構え。足。膝がほとんど硬くなりすぎる瞬間。重さを遅すぎて受け止めた時の微かな揺れ。


大きすぎる。重すぎる。それでも離さない。


アリッサにあの武器を見るのは奇妙だった。間違くはない。ただ慣れない。目の前でゆっくり方向が生まれているかのように。昨日まではなかった方向。


アリッサがまた持ち上げた。


次の一撃で短い喘ぎが漏れた。「重い......」


ディアマントが即座に反応した。「呼吸しろ」


肩を上げた。


「吸う。吐く」


アリッサが意識的に空気を吸った。吐いた。もう一度。


胸郭が抗議した。痛みからではない。担いで導いてバランスを取ってさらにちゃんと呼吸もしろと身体が不満だったから。


「打つ時に息を止めてる」とディアマントが言った。「自分を固くしてる」


アリッサが頷いた。目はまだ刃に向けたまま。


敵みたい、と一瞬思った。


「もう一回」とディアマントが言った。「もっとゆっくり」


また構えた。


今度は流されなかった。一撃を引かない、裂かないよう強いた。腰が先に行った。上半身が従った。腕も動いたが、全部は一人でやらなかった。


斬りは強くなかった。


だがもっと綺麗だった。


「お前はウサギじゃない」とディアマントが素っ気なく言った。


アリッサが動きの途中で眉を上げた。


「岩だ」


歯を軋ませた。「でも岩は動かないでしょ」


一瞬、短い笑みが顔をよぎった。あって消えた。ほとんどその影にすぎないほど速く。


「なら転がる岩になれ」と言った。「ただし行き先を知ってるやつに」


アリッサが鼻を鳴らした。


あの小さな不意の笑いが中の何かを緩め、だからこそ次の一撃は強くはならなかったが、もっと丸くなった。


ディアマントにはそれが見えた。


コメントしなかった。


ただ立たせた。


---


ヴォルフクラウはヴィルツに一週間滞在することに決めていた。


前日に大きく議論したわけではなかった。決定は当然のように落ちた。だが小さくはなかった。全員がなぜここにいるか知っていた。


アリッサに時間が必要だった。


身体に。頭にも。そして心にもおそらく一番。


それに街自体がすでに何かを準備していた。数年に一度、平和なスライムの群れがこの辺りを通り、ヴィルツを通ると祭りになった。


「スライム祭」と主人が前の晩に目を輝かせて説明した。「良い予兆です。何世代も前から。幸運をもたらすと言われています。そしてすべてを綺麗にしてくれます」


アリッサは聞いた時からその言葉にしがみついていた。


スライムが突然重要になったからではない。


「祭り」が血の匂いのしない何かに聞こえたから。


スライム祭。ただの軽いもの。


そしてそれまで......


鍛える。


次は端に立って、誰かに助けてもらわなきゃと思わなくて済むように。


「もう一回」とディアマントが言った。


アリッサが剣を上げた。


ゆっくり拍子を見つけていた。構え、呼吸、腰、一撃。暗唱するリストとしてではなく。二度目、三度目、四度目の試みでようやく中に定着するもの。


ゆっくりリズムが彼女を呑んだ。心地よくはなく。楽でもなく。だが明確に。すべての間違いに即座に答えがあった。腕から引きすぎれば武器が罰した。もっと良い角度を見つければ無害にはならなかった。ただ可能になった。


スマラグドはアリッサのよろめきが減るのを見た。


多くはなく。突然でもなく。


もっと、中のどこかでゆっくりネジが一つきつくなっていくかのように。


学んでる。そして諦めない。


背景でヴィルツが目覚めていた。


壁の向こうで足音が聞こえた。何か金属がぶつかる音。短い叫び。


「布をもっと高く!」


「風に持っていかれたら全部井戸に落ちる!」


「スライムに何も投げるなよ! 餌やりも蹴りもするな - 」


「はいはい、分かってるって!」


スマラグドが片眉を上げた。


スライム祭。本当に馬鹿みたいに無害に聞こえる。


世界が同時に危険で馬鹿げていられるのは奇妙だった。


ディアマントはアリッサを続けさせた。小さな間違いごとに止めなかった。古いパターンに戻った時だけ。肩が上がる。息が固まる。腕が引き裂く。


そしてまた来た。


「止め」


アリッサが即座に凍りついた。


「置け」


剣の先を地面に沈ませた。金属が鈍く土に食い込んだ。手が震えていた。指が赤かった。二箇所で肌がすでに刺激されてほとんど擦り剥けて見えた。


呼吸が重かった。


吸うたびに急に意識的すぎた。


ディアマントがしゃがんで目の高さになった。


この動きだけで何かが変わった。さっきまでは腕を組んで命令を出す大きな男だった。今はただ目の前にいた。もっと存在感がある。もっと近い。


「どんな感じだ?」と訊いた。


アリッサが鼻を鳴らした。「腕がもげそう」


ディアマントが笑った。「いい」


あまりの当然さに一瞬ただ見つめた。


「ついてる限り問題ない」


それでもアリッサは小さな笑いを吐き出した。


ディアマントの視線がまた落ち着いた。集中。


武器の柄に短く手を置いた。所有的にではなく。何かを固定するかのように。


「いいか、アリッサ」声が冷静なまま。「この剣は英雄的に見えるためにあるんじゃない」


その一文が予想より硬く当たった。


瞬きした。


「助けなしでは生き延びられない戦いを生き延びるためにある」


言葉を立たせた。


理解するためだけではなく。


本当に聞くために。


「これを使いたいなら、強さとはお前の振りの大きさじゃないと分からなきゃいけない」視線がちらりと脚に、また顔に上がった。「強さは、相手が打ち返した時に倒れないこと」


アリッサの額に皺が寄った。


パパにも昔こうやって話したのかな? それとももっとひどかった?


「ゴブリンとの戦いでは賢く動いた」とディアマントが言った。


頭の中の考えが途切れた。


彼を見た。


「テントから引き離した。あれは偶然じゃない。戦術だ」二本の指で刃を叩いた。「これはその延長にすぎない」


小さく温かな誇りがアリッサの中に広がった。大きくなく。輝くようにでもなく。静かに胸に座ってそこに留まるもの。


ただの幸運じゃなかった。ただ助けられただけでもなかった。


---


スマラグドはずっと聞いていた。


無意識に手が自分の斧の柄に行った。自分の武器は馴染みだった。木。重さ。バランス。手首の引きを知っていた。刃の方向を。振りが綺麗になった時の感触を。


あの巨大な剣とはまるきり違う。


これがアリッサの道なの? そしてわたしの道は別の方へ?


考えが一瞬刺した。


嫉妬のようにではなく。


不安のように。


道が本当に違うと理解する前にもう分かれ始められるという鈍い感覚。


スマラグドが意識的に押しのけた。


庭の空いた場所に出て、斧を上げ、自分で稽古を始めた。


短い振り。


速く。直接に。


最初は単純。上、下、斜め。次に小さな歩を加えて。次に短い回転。斧がアリッサの剣より軽く空気を切った。鋭く。速く。別の言語のように。


ディアマントがちらりと見た。


「二人とも忙しいな」と呟いた。


彼にしてはほとんど溢れるほどの褒め言葉。


アリッサが試しに剣をまた持ち上げた。打たずに。動きだけで柄がまた指先を擦った。即座に痛かった。


いい、と思った。なら本物だ。


剣を戻して手を振った。


スマラグドが即座に気づき、小さく一歩近づいた。


何も訊かなかった。


ただアリッサを見た。


短い一瞥。それだけ。


だがアリッサには分かった。


見てるよ。


---


街の前方ではスライム祭の準備がとうに進んでいた。


豪華な祭りではなかった。金と音楽の行列でもない。古くて自分たちのものだから人々が真剣に受け止めるもの。商人が屋台に色とりどりの布を張っていた。薄い朝の光の中では色がまだ篭って見えたが、後で太陽が当たればきっと光るだろう。子供たちが提灯の連なりを吊るした。小さな硝子の板が動くたびにちらりと光った。


年配の女性が二人の少年に無表情で説明していた。スライムを蹴っても驚かせても食べ物を投げてもいけないと。


少年たちは「蹴るな」がこれまでの人生で一番厳しい規則であるかのような顔をした。


「勝手に来るの」と女性が言った。「気に入ってくれたら結晶を一つ残してくれるかもしれない。あるいは汚れを持っていってくれる」


「本当?」


二人の子供がドラゴンの話をしているかのように見つめた。


女性が肩をすくめた。「そう言われてる」口角がほんの少し上がった。「そしてたまにはそれで十分」


別の角で誰かが、スライムの行列の前に道を掃いていいか、それともスライムの仕事を奪うから不吉かで争っていた。ある男が何年も前にスライムがこぼした蜂蜜のシミ全体を取り込んでその後虫が一匹も来なくなったのを見たと誓っていた。女性が即座に反論した。スライムは絶対に蜂蜜は取らないと。粘りすぎるから。


馬鹿げていた。


まさにだからこそ人間的だった。


---


裏庭ではいつの間にか不思議な暗黙のデュエットが生まれていた。


アリッサが両手剣をまた持ち上げた。乱暴な一撃のためではなく、綺麗な反復のために。ディアマントがまた直立して立っていた。腕を組んで。視線が物差しのようにまっすぐ。


「一......二......三......打て」


拍子が穏やかだった。急がず。甘くもなく。


アリッサがしがみついた。早すぎず。遅すぎず。腰。構え。呼吸。


傍でスマラグドが低く口ずさんでいた。斧を動かしながら。本当のメロディではなく。動きから生まれるリズム。時に速く、時にゆっくり、いくつかの場所でその口ずさみがディアマントのカウントにぴったり合った。まるで練習したかのように。


アリッサの一撃がちょうどこの拍子に合った時、一瞬すべてが秩序立って感じた。


楽にではなく。


ただ秩序立って。


アリッサが喘いだ。手が痛んだ。肩が灼けた。腕と背中の筋肉が引いた。


できる。


やりたい。


やらなきゃ。


ディアマントは一度小さくよろめいた時は止めなかった。また腕から引きすぎた時にだけ止めた。


「止め」


止まって、息を吐いて、肩を下ろした。


ディアマントが近づいて一度短く脇腹を叩いた。「ここ」


それ以上言う必要がなかった。


アリッサが頷き、剣をまた上げて、もっとうまくやった。


スマラグドにはそれが見えた。ディアマントにも。


そしてアリッサが一番強く感じた。


二振りの間、剣が彼女を引かなかった。


二振りの間、彼女が導いた。


長くはなく。完璧でもなく。だが気づくだけ十分にはっきり。


ディアマントはそこから勝利を作らなかった。


素朴な事実として扱った。


「あと三振り」と言った。


アリッサが喘いで口を歪めた。「三回だけ?」


ディアマントが片眉を上げた。


「三セット」


今度は本当に笑った。


アリッサがあまりに大袈裟に呻いたので、スマラグドが一瞬笑わずにいられなかった。


それでもアリッサは剣をまた持ち上げた。


ディアマントが数えた。


スマラグドが口ずさんだ。


アリッサが打った。


そう、重かった。


だがどの一撃も、最初のようにはもう途方に暮れてよろめかなかった。


---


街の手前で色とりどりの線が野原を引いていた。


スライムの群れ。


青。赤。緑。黄。紫。白。黒。桃。橙。揺れて煌めく、生きたゼリーの鎖がゆっくり、揺るぎなくヴィルツに向かって動いていた。草の上を。石を回って。小さな起伏を越えて。通った場所に一瞬だけ湿った痕が残り、朝日の中でちらりと光ってまた消えた。


その中に、前にも小さすぎる身体に多すぎるエネルギーを持っていた、少し明るいスライムもいた。


いいスライム。


他よりちょっと高く跳ねていた。これが自分だけの凱旋行進だと密かに確信しているかのように。大きくもなく。強くもなく。ただ満足して。


そして低く、明るく、刃と策謀と傷跡の世界にはあまりに陽気に、こう鳴った。


「ぽいん」


ヴィルツの誰にもこの小さな音は聞こえなかった。


誰もこの小さな音を真剣に受け取らなかった。


まだ。

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