第60章 - 星結晶学
朝は新しい一日のようには感じなかった。
残響のように感じた。木々の間で起きたことに空気がまだ震えているかのように。野営地から少し離れたところに戦場があった。露の中の血。踏み荒らされた苔。折れた枝。濡れた地面の深い溝。身体が倒れた場所。倒れるべくして倒れた場所。
ゴブリンがシダと根の間に重く動かず横たわっていた。
幹の間を慎重に差し込む淡い光には合わなかった。土と朝の湿った匂いにも。戦いの後にいつも大きすぎる沈黙にも。それでもそこにあった。証拠として。もう誰もなかったことにできない何かとして。
テントの中でアリッサがスマラグドの傍に、毛布に深くくるまって横たわっていた。
顔が蒼白だった。唇がわずかに開いて。呼吸はあったが、二度見しなければ分からないほど弱い。血は大部分顔から拭われていたが、すべてではなかった。暗い残りが生え際に、片頬に、指関節の間にまだこびりついていた。一朝では洗い流せない小さく頑固な痕跡。
アリスがテントの入口近く、丸めた毛布の上に座っていた。
背中をテントの柱にもたれて。手を膝に。まだ身体があることを自分に思い出させなければならないかのように。目は開いていたが消耗でぼんやりしていた。時おりゆっくり息を吸った。深すぎる呼吸一つがもう多すぎるかのように慎重に。
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外で一行が焚き火の周りに半円を作っていた。
ルビンがブリキの杯にコーヒーを注いでいた。暗い香りが煙の残りと血と湿った土を、何か頼れるもののように切った。ディアマントが木にもたれていた。腕を組んで。走り出さないよう自分を押さえなければならないかのように。ヴァレリアが傍に立っていた。目が硬く、肩が張って。夜を去ったのではなく自分の中に引き込んだかのように。
クレントが咳払いした。
何が来るか分かっていた。そして一語一語を自分で稼がなければならないことも。
ならば今だ。
「刃の音で起きた」と言った。
ヴァレリアの顔はほとんど変わらなかった。ただ目が細くなった。何も言わなかった。
クレントはすぐには目を上げなかった。まず杯を見た。そこから立ち上る細い湯気を。
「最初はまたこっそり鍛えてるだけだと思った」声は穏やかだが端が荒かった。「次にまた一撃。もう一撃。練習の音じゃない。木の音でもない。生き延びようとする鋼の音」
ルビンがポットを持つ手を一瞬止めた。
ディアマントの視線がクレントに、次にテントに移った。
「幕を少し上げた」とクレントが続けた。「あの子が見えた」
しばらくそれ以上言わなかった。
ヴァレリアは即座に間を感じ取った。口ごもったことだけでなく。なぜかを。
「一人で」と言った。
本当の問いではなかった。とうに自分の中に立っていた言葉が口に出ただけ。
クレントがゆっくり頷いた。
「ゴブリン十二体の前で」と言った。「普通のが六。魔法使いが四。チャンピオンが一。ジェネラルが一」
ルビンがポットを置いた。
ディアマントが重心をずらした。ほんのわずかに。
「すぐに出たかった」とクレントが言った。
今度はヴァレリアに目を上げた。反抗的にではなく。懇願でもなく。正直に。
「すぐに」
ヴァレリアの顎が張った。
クレントが一度息を通した。
「そしてあの子が何をしているか見えた」二本の指で空中に短い線を引いた。斜めに。焚き火から離れて。野営地から離れて。「退いていなかった。引き離していた。テントから」
ルビンが即座に頷いた。「魔法使いのためね」
「ああ」とクレントが言った。「あいつらの一体が幕に撃っていたら、外のアリッサだけの問題じゃなかった」
文を終える必要がなかった。
全員にテントが見えていた。中の眠る者たち。火を止めない布。土塊を止めない木。
「叫ばなかった」とクレントが続けた。「助けも呼ばなかった。誇りが高すぎたからじゃない。間違った一声が魔法使いの目を後ろに引くと分かっていたから」
ディアマントが低く鼻を鳴らした。嘲りではなく。痛みを伴うものを認める者のように。
「賢い」と呟いた。
「すごく賢い」とクレントが言った。
視線が一瞬テントに流れた。一拍の間、その中の誇りがあまりに露わで、ヴァレリアですら見逃せなかった。
「そして大きなことを思い出そうとしなかった」ともっと低く言った。「まだ制御できない何かを。歩みを守った。角度を。タイミングを。俺たちが本当に教えたことを」
ディアマントが頷いた。「ライトニングストライク」
「後でクアドラプル・ライトニングも」とクレントが言った。
テントの入口でアリスがわずかに顔を上げた。顔から色を洗い流されたように見えた。
「ただ覚えていたんじゃない」とかすれて言った。「やった。そしてわたしは死なせないようにした」
ヴァレリアが彼女を見た。
視線の中の何かが柔らかくなった。ほんの一瞬。次の一拍で緊張の後ろに消えるほど短く。
「ありがとう」とヴァレリアが言った。
一語だけ。低く。本物。
アリスがかろうじて頷き、頭をまた柱に預けた。
クレントが首の後ろを擦った。
「間違いはあった」と言った。「もちろん。でも自分で直した。倒れないために呼吸しなければならなかったのに、それでも考え続けた」
ヴァレリアを見た。「あれはお前のだ。お前の呼吸法」
ヴァレリアは答えなかった。
手の中のコーヒーは手つかずのまま。ブリキの杯にあまりにきつく指を巻きつけていて、ルビンが金属が負けないか一瞬見た。
「そして来た」とクレントが言った。「あの子の手にあるものを最初の反射で取り上げてはいけないと分かった瞬間が」
ヴァレリアの手が当たった。
平手打ちの音は森で大きくはなかった。芝居がかった身振りではなかった。当たるべき場所に正確に落ちた鋭く明確な音。
クレントが頬を擦った。
退かなかった。
「戦わせた」とヴァレリアが言った。
声が深く制御されていた。だからこそあれほどの力があった。金切り声ではない。爆発でもない。もっと悪いもの。いつでも裂けうる制御。
「うちの娘があそこに立つのを見て戦わせた」
「介入する準備はあった」とクレントが即座に。
「テントの中で」とヴァレリアが言葉を切った。
今度は声が震えた。弱さからではなく。抑えすぎた恐怖から。
「布の向こう。幕の向こう。そしてあの子は外の血の中に立っていた」
クレントが口を開いた。
ヴァレリアが手を上げただけで黙った。
「キュクロプスの戦いの後」と言った。この時空気が彼女と一緒にその場所でほとんど壊れた。「怖い」
言いながらクレントを見なかった。焚き火の向こう、テントの方を見ていた。
「呼吸で消せる種類の恐怖じゃない。弓でどうにかできる種類でもない」唇が震えた。「本当にあの子を失うのが怖い」
沈黙。
ディアマントすら動かなかった。
ルビンが二杯目のコーヒーをとてもゆっくり石に置いた。音を立てるだけでも多すぎたかのように。
クレントが目を伏せた。
さっきまで正当化だったものが、目に見えて彼から抜けた。
「分かってる」と言った。
それだけ。
ヴァレリアが親指で目を拭った。素早く、苛立って。涙にそもそもそこにある権利などないかのように。
ルビンが半歩近づいた。「でも正直に言えば、アリッサは賢く動いた」
ディアマントが即座に頷いた。「群れを意識的にテントから引き離した。魔法使いのために。あれが唯一の正解だった」
「だから助けも呼ばなかった」とルビンが補った。「叫びが即座に野営地にフォーカスを引いたから」
ヴァレリアが一瞬目を閉じた。
開けた時、怒りはまだあった。だがもう角だけではなかった。その下にもっと柔らかいものがあった。同じだけ痛むもの。
「あなたが起きてくれてよかった」と言った。クレントを直接は見ずに。
声が静かになっていた。消耗して。
「わたしならたぶん即座に介入してた。正しかろうと正しくなかろうと。だってうちの小さな娘だもの」
クレントが頷いた。ゆっくり。今度は何も滑らかにしようとせずに。
「分かってる」
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テントの中でスマラグドが動いた。
最初は毛布の下の痙攣だけ。次に寝ぼけた瞬き。呼吸。枕をまさぐる手。視線がアリッサに落ちた。
蒼白さに。
毛布に。
髪と頬に残る暗い血の痕に。
スマラグドの顔が凍りついた。
「アリッサ......?」
吐息以上のものではなかった。
そして目が覚めた。
毛布につまずきそうになりながら幕を引き裂いて朝に出た。視線がまず大人たちに飛び、次にその向こうの戦場に。
ゴブリンの死体に。
露の中の血に。
地面の痕跡に。
「何があったの?」と息を切らして訊いた。「なんであんなにゴブリンがいるの? なんでアリッサが血だらけなの?」
ルビンとディアマントが見た。
笑みではなく。だがスマラグドが無傷で現れるたびに顔にあるあの短い静かな安堵で。
説明した。
長くなく。飾らず。十分に。
スマラグドが文の途中で膝をついた。
劇的にではなく。立つことを要求するのは多すぎると身体が突然決めたかのように。
「本当に......一人で......?」と呟いた。
視線がテントに戻った。アリッサがいつでもまた出てきてこの映像を取り消せるかのように。
「完全に一人じゃない」とアリスが入口から言った。声がかすれて細かった。「わたしがいた。でも持たせることしかできなかった。戦ったのはあの子」
小さく歪んだ笑みを強いた。
「戦ったのはあの子よ」
スマラグドがきつく唾を呑んだ。
アリッサがわたしたちのためにやったんだ。
その考えは十歳には大きすぎた。一つの朝には大きすぎた。最悪は過ぎたと昨日まだ信じていた身体には大きすぎた。
「あの子が起きたら......」とスマラグドが囁いた。自分自身よりも他の者に。そして途切れた。ありがとうと言うべきか、泣くべきか、二度とこんなことしないでと怒鳴るべきか分からなかったから。
ディアマントが短く頭に手を置いた。慰めではなく。地に足をつけるために。
「起きたら、正直に言えばいい」と言った。
スマラグドが頷いた。彼がどの正直を正確に意味しているかはまだ分からなかったが。
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後に死体の傍に立った。
密集してではなく。獲物を見る集団のようにでもなく。距離を置いて。それぞれが自分の思考の輪の中に。
クレントが最初の身体に膝をつき、結晶を探し始めた。ルビンが加わった。ヴァレリアは最初立ったまま。腕を組んで。ゴブリンに視線を固定して。切断された首と血にあまり長く留まらないよう自分を強いた。
耐えられないからではなく。
アリッサが耐えなければならなかったから。
それだけで十分。
「おいで」とクレントが顔を上げずに言った。「星結晶学だ」
ヴァレリアが鼻から息を吐いた。「今ちょうど授業を受ける気分だと思う?」
「お前のためじゃない」とクレントが穏やかに言った。「全員のためだ」
ルビンが慣れた指で最初の結晶を集めた。スマラグドは距離を保ったが、すべて見えるだけ十分に近づいた。ディアマントが後ろにいた。アリスがやがてテントから出て、ゆっくり近づいた。一歩一歩。身体がそのたびに何かと交渉しなければならないかのように。
クレントが平らな石の上に布を広げた。
その上に星を置いた。
八つの尖端を持つ星形の結晶がいくつか。綺麗な角。穏やかな色。どれもおかしく脈打ってはいなかった。空気を押してもいなかった。普通の戦利品のようにそこにあった。まさにそれがほとんど不穏だった。
クレントが最も小さいのを一つ持ち上げた。
「銅のオクタスター」と言った。
光がその中で温かく地味に映った。深い光沢もない。重さもない。よく見かける結晶。何のためにあるかを忘れやすいほど。
「単純な敵に典型的。ポイントは少ない。金額も少ない。初心者には普通」
ディアマントが同意するように唸った。「でも十分積めば袋の中でも感じる」
クレントが次のを取った。
もっと澄んでいた。密。光がその中でほんの少し遅く走るかのように。
「錫のオクタスター」と言った。「もっと価値がある。もっと純粋。大きな跳躍ではないが感じる」
ルビンが指で一つを指した。「魔法使いがこういうのを落とすことが多い。あるいはただ前に突っ込んで死ぬだけではない敵が」
スマラグドが結晶の間を見比べた。「チャンピオンは?」
クレントが錫の星を少し持ち上げた。「チャンピオンがいつも同じ段階に落ちるとは限らない。環境、力、成長が関わる。でもこういう相手に錫は珍しくない」
そして最後のを取った。
手の中にあるだけでもう違って見えた。
大きいだけではなく。視線の中でもっと重い。中の光が煌めかなかった。ほとんど静止していた。光が持つべき以上の重さを持つかのように。
「鋼のオクタスター」とクレントが言った。
誰もすぐには何も言わなかった。
スマラグドですら、触っていないのにこの結晶が違うと感じた。
「別次元ね」とルビンが呟いた。
「ほとんど銀?」とスマラグドが低く訊いた。
「間違って見積もると危険なほどに」とクレントが言った。「銀ではない。だが肩をすくめて済ませられるものをはるかに超えている」
ヴァレリアの視線が鋼の星に留まった。
「アリッサがこういうものの前に立ったのね」と言った。
誰も反論しなかった。
「完全に一人ではない」とディアマントがしばらくして。「だがそう。その前に」
ルビンがちらりとテントを見た。「そしてあの子が時間を盗んだ」
クレントが鋼の星を布に戻した。
「まさにそこだ」と言った。「すべてを倒したわけじゃない。だが危険を正しく読んだ。そして俺たちに時間を稼いだ」
スマラグドが唾を呑んだ。
「五体のゴブリンを倒した」とクレントが言った。声は穏やかなまま。だがその中の誇りがもう露わだった。「八歳で」
ヴァレリアが一拍目を閉じた。
開けた時、痛みとそれよりも明るい何かがまた混在していた。完全には許さないもの。
「あの子が起きたら......」とスマラグドが呟いた。「あの子に言うの......」
また途切れた。
アリスがようやく星が見えるほど近くに来た。外套をきつく巻いて立っていた。自分の身体を繋ぎ止めなければならないかのように。
「ただ言ってあげて」とアリスが低く言った。「一人じゃなかったって」
スマラグドが見上げた。
「そして全部一人で背負わなくていいって」とアリスが付け加えた。
ディアマントが彼女に視線を投げた。「自分も聞いた方がいいように聞こえる」
アリスが力なく鼻を鳴らした。「かもね」
ルビンが無言でコーヒーの杯を渡した。
アリスが両手で受け取った。金属であるべき以上に重いかのように。
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クレントが指で鋼の星を軽く叩いた。
「ここからが大事だ」と言った。
ルビンが即座に顔を上げた。ディアマントも。ヴァレリアすらテントから目を離し、完全にクレントに向けた。
「昨夜」とクレントが言った。「M段階について話した。魔力暴走について」
ヴァレリアが片眉を上げたが何も言わなかった。
「だからこそ」とクレントが続けた。「ここでは正確でなければならない。これは魔力暴走ではなかった」
鋼のオクタスターを朝の光にかざした。
「魔力暴走では結晶に痕跡が出る。M1からM3ですでに見える。紫の筋。結晶の中の不安定な脈。すべてを即座に汚染するほど強くはないが。はっきりと。異質なマナがその中に閉じ込められて動きたがっているかのように」
ルビンが頷いた。「穏やかに横たわらない。結晶が間違った呼吸をしているように常に感じる」
スマラグドがその言葉で小さく身震いした。
クレントが星を少し下ろした。
「M1はまだ限定的」と言った。「一部が傾く。本能。目。腕。魔物はより攻撃的に、より予測不能になるが、まだ読める。M2で全身的になる。身体全体が突然新しい規則で動く。再生。耐性。もうその魔物であるべきものに合わない行動パターン。M3が完全変異。見た目はまだキュクロプスや狼に見えるかもしれないが、実際にはもう別のものになっている」
アリスがあまりに静かに聞いていて、杯すら鳴らなかった。
クレントが続けた。
「M4で痕跡がさらに傾く。紫だけでは済まなくなる。毒々しい緑になる。そしてオクタスターがマナを放出し始める。爆発的にではなく。むしろ一定に。漏れるように」
ルビンが引き継いだ。「その漏れは結晶だけに留まらない。空気に、地面に、長く傍にあるすべてに感じるようになる」
クレントが頷いた。
「M5で」と言った。声がさらに一段低くなった。「星はもうただ間違っているだけではない。周囲を汚染するほど激しく爆ぜる。植物。土。水。すべて」
ディアマントが腕をさらにきつく組んだ。
「そうなったらただ触れない」と言った。
「そうだ」とクレントが言った。「即座に封印する。専用の容器に。議論なし」
突風が下草を通って布を引いた。星が置かれている布を。
一瞬、森すら聞き耳を立てているようだった。
クレントが鋼のオクタスターを戻した。
「だからこそ」と言った。「これは魔力暴走ではなかった。M段階でもない。かすりもしない」
ルビンが二本の指で結晶を指した。「紫の脈なし。間違った呼吸なし。マナ放出なし。爆ぜもなし」
「つまり別のもの」とヴァレリアが低く言った。
誰も反論しなかった。
「別のもの」とクレントが確認した。「そしてそれがまるきり気に入らない」
アリスが外套を肩にきつく引いた。「じゃあ森が原因ではなかった?」
「そういう形ではない」とルビンが言った。「魔力暴走の時のようにではない。だが魔力暴走ではないことは無害を意味しない」
スマラグドがテントに目を戻した。
アリッサがまだ眠っていた。
穏やかに見えた。ほとんど偽りの穏やかさで。
ヴァレリアもそれを見た。
「今日先へ進む」としばらくして言った。「でもすぐにではない。あの子にはまだ少し必要」
「時間」とルビンが言った。
クレントが頷いた。
「起きたら、星を説明してやる」
スマラグドが見上げた。「誇りに思うように?」
クレントが首を振った。
「違う。前に何がいたか理解するために。そして俺たちがなぜ怖かったか理解するために」
ヴァレリアが短く腕に手を置いた。
しっかりと。温かく。大きな身振りなく。
触れ合いが、今口にしたくないすべてを語った。
まだ怒ってる。でもここにいる。
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遠く、空き地と湿った朝のはるか向こうで、スライムの群れが下草を進んでいた。
青。赤。緑。黒。黄。紫。白。桃。橙。
シダと根の間のほとんど滑稽な光景。
それでもこの奇妙な映像にすら、まるきり無害ではないものがあった。ヴォルフクラウがまだその存在すら予感していないことに、森がとうに取り組んでいるかのように。
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