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第59章 - 限界!

※本話には激しい戦闘描写・流血・子供による殺傷の描写が含まれます。苦手な方はご注意ください。

アリッサは穏やかに呼吸しようとしたが、身体がもうまともに従わなかった。


胸が急いて上下していた。誰かが肋骨に鉄の輪をはめてゆっくり締めているかのように。呼吸の一つ一つがどこかで引っかかった。空気は入るが、届くべき場所に届かなかった。汗が額を、目を、頬を流れ、まだ肌にこびりついている血と混じった。舌にあの金属の味。濃く錆びて。呑み込むたびにもっとひどくなる。


指が片手剣の柄であまりに激しく震え、刃が微かに振動していた。


武器を不安に持つ子供のようにではなく。


あまりに長い時間を限界に立ち、頑固さだけで直立している身体のように。


背後でアリスが木にもたれていた。


背中を樹皮にきつく押しつけて。脚がとうに頼れなくなっていたから。掌がまだ弱く緑に灯っていたが、光は消える寸前の蝋燭のようにちらついていた。アリッサの集中を繋ぎ止め、小さな出血を止め、一拍ずつ筋肉を支えてきた。その助けの一つ一つが、アリス自身の顔から空気と色を吸い取っていた。


アリスは蒼白になっていた。怯えた蒼白ではない。もっと深く。空。身体が次の術のたびに、そもそもまだ付き合うかどうかを新たに決めなければならないかのように。


「もう一回」とアリッサが搾り出した。声がかすれ、荒く、ほとんどひび割れていた。「あと一回だけ」


勇気には聞こえなかった。


今ばらばらにならないよう自分を説得している者に聞こえた。


テントを見ないよう強いた。


後ろを見ない。


安全があるべき場所を見ない。


今ほんの一拍でも目を離したら、ゴブリンに引き裂かれる。野営地への道が開く。スマラグド、ヴァレリア、クレント、ルビン、ディアマントがもう眠っている者ではなくなる。標的になる。


そうなれば今まで血を流してきたすべてが無意味になる。


チャンピオンゴブリンが前に立っていた。岩のように幅広く。重い斧を緩く手に。決定打をまだ取っておいているかのように。後ろに普通のゴブリンがひしめいていた。低く、速く、貪欲に。さらに後方に魔法使いが手を掲げて待っていた。一体目の指の間に火が集まっていた。もう一体で土が凝縮していた。三体目の前で空気が揺らめいていた。四体目が手をもっと低く保っていた。足元の地面をどう引き抜くか量っているかのように。


最後尾にジェネラル。


静かに。


大きく。


確信を持って。


もう常には叫ばなかった。必要がなかったから。時間が味方だと知っている者のように見えた。


アリッサは手首と前腕の痛みを感じた。もう一つの痛みではなかった。鈍く灼ける重さ。骨そのものがこれ以上の動きすべてに抗議しているかのような。


もう無理......


考えが予告なく来た。


黒く。


重く。


広がって自分の中のすべてを呑み込もうとする何かのように。


アリスの声が後ろから届いた。荒く、かろうじて保たれて。


「アリッサ......呼吸。止まらないで。止まったら......」


「......死ぬ」


アリッサが自分で文を終えた。


そして空気を吸った。できる限り深く。痛むまで。


ゆっくり吐いた。


一度。


もう一度。


冷たい朝の空気が肺を擦った。濡れた落ち葉と土の味。そのすべての下にまだ舌の上の血の味。


あと一回だけ。


かすれた叫びとともに駆け出した。


「ライトニングストライク!」


青い光が刃を走った。


柔らかくなく。美しくもなく。金属と革の上を嘶き、腕を、肩を、胸郭を走った。稲妻が身体を通過路として一瞬だけ使うと決めたかのように。オゾンが鼻を灼いた。一瞬だけ、多すぎる、心臓が砕けると思った。


そして動きだけになった。


最初の一歩にほとんどつまずいた。だが持ち直し、湿った土を蹴って最初のゴブリンに突進した。


近すぎた。


速すぎた。


刃が当たった。


肉を感じた。温かく粘り。次にあの短くおぞましい、抵抗をやめる時の崩れ。血が傷から噴いた。熱く湿って。指に、手の甲に、頬まで飛んだ。一筋が唇に当たった。


鉄。


塩。


温もり。


アリッサは吐きたかった。


胃が縮んだ。自分自身を捩じ出そうとするかのように。


だがやめなかった。


ゴブリンが崩れ、アリッサはもう次の歩にいた。


まだ考えるな。後で考える。


次の攻撃の名前が、本当に言っていると完全に理解する前に口にあった。


「クアドラプル......ライトニング......」


クレントの技だった。


彼のリズム。


彼の硬さ。


今ためらったら、この勢いの残りを持っていくチャンスは二度と来ないとアリッサは知っていた。


アリスが後ろで震える手を上げた。アリッサの背中の緑が一度明滅した。薄く力を込めて。衝撃ではない。奇跡でもない。最後の繋ぎ止め。


「正確に」とアリスが吐息のように。「一呼吸。四歩」


アリッサが空気を吸い込み、もう離さなかった。


動いた。


一歩目が左へ。刃を低く導いて。外からゴブリンに当たり、線から引き裂いた。何が起きたか理解する前に甲高い声で崩れ落ちた。脚がもう持たないと。


二歩目がもっと狭く。アリッサが腰を回した。腕ではなく。クレントが数え切れないほど叩き込んだ通りに。刃が次の首に走った。血が横に噴いた。温かく乱雑に。身体が崩れた。腱が突然濡れた糸になったかのように。


三歩目は跳躍ではなかった。湿った落ち葉の上を滑るように。刃がもう一体のゴブリンの胸と肩を横切った。即座に綺麗に断つには高すぎた。喉を鳴らしてよろめいて倒れるだけ十分に深く。


四歩目がチャンピオンに届いた。


完全には当たらなかった。


ほんの一息遅く、ほんの一息低く。刃が喉をかすめ、首に血の線を引いた。キルではない。綺麗な仕上げでもない。だが悪意の笑みが顔から消え、代わりに別のものが残るだけ十分に。


怒り。


そして敬意。


アリッサはそれでも動きを通し、外れた直撃からさらに回り、最後の力で射線上の最後の普通のゴブリンに刃を突き刺した。


またあのおぞましい崩れ。


また温もり。


また突然ただの重さになる身体。


剣を引き抜いて線から後ろに跳んだ。


一呼吸で四体。


その前に一体。


五体が地面に。


アリッサの膝が崩れた。


刃の先を地面に突き刺してかろうじて持ち堪えた。土が金属に湿ってこびりついた。視界の端が暗くなった。さっきまで森だった場所に黒い斑点が踊った。腕が麻痺して自分のものではないように感じた。


やった......本当にやった......


一拍の間、弱い、信じられない笑みが顔に忍び込んだ。


ほとんど子供っぽく。


ほとんど明るく。


目を上げた。


まだ立っているものを見た。


魔法使い四体。


ジェネラル。


そしてチャンピオン。傷を負ったが直立して。片手を血が出る喉に当て、目に剥き出しの憎悪を湛えて。


アリッサの笑みが崩壊した。


アリスが一歩前に出てほとんど崩れた。木に捕まり、鋭く息を吸い、口を引き結んだ。痛みをまず歯の奥に押し戻さなければならないかのように。手の周りの緑がもっと淡くなった。もっと薄く。


「アリッサ......」声がもう擦過音にすぎなかった。「やった......やったわ。今は......」


アリッサが顔を上げた。


今は何? 逃げる? 立ち続ける? 崩れる?


ジェネラルが叫んだ。


胸から空気を引き裂くような叫び。


魔法使いが即座に反応した。火球。土塊。突風。ためらいのある試みはもうなかった。チャンピオンが突進した。重い刃を手に。魔法使いの一体の術が汚い煌めきのようにその上に乗った。金属そのものがもっと重くなりたがるかのように。


アリッサが後退してほとんどつまずいた。


多すぎる。もう無理。


剣が指からほとんど滑り落ちた。


アリスが両手を上げた。あまりに激しく震えて、今にも崩れそうに見えたが。細い緑の糸がアリッサの胸に巻きついた。強めるためではなく、そもそも繋ぎ止めるために。


だが糸すら震えていた。


光がちらついた。


「わたし......は......」アリスの声が割れた。痛みが顔を覆った。濾過されず、剥き出しに。「もう......これ以上は......」


アリッサが最後にもう一度剣を上げた。


だが脚の反応が遅すぎた。


世界の端が黒くなった。


ジェネラルの咆哮が突然とても遠くに聞こえた。


---


稲妻が来た。


地面への打撃としてではなく。


警告としてでもなく。


判決として。


巨大な青い斬撃が群れを走った。空気と身体と金属を通った。同じ線の上にあるすべてを同じ過ちと見なすかのように。


首が飛んだ。


綺麗にではなく。英雄的にでもなく。重く唐突に。魔法使いの首が二つ濡れた地面を転がった。血と露の汚れた筋を残して。チャンピオンが一振りの精密な一撃で首を失い、身体があまりに鈍く後ろに倒れ、落下が斬撃よりひどく見えた。


三体目の魔法使いがただ砕けた。四体目が叫びが喉から完全に出る前によろめき、命を身体から引き裂かれたかのように倒れた。


血がシダと落ち葉に乱雑に飛び散った。


温かく。


粘って。


重く。


アリッサにはもう半分しか見えなかった。


パパ......


それが最後のはっきりした考えだった。


すべてが黒くなった。


---


アリッサが崩れ落ちた時、クレントはもうそこにいた。


道を歩く必要がある人間のようには現れなかった。一瞬だけ稲妻があり、次にアリッサとジェネラルの間に立っていた。双剣が横に垂れていたが、周囲の電流があまりに鋭く嘶いて、地面の露が細い糸になって蒸発した。


ジェネラルが叫び、重い刃を振り上げた。


クレントが動いた。


たった一振り。


ジェネラルの腕が地面に落ちた。


ためらいなく。目に見える努力もなく。敵ではなく、ようやく世界から消えるべき事実に対処したかのように。


「あれは俺の娘だ」と低く言った。


その穏やかさの中に叫びより悪いものがあった。怒り。あまりに冷たく完全で、騒音を必要としなかった。その下にもう一つ別のもの。誇り。痛み。同時に殺意がなければほとんど優しさになっていたかもしれない硬さ。


視線がほんの一拍だけアリッサに流れた。湿った草に動かず横たわる姿に。


「俺の誇り」と呟いた。「よく戦った」


双剣を上げた。


青い稲妻がその間に張った。空気そのものが裂けて見えるほど密に。


「これで終わりだ」


「雷撃・初代戦士!」


傍にもう一つの姿が現出した。


本当の身体ではない。肉でもない。純粋な稲妻と角と光の戦士の形。周囲の朝が褪せるほど眩しい。分身が同じ剣を、同じ構えを、同じ致死の集中を上げた。


ジェネラルが怒りに叫んで突進した。


クレントが背を向けた。


芝居がかってではなく。


見せつけるためでもなく。


自分にとって何が大事かがとうに決まっていたから。


アリッサのところへ歩いた。


ゆっくり。真っ直ぐ。


背後でジェネラルが残った手で打ったが、分身が間に入った。稲妻が鋼にぶつかった。光が金属を喰った。ジェネラルのすべての打撃が電流だけに当たり、クレントのそばを通ろうとするすべての試みが新しい稲妻の斬撃で終わった。


ジェネラルが叫び、よろめき、また打ったが、光の姿の方が速かった。精密だった。最終的だった。


分身が刃を胸に突き通した。


ジェネラルの叫びが音の途中で砕けた。


身体が重く前に倒れた。


稲妻が消えた。


電流の姿が倒れる間にもう痙攣する光の糸に崩壊し、即座に空気の中で死んだ。


クレントはもうアリッサの傍にいた。


膝をつき、慎重に持ち上げ、胸に引いた。頭が力なく肩に落ちた。頬に血がこびりついていた。髪に土がまとわりついていた。


クレントが一拍だけ目を閉じた。手が背中に滑った。呼吸しているか感じるためだけに。


していた。


浅く。


だがあった。


顔が柔らかくなった。怒りが完全には消えずに。


「よくやった、俺のお姫様」と囁いた。笑みが小さく、脆く、痛みに満ちていた。「本当によくやった」


傍でアリスが膝をついた。


望んだからではない。身体がようやく、十分は十分だと決めたから。意志と背中の木だけで起きていた。手の緑はなくなっていた。完全に。顔が消耗で透き通って見えた。


アリッサを見た。視線に劇的なものはなかった。ただ消耗した、ほとんど意地の固定。


できる限り支えた。


「生きてる」とアリスが搾り出した。言葉が突き出すように来た。「でもあの子は......」


「限界だ」とクレントが穏やかに終えた。


アリスを見た。


ほんの一瞬。


だがその視線に、一文より重い声のない「ありがとう」があった。


---


戦闘の音で野営地はとうに起きていた。


ヴァレリアが幕を引き裂いて飛び出した。


視線が戦場を走った。切断された首を。血にまみれた身体を。濡れた草に残る稲妻の湯気を上げる痕を。そしてクレントの腕のアリッサを見た。


顔のすべてが同時に崩壊した。


「そんな......アリッサ......!」


ルビンとディアマントがすぐ後ろに来た。


ルビンが一拍立ち止まった。胃を打たれたかのように。目が血を、身体を、アリッサの動かない顔を辿った。


ディアマントの手が拳に握りしめられた。指関節が白く浮くほどきつく。


クレントがゆっくり立ち上がった。アリッサを腕に。


稲妻は消えていた。


ただ目だけが、今起きたことの冷たさをまだ帯びていた。


ヴァレリアが駆け寄った。手が震えながらアリッサの頬に触れた。肌と血を通して娘がまだいると確かめなければならないかのように。


「どうしてあの子を戦わせたの?」声が文の途中で割れた。涙が目に煌めいたが、その下に怒りがあった。剥き出しで鋭い。「子供なのに!」


クレントは最初何も言わなかった。


ただアリッサを見下ろした。この森に今この小さく消耗した腕の中の身体より現実的なものは何もないかのように。


そして低く答えた。


「あの子が望んだからだ」


視線がヴァレリアに上がった。


「そして真のイングリッドであることを見せたから」


ヴァレリアが低く嗚咽した。今度は何も抑えずに。


アリッサを受け取った。慎重に。ほとんど怯えるように。強すぎる圧で壊れるかのように。即座に引き寄せた。この抱擁だけでこの朝が奪ったものを取り戻せるかのように近く。


ルビンが寄ってヴァレリアの肩に手を置いた。


しっかりと。


穏やかに。


慰めとしてではなく。支えとして。


ディアマントがクレントからアリスに目を移した。まだ地面に座ってよろめく指で自分の腕の包帯を締め直していた。倒れないためだけに。そしてまたアリッサへ。顔が静まっていた。あまりに静かに。


朝日の最初の光線が木々の間を滑り、戦場の上に落ちた。ここがただのもう一つの朝であるかのように。


だがそうではなかった。


アリッサにとっては最初の一太刀の朝だった。


最初の本当の部分的勝利の朝。


そして勝利が何を代価にするか、身体が学んだ朝。

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