第55章 - 旅路の再開
しっかり朝食を取った後、一行は宿を出てソルトリスへの旅を再開した。
クライルが静かに後ろに残った。屋根の上にまだ朝霧の残りがあり、煙突から細い煙が澄んでいく空に立ち上っていた。雨戸が風の中でかたかた鳴った。どこかで犬が一度だけ吠えた。短く不安げに。あの夜が本当に終わったか確かめなければならないかのように。
目の前に森があった。
そしてこの森のどこかの向こうにソルトリスがあった。
多くの者にとって、ソルトリスはただの学院都市だった。知識と魔力の中心。メリィアの伝説的な学院の故郷。世界が試す前に冒険者が鍛えられる場所。
アリッサにとってその名前は違う感触だった。
目的地のようにではなく。
ゆっくり自分に向かって転がってくる何かのように。
小道がまた密な幹の間を通った。苔が樹皮に重く湿って垂れていた。足元の地面がブーツの下で柔らかく沈み、すべての上に土と茸と、無害なふりをする森の静かな吐息の匂いがあった。
誰もあまり話さなかった。
ルビンとディアマントが前を歩いた。急がず、気楽にでもなく。経験ある冒険者が、身体が道を引き受け頭がまだ後ろに残ったことに囚われている時に取る均等な速度で。ヴァレリアがアリッサのすぐ傍にいた。クレントが反対側に。押しつけがましくは近くないが、小さな不安のたびに即座に誰かがいると感じられるだけ近く。
アリス・ラウンズが一行の最後を足を引きずって歩いた。腕の包帯は新しかったが、外套と手袋にまだ乾いた血の縁がこびりついていた。ほとんど話さなかった。ただ目が覚醒して注意深いまま。あらゆる細部を留めるかのように。生き延びることが後で何を覚えているかにかかることもあるから。
ルビンが無意識にペースを落とした。アリスが遅れないように。
「大丈夫?」と一度呟いた。むき出しの根を越えなければならない時に。
アリスが短く頷いた。「歩ける」
そして前を見た。アリッサが歩いているところを。
「一緒にいなきゃ」
声はかすれていたがしっかりしていた。
ルビンは最初何も返さなかった。それでもアリスの意味を理解した。
アリッサが静かに歩いていた。旅路の子供が見せるべきよりずっと静かに。指が剣の柄にきつく巻きついていた。手が湿るほどきつく。木々の間のどの影も、答えたくない問いのように感じた。
また制御を失ったら......また......
考えがまるきり形を取る前に断ち切った。
隣をスマラグドが歩いていた。
近すぎず。遠すぎず。助けとは時に手をすぐ掴まないことだと理解した親友が歩く、ちょうどの場所に。
ディアマントがしばらく黙ってアリッサを観察した。そして二本の指でスマラグドを手招いた。追いつくと少し身をかがめ、耳元に何か囁いた。
一文だけ。おそらく二文。
だがすぐにスマラグドの姿勢が変わった。
それまではアリッサからすべてを引き受ける準備ができている者に見えた。その後は違った。もっと穏やかに。もっと覚醒して。「わたしがやって見せる」ではなく「傍にいる」。
スマラグドが一度頷いてアリッサのところへ戻った。
「ね」と小さく柔らかな笑みで言った。「何か来たら一緒にやろう。傍にいるから」
アリッサが目を上げた。
一部は「いい」と言いたかった。ヴァレリアの後ろに隠れて、心臓がどの動きでもつまずくのをやめるまで出てこないでいたかった。
だがスマラグドはアリッサを壊れやすいもののようには見ていなかった。
ただそこにいた。
だからアリッサはためらいがちに頷いた。
ヴァレリアとクレントが短い視線を交わした。クレントが何か言おうとした。ヴァレリアがかろうじて見えるほどに首を振った。ディアマントがスマラグドに何か囁いたなら、理由がある。
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ルビンの思考はその間まだ朝の木の下に引っかかっていた。
アリッサの炎。
赤。
青。
緑。
そして黒。
何度も検査されて、結晶はいつも空のまま。じゃああの子は正確にはどうやって火球を出してるの? なぜ一つ一つ感触が違う? 真似する力と関係がある? でも私たちの誰にもあんなものは出せない。
視線が前方のアリッサに流れ、ちらりとヴァレリアに。
何も言わなかった。
だが問いは残った。
森がもっと密になった。小道が高い幹の間を細く縫い、場所によっては一列でしか通れないほど狭くなった。
そこに最初のスライムが現れた。
青いスライム。小さい。緩慢。シダからぬるぬると道に這い出てきた。粘って半透明で、光と湿気がその中にある。大きくはない。特に危険でもない。無害なものでも十分に愚かなら歯を持てることの念押しのような。
「スライムだ」とディアマントが言っただけ。
それ以上は要らなかった。
スマラグドが即座に前に出た。痩せた森の狼の方が心配だったろうが、スライム相手でも姿勢は真剣なまま。
「見てて、同じようにやって、いい?」とアリッサに低く言った。
駆け出した。
一振り。一歩先へ。もう一振り。
二体のスライムがほぼ同時に弾けた。粘液が横に飛び、光の中で一瞬煌めいて崩れた。スマラグドは地面が何が起きたかまともに理解する前にもう動いていた。
アリッサが剣を上げた。
昨日より重くはなかった。
それでも重すぎた。
できない......
目の前にスライムが近づいてきた。ゆっくりと。だがまさにそれ故に不快に。すべての時間があるかのように。小さかった。本来敵ではない。だがアリッサの身体はスライムを見ていなかった。影を見ていた。棍棒。木の上の血。草の中のスマラグドの身体。
「アリッサ」とスマラグドが穏やかに言った。「頭じゃなくて核。強く打たなくていい。正直に当てるだけ」
アリッサが唾を呑んだ。
前に出て打った。
動きが不揃いだった。最初が躊躇いすぎて、最後が硬すぎた。だが刃が当たった。スライムが弾けて、粘つく滴がアリッサのブーツに当たった。
喘いだ。
地面のとろけかけた粘い何かを見つめた。
そして自分の手を。
本当に......当たった。
「上手!」とスマラグドが即座に叫んだ。「ほらね? できるじゃん!」
二体目のスライムがアリッサに飛びかかった。
今度はよろめいて退いた。剣が指からほとんど滑った。パニックが速く熱く湧いたが、スマラグドがもうそこにいた。綺麗な一振りでスライムを割り、アリッサの前に立った。
「怖くないよ」と言った。今度はもっと穏やかに。「一緒にやるから」
アリッサが頷いた。膝が柔くなったが。
割れたスライムが溶けた。
粘った塊から何かが石の上に落ちた。
明るく硬い音。
銅のオクタスター。
小さい。無害。指先ほどの大きさ。あの音だけで十分だった。
アリッサが凍りついた。
星そのもののためではなく。
頭の中でその奥に引き裂かれたもののために。
キュクロプス。
棍棒。
スマラグドを守ろうとした自分。
木。
血。
すべてが静かになって、こう感じるのかと思った瞬間 - 終わる時。
顔からすべての色が抜けた。
背を向けて吐いた。
ほとんど出なかった。苦さと胆汁と、それでもまだ痙攣したがる空の胃の痛みだけ。森の静寂の中であの音が硬かった。大きすぎた。剥き出しすぎた。
ヴァレリアが即座に一歩前に出た。
クレントも。
ディアマントが手を上げた。
小さな動きだけ。
だが明確に。
ヴァレリアが止まった。目に即座に反発が閃いた。本能。母親。クレントも止まった。身体が掴むことと従うことの間で見えるように張っていた。
ディアマントの声が低いまま。
「キュクロプスとの戦いで心に傷を負っている」と言った。「自分で立ち上がって歩き続けなきゃならない。そうしなきゃまさにここで止まったまま」
冷たい一文ではなかった。
硬い一文ですらなかった。
間違った柔らかさを自分に許さない一文にすぎなかった。
クレントがゆっくり頷いた。
そしてその目に一瞬、アリッサに向けてではないものがあった。かつて死体の間に立って、こんなことの後にどうやって一歩でも前に出すのか分からなかったもっと小さな少年に向けたもの。
覚えている。両親が俺を守って死ぬのを見た時。その後の一歩一歩が裏切りのように感じたのを。
アリッサが手の甲で口を拭った。目がぼんやりしていた。胸が速すぎる上下をしていた。そこに立って、足元の地面をまず認識し直さなければならないように見えた。
スマラグドが近づいた。
ゆっくり。
押しつけずに。
ただ手を差し出した。
「呼吸して」と囁いた。「まず呼吸。それから一つずつ」
アリッサがその手を見つめた。まず稼がなければならないもののように。
そして自分の手を中に置いた。
きつくではなく。
だが本物。
一歩前に出た。
たった一歩。
だがこの一歩はスライムへのどの打撃より重かった。
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その後、小道がまた静かになった。
穏やかにではなく。嘔吐の後に身体がまた整理しようとする時にようやく気づく種類の静か。アリッサは歩き続けたが、一歩一歩が全身を通らなければならないかのように感じた。苦い味がまだ喉にあった。ヴァレリアが無言で渡した水はほとんど助けにならなかったが、杯の温もりは良かった。
クレントが短く肩に手を置いていた。
大きな言葉はない。慰めの文もない。ただ圧。そこに。
そしてディアマントの決断がまだ彼女の中に響いていた。
自分で立ち上がる。続ける。そうしなきゃ乗り越えられない。
正しく聞こえた。
それでも痛かった。
隣をスマラグドが歩いていた。
アリッサの手をずっとは握っていなかった。離して、また取って、また離した。こう言いたいかのように - 一人で立っていい。でも一人じゃなくてもいい。
アリスが後ろから見ていた。
視線がアリッサに留まる回数が気に入るより多かった。評価的ではなく。「歩き続ける」と「崩れる」の間の線がどれほど細いか正確に知っている者の、あの静かで覚醒した心配で。
ルビンが傍を歩いていた。
半分守りで。半分拍子を取って。
森の道が湿った幹の間をさらにうねった。茸の匂いが空気にあった。地面が柔らかかった。風が梢を通ることはめったになく、通ると森が眠りの中で寝返りを打つような音がした。
アリッサが自分から遅くなった。
目の前に緑のスライムの一群が道にいた。
多くはない。だが二、三体でもない。粘く湿った流れのように根と石の上を押す小さな群れ。ぴったり並んで滑るものもいた。ずれているものも。真ん中の一体が他より少し明るかった。中にもっと多くの光が閉じ込められているかのように。
アリッサが立ち止まった。
スライムへの恐怖ではなかった。
直接には。
別のもの。不安。この動きに何かがおかしいという予感。
秩序立ちすぎている。
意識的すぎる。
端の小さなスライムが一度跳ね、着地し、もう一度跳ね - 叫んだ。
「ぼくはいいスライムだよ、ぽいん!」
アリッサの目が見開かれた。
一拍の間、身体が笑いたいのか逃げたいのか分からなかった。
「今の聞こえた?」と囁いた。
スマラグドが同じく唖然と見ていた。「あれ......喋った?」
声だけではなかった。その陽気で不条理な当然さ。魔物が魔物である世界に居場所がないかのような魔物。
アリッサがスマラグドの手を引いた。
「行かせてあげよう」と囁いた。「戦いたくない」
小さなスライムが本当に一瞬立ち止まった。
二人の方を向いた。興奮して跳ね回った。
「いいスライムだよ、ぽいん!」
そして他のところに戻った。何か大事なことをはっきりさせただけのように。
大人たちにも聞こえていた。
ルビンが眉をひそめた。ヴァレリアがゆっくり矢を引いた。つがえてはいないが構えて。クレントが、入れるべき引き出しを必死に探しているように見えた。
「魔物は喋らない」とヴァレリアが呟いた。
「魔力汚染かもしれない」とクレントが言ったが、自分でも信じていなかった。
アリスが急に顔を上げた。
表情に何かが変わった。喋るスライムを見たことがあるからではない。馴染みのすべての規則に反して、だからこそ危険になろうとする何かに対するあの内側の警鈴を知っていたから。
ディアマントは何も言わなかった。
観察しただけ。
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闇の狼の群れが影から飛び出した。
攻撃があまりに突然で、アリッサが半歩退いた。
狼は夜自体が毛皮を得たように見えた。暗い。暗すぎる。毛皮が光を映すよりも呑んだ。目が鈍く灯り、動きには普通の狼の開けた追跡がなかった。下草からただ出てきたのではない。影から剥がれ出た。そこで育ったかのように。
最初の一頭がスライムの群れのど真ん中に跳んだ。
二頭目が横に引いた。
三頭目が即座に側面を探った。
そして初めて、アリッサとスマラグドは魔物対魔物の戦いを見た。
混沌ではなかった。
それが不穏だった。
狼は速く残忍だった。捕食者がそうあるべきように。だがスライムはただ何とか耐えているだけではなかった。反応していた。
前のスライムが最初の噛みつきを受け、半分潰されるに任せ、退くのではなく平たく広がった。他の二体が左右から押しつけた。美しい陣形ではない。金属の盾でもない。突然抵抗になった粘く不快な質量。
狼が深く跳び込み、片足が張り付いた。
偶然ではない。
スライムが罠のように巻きついていた。
狼が引いて吠えて引きちぎろうとした。もう一体のスライムが横から来て毒を吐いた。闇雲にではなく。パニックでもなく。開いた口に狙って。毛皮と関節に。狼が飛び退き、口元の黒い滴が湯気を上げた。
アリッサが見つめた。
スライムが共同体のように戦っていた。
狼が狩人のように。
そして真ん中で小さなスライムが跳ねていた。
「ぽいん! ぽいん!」
小さな声のたびに他のスライムがわずかにずれた。
一体が前に出た。
一体が引いた。
一体が中央の明るいスライムにもっときつく寄り添った。
アリッサにはどうやってかは分からなかった。
だがそうだということは分かった。
「スライムって弱いと思ってた」と呟いた。
クレントが近づいて頭に手を置いた。子供をなだめるためではなく。目の前で戦い以上のことが起きている間、今ここに留めるために。
「弱く見えることは多い」と穏やかに言った。「でも共同体を決して侮るな」
視線が群れに留まった。
「あれは群れだ。そして俺たちが家族であるように、あいつらも互いを守る」
アリッサが瞬きした。
胸の中で何か温かいものが動いた。
勇気ではない。
まだ。
だが理解。
闇の狼も気づいた。
戦術を変えた。もう正面からではない。一頭が弧を描いて幹の影にもっと深く滑った。二頭目も続いた。輪郭がぼやけて、掴みにくくなった。
スライムが即座に反応した。
中心が密になった。二体が明るいスライムにもっときつく寄り添った。もう一体が帯のように周囲に引いた。毒が短い噴射で地面に嘶いた。面ではなく。線で。誰も踏み入るべきでない領域を示すかのように。
アリッサの胃が縮んだ。
スライムのためではない。
影のために。
光が傾くと今では必ず、記憶以上のものが内側で目を覚ます。
また。お願い、またはだめ。
雲が太陽の前に滑った。
森が灰色になった。
狼がその灰色から攻撃した。
速く。低く。精密に。
スライムが横から裂かれた。もう一体が即座に押しつけて自分の質量で傷を塞いだ。狼が修復中のスライムに噛みつき、直接口に毒をもらった。開いた口に。毛皮と関節に。狼が飛び退き、口元の蒸気を上げる黒い滴が森の地面に線を引いた。
スライムが時間を稼ぐために質量を犠牲にした。
狼が圧を保つために痛みを犠牲にした。
スマラグドが自動的にアリッサの前に一歩出た。
「後ろにいて」と囁いた。
アリッサが頷いたが、身体は「影」という言葉を他のどの言葉より大きく聞いていた。指がまた剣の柄で震えた。
ヴァレリアの目が狭まった。
戦いを見ていた。だがアリッサも見ていた。蒼白さ。呼吸が胸の高すぎるところで留まる様子。目の前の影が、まだまるきり癒えていない何かに触れていた。
ヴァレリアが弓を引いた。
矢は大仰には現れなかった。大きな身振りもなし。ただ空気の中に集まり、手で形を見つけた霜。澄んだ穂先。凍った吐息の軸。
「アイスアローダンス!」
斉射が拍子のように来た。
一矢。もう一矢。次に複数。あまりに速く、森がただの硝子と霧にしか見えなかった。
最初の矢が跳躍中の狼を打った。霜が毛皮と手足を這った。最初は霜のように、次に氷のように硬く。狼が動きの途中で半ば凍りついた。
二頭目が横に避けようとし、肩に矢を受けた。関節が即座に凍りついた。滑り落ちた。
三頭目が幹の影にもっと深く滑った。ヴァレリアはそれには撃たず、影の縁に撃った。氷が地面に広がり、闇そのものを遮った。狼は出なければならなかった。
一拍の間、場面全体が霜と毒と粘る動きの画でしかなかった。
スライムが隙を使った。
毒の噴射。短く狙って。脚に。目に。氷が晒した開いた場所に。狼が崩れた。もう一頭が、毒と霜が同時に動きを奪って倒れた。三頭目が逃げようとしたが、スライムが脚に押しつけて動けなくなるまで押さえた。
十分だった。
残りの闇の狼が退いた。
パニックではなく。獲物が今日はその価値より高くつくと理解した捕食者の冷静な判断で。一頭ずつ戦いの縁から離れ、来た影に戻っていった。
スライムは追わなかった。
しばらく陣形を保った。誰もすぐには戻ってこないと確かめなければならないかのように。そして秩序が現れた時とほぼ同じ速さで解けた。
明るいスライムが一度跳ねた。
「いいスライムだよ、ぽいん!」
ほとんど別れの挨拶に聞こえた。
あるいは嘲り。
そして群れがぬるぬると去った。勝利もない。食事もない。ためらいもない。
ただ先へ。
戦いがただの道中の出来事だったかのように。
雲が太陽から離れた。
光がまた幹の間に落ちた。森が明るくなった。静か。
悪い静けさではない。
あまりに奇妙で、誰もまずどの言葉が先か分からない何かの後の静けさ。
アリッサは今になって息を止めていたと気づいた。
ゆっくり吐いた。
この世界のすべてが自分を殺そうとしているわけではない。
すべてがキュクロプスのようではない。
その認識は、中に希望が入っていたから、ほとんど危険に感じた。
アリスがまだスライムが消えた方向を見つめていた。指がわずかに痙攣した。羊皮紙とインクが手にあったら、即座にあらゆる細部を記録し始めていただろう。
ルビンがその目を見て、中で何が起きているか正確に分かった。
クレントがヴァレリアに向き直った。何か言う前にルビンが先を取った。
「正直、スライムも攻撃するんじゃないかと思ったわ。喋る異常があるから」
ヴァレリアが片眉を上げた。「もちろん。そして後でアリッサに怒られる。いいスライムを撃ったって」
ルビンが笑った。
クレントが頬を擦った。
俺がそれ言ってたらまた殴られてたな。
ディアマントがその顔の表情を見て、手を上げて軽く耳を叩いた。
硬くはなく。
だが十分にはっきり。
クレントが見つめた。
ディアマントが大きく笑った。「考えてるなら直接やってやれるぜ、ブロ」
ルビンですら低く笑った。
そしてアリッサは......
アリッサが瞬きして、小さな笑みが顔に忍び込んだ。
すべてが良いからではない。
影が消えたからでもない。
だが一瞬だけ、胸の上にあるのは記憶の中の棍棒の重さだけではなかった。
別の何かもあった。
いつか、また勇気になれるかもしれない何か。




