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第50章 - おやすみ、小さな星

緑の目が宿の暗闇の中で灯っていた。


影の中にただ立っているのではなかった。影そのものでできているかのようだった。夜自身が二つの点を空け、そこに光を入れたかのように。微動だにせず。瞬きもせず。年では測れない古さ。人間が扉に閂をかけ、闇に蝋燭を立てることを覚えるずっと前から見守っていた何かの匂いがする古さ。


視線は寝台の少女だけに注がれていた。


部屋は静かだった。完全な無音ではない。宿は決して完全には眠らないから。どこかの木の中で板がきしんでいた。屋根が風の中で微かに軋んだ。別の部屋から一度咳が聞こえた。壁と布に篭って。だがそのすべてが端に押しやられた。中心にはアリッサだけが残った。


横向きに寝ていた。顔が半分窓に向いて、蒼い髪が枕にもつれている。月光が細い窓ガラスを通り、額、睫毛、包帯、そしてどれだけ注意しても肌に残った乾いた血の細い線を撫でた。胸が上下していた。まだ浅すぎた。まだ慎重すぎた。一呼吸ごとに本当に続けていいか確かめなければならないかのように。


「おやすみ、小さきもの......」


声があまりに低く、吐息以上のものではなかった。もし風がこう話せたなら、隙間を抜ける風と聞き間違えたかもしれない。人間的なものは何もなかった。冷たくもなく。温かくもなく。十分に長く沈黙していて、わずかな言葉で足りる何かのように。


かろうじて見える煌めきが空気に置かれた。


眩しい輝きではない。空間を主張する術でもない。月光の中の埃を横目に見て、本当にそこにあるのか、ただ記憶が生んだものかを言えない時のような。部屋の呼吸が変わった。もっと柔らかく。もっと穏やかに。見えない二枚目の毛布を寝台にかけたかのように。


アリッサの額が緩んだ。


完全にではない。ほんのわずかだけ。だが眉の間の深い皺がもう、眠りの中でまだ何かと戦っているようには見えなくなるだけ十分に。呼吸がもっと均等な間隔を見つけた。その中の震えが収まった。速く打ちたがる心臓に、ちょうどいい瞬間に手を置いた者がいたかのように。


緑の目が一瞬強く灯った。


一拍の間、そこに鱗の光沢が映った。古いもの。荘厳なもの。空間の中で大きくはないが、空間に与える効果において大きい。そしてそれも消えた。表面を一瞬突き破っただけの記憶にすぎなかったかのように。


寝台の端でざわめきがした。


布のようにではなく。


木の上の爪のようにでもなく。


人間がもう聞いていない夜に、葉が互いに寄り添う時のように。ほんの一瞬、月光がシルエットをなぞった。小さい。一見して恐ろしいものには見えないほど小さい。小さな角を持つ頭。骨よりも葉を思わせる角。別の世界なら枕に刺繍されていたかもしれない輪郭。それでいて、まさにこの無害さが偽りに感じられるほど静か。


そしてまた暗闇だけ。


アリッサは眠り続けた。


もっと深く。もっと均等に。呼吸が穏やかで狭い間隔で毛布を上下させた。額にまだ汗があり、月光の下で肌が白すぎたが、何かが彼女の上にあった。守られている感じ。見えない。だがある。


---


彼女の内側にはそのどれも届いていなかった。


そこでは鏡の前に立っていた。


大きかった。掛けられている部屋にしては大きすぎた。細く高く、金属の枠は無機質で、光沢すら冷たく見えた。中の映像がアリッサに従うまでに一拍かかった。どの顔を見せるか、鏡自身がまず考えているかのように。


自分の顔だった。


それでいて違った。


硝子の中の少女は、誰かが色から生気を抜き取り、視線だけを残したように見えた。肌が蒼白だった。冬の朝に鏡で見る普通の白さではない。病んでいた。疲弊していた。肩が落ち込んで、痛みを減らすために身体がもっと小さな場所を取ろうとしているかのように。髪が薄く横に落ちていた。手入れされていないのではなく。疲れ果てて。そして目......目は、現れないものをあまりに長く探し続けた者のように見えた。


消毒液の匂いがした。


清潔すぎた。鋭すぎた。あらゆる生きたものを即座に規則に押し込もうとする匂い。


壁は白かった。


明るくではない。白。ほとんど痛いほど白。誰もまだ何も書いていない紙のように白。何を待っているのか分からずに待つ部屋のように白。


アリッサが自分を見下ろした。


簡素な寛衣がかかっていた。肩が大きすぎた。布が手仕事ではなく工場の匂いがする世界に属するには真っ直ぐすぎた。手首にバンドがあった。名前が書かれている。そして数字。


文字は知っていた。


それでも何も言わなかった。


後ろに寝台があった。


傍に奇妙な装置があり、同じ拍子で鳴っていた。規則的に。均等に。安らぎではなく沈黙を一片ずつ切り裂く音。管が台から垂れていた。透明な液体の袋がぶら下がり、重要に見えるには小さすぎるリズムで滴っていた。まさにそれ故に恐ろしく思える。


アリッサが鏡に手を上げた。


指が震えた。


強くはなく。言い訳できないだけ。硝子の上で呼吸が一瞬表面を曇らせた。その曇りの中にすでに震えがあった。胸が痛むような。


わたし......あれがわたし?


問いははっきりとは来なかった。


もっと内側から肋骨に寄りかかって留まるもののように。


部屋の外のどこかで声が聞こえた。篭って。知らない声。ソルトリスに聞こえない言葉。自分の世界に合うものに聞こえない言葉。扉が閉まった。装置の音が一拍高くなった。


アリッサが振り返った。


ケーブル。


管。


金属の棒。


透明な液体の袋。世界にこれ以上大事なものなどないかのように、動じずに身体に滴り続ける。


そして鏡の中に、突然もう一人いた。


完全にではない。


光からまだ切り出し終わっていない姿のように。輪郭がぼやけていた。空間がまず許さなければならないかのように。子供。小さい。細い。緑の目。


微笑んでいた。


悪意ではなく。


親しみでもなく。


知るように。


アリッサがまだ理解しなければならない何かを見ているかのように。


なぜここにいるの?


訊きたかった。


喉が閉じた。


声は出なかった。


鏡がちらついた。


壁の白が一瞬崩れ、何か緑がその上を引いた。柔らかく生き生きと。太陽の前に滑る葉のように。部屋が自分を保とうとした。装置が鳴り続けた。緑の目の子供はいた。


そしてアリッサはもう完全に鏡の前ではなかった。


同時にその中と前に立っていた。


手が硝子に。


顔があのもう一つの顔に近すぎて。


そして突然知った。この白を知っていると。知りたくないのに。この空気、この音、この透明な液体、この手首のバンドが、ただ奇妙な夢の一部ではないと。その中の何かがもっと深く座っていた。名前の下に。記憶の下に。別の世界が覆い隠しても消えないものがある場所に。


緑の子供の後ろでまた森の緑が鏡を走った。


ほんのかすかに。


一枚の葉。


ざわめき。


そして消えた。


アリッサがもう片方の手を上げた。


今度はもっと強く震えた。鏡がまた曇り、吐息がかかった時、一瞬二つの世界が同じ面で呼吸しているように見えた。白と緑。消毒液と葉。電子音と風。


鏡の中の子供も手を上げた。


鏡像のようにではなく。


一拍早く。


アリッサは胃が縮むのを感じた。


あなたは誰?


また声は出なかった。


問いが言語より大きい時の、あの狭く痛む喉の感覚だけ。


子供が首をわずかに傾けた。


緑の目が柔らかくなった。


哀れみではなく。


遊び心でもなく。


なぜそこにいるか説明する必要のない存在だけが持つ穏やかさで。


アリッサの後ろで音が速くなった。


部屋の白がちらつき始めた。鏡に細い亀裂が入った。本当の裂け目ではない。映像の中の線だけ。向こう側から何かが押しているように見える線。


アリッサが一歩退いた。


寛衣がざわめいた。


手首の数字がぼやけた。その上の名前が一瞬変わるように見えた。インクがもう別のことを言おうと決めたかのように。


そして鏡の縁にまた緑が被さった。


今度はもっとはっきり。


森そのものではない。その記憶。葉の影。額の夜気の感覚。この白の向こうのどこかで誰かが寝台の傍で見守っているという知。


電子音が遅くなった。


鏡が震えるのをやめた。


緑の目の子供がもう一度微笑んだ。かろうじて。そして指を唇に当てた。沈黙を求めるのではなく、ただ思い出させるかのように。


そしてすべてが静かになった。


白が退いた。


装置が輪郭を失った。


寝台、ケーブル、棒、袋、扉、部屋の向こうの声 - すべてが流れ去った。誰かが部屋を水に沈め、手で表面を拭ったかのように。


残ったのは緑の目だけ。


そして暗闇。


---


宿の部屋で風が静かに壁を撫でた。


緑の目が寝台の端でまた灯っていた。前ほど明るくなく。苔の下の熾火のように。小さなシルエットは動いていなかった。あるいは動いたのかもしれない。言うことは不可能だった。部屋がもう少しだけ温かくなっていた。夜の冷気がアリッサの肌まで届かなくなるだけ。


アリッサが息を吐いた。


今度は胸のあの小さな引っかかりなしに。


夢の中で鏡がもう一度最後にちらついた。白が戻ろうとしたが、何か緑がその上に被さった。光の前の葉のように。


「おやすみ」と声が吐息のように。


風が一瞬だけ人の形にした思考以上のものではないほど低く。


「おやすみ、小さな星」


アリッサの額が滑らかになった。


呼吸が穏やかなまま。


寝台の周りの弱い煌めきがもう一度最後に脈打った。


そして消えた。

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