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第48章 - ごめんなさい

「手伝ってもいい?」


スマラグドがヴァレリアの隣に草の中に座った。空き地にはまだオゾンと焼けた土の匂いが漂っていたが、声は澄んでいた。子供っぽい興奮ではなく。おずおずでもなく。この数時間で硬くなった何かのように。


「もっとちゃんと覚えたいの」


ヴァレリアが目を上げた。


疲労が重く顔にあった。肌に埃がこびりつき、目は涙がとうに尽きたかのように見えた。それでも同意があった。静かに。事務的に。話すためではなく。するために。


頷いた。


「いいわ」と低く言った。「私のリズムを見て」


目の前にクレントが半ば横向きに倒れていた。双剣が傍の草に、もう持つには重くなったかのように。肌に細い黒い筋が走っていた。不自然に暗い。何かが一瞬皮膚の下にいて、去る時に痕を残したかのように。ヴァレリアの手がその痕の上を浮いていた。押さずに。温もりが届くだけの近さで。


小さく柔らかな光が掌から流れた。


急がずに。


貪欲にでもなく。


波のように来た。穏やかな衝撃。間。もう一つの衝撃。その間に呼吸。均等で意識的に。まるで静止も治癒の一部であるかのように。


「治癒はただの魔法じゃないの」とヴァレリアが言った。「呼吸よ。集中。忍耐」


息を吐き、吐く息とともに光がクレントの胸の上をもっと深く滑った。


「押したら裂ける。流したら閉じる」


スマラグドが唇を噛み、手を隣に置いた。肩を下に強いた。緊張が呼吸を壊すとすでに知っていたから。一拍の間何も起きなかった。そして指の間に淡い緑の煌めきが灯った。


弱く。


まだ不安定に。


押し込まなかった。リズムを探しただけ。吸う。止める。吐く。緑が少し落ち着いた。ほとんど明るくはならなかったが、ようやく呼吸に結びついて綺麗になった。


「こう?」と訊いた。


ヴァレリアが短い横目を投げた。「そう。小さく保って。呼吸が速くなったと気づいたらやめなさい」


鋭くは言わなかった。交渉しない規則の冷静さで。


「魔力枯渇は静かに来るの」と付け加えた。「そして突然」


スマラグドが硬く頷いた。


内側でアリッサが閃いた。草の中で血を流している。自分の魔力が手の下から引き裂かれた。足の下の地面を開かれたかのように。


二度と。


ヴァレリアは顔で気づいたのだろう。声がほんのわずか柔らかくなった。柔らかくはならずに。


「心配しないで。クレントは頑丈だから。小さなミスは平気よ」


「どうも」とクレントが唸った。


歪んだ疲弊した笑みが口元をよぎった。長くは保たなかったが、あった。生きているもの。魔物との戦いや黒い稲妻とは違う匂いのもの。


ヴァレリアの光が肌の暗い筋を滑り続けた。消しはしなかった。棘を取り、表面の下で荒く動くものを均し、繋ぎ止めた。


「考えて消そうとしない」と呟いた。「静まるまで保つだけ」


スマラグドがその動きを映した。自分の緑がヴァレリアの光の隣をあまりに繊細に流れて、見落としそうなほど。まさにそれ故に正しかった。手は最初震えて、やがて震えなくなった。


---


少し先でルビンが草に座り、タリアの刃をゆっくり布で拭いていた。斧の緋色の炎はとうに消えていたが、鋼にまだ余熱があるように見えた。ルビンは几帳面に作業した。一拭き。刃を確認。もう一拭き。ただ金属を磨いているのではなかった。自分を集めていた。一拭きごとに告げているかのように - 身体に戻った。また、ここにいる。


隣にディアマントが腕を組んで座り、スマラグドを見ていた。


顔に大きな誇りはなかった。目の中にあった。あの静かな確かめるような煌めき。子供が重い一歩を踏み、それでも壊れないのを見た時に父親が得るもの。一言も言わなかった。一文がスマラグドの手の拍子を狂わせかねないと知っていたから。


数歩先の裂けた木の影にアリス・ラウンズが膝をついていた。


魔力はもうなかった。知らなくても見て分かった。動きが慎重すぎた。まだ力を使える者の動きではない。だから残っているもので働いた。包帯の巻き。薬草。小さな薬瓶を色と匂いで仕分けた。自分の身体にまだ何か機能するものがあると証明しなければならないかのように。


ヴァレリアが見ているのに気づくと、短く手を上げた。


挨拶ではなく。


手振りでもなく。


ただ声のない「ここにいる。働いてる」。


ヴァレリアがかろうじて見えるほど頷き、またスマラグドの手に向き直った。


「いい調子」と言った。「きつくしないで。保つだけで十分」


スマラグドが息を吐いた。


緑が残った。


---


最初の呻きが来た。


あまりに静かで、空気が引っかかる音のようだった。それでも全員の頭が回った。


アリッサの瞼がふるえた。


一度。


もう一度。


目がようやく開いた。痛みと疲弊の層をかき分けてきたかのように。視線が空き地をさまよった。ヴァレリアを見つけた。クレント。ルビン。ディアマント。そしてスマラグドの手で止まった。まだ自分の手を握っている手。


瞳が大きすぎた。蒼白な顔の中であまりに暗い。


唾を呑んだ。


喉からかすかな音が離れた。


そしてほとんど聞こえないほど低く言った。


「ごめん......なさい......」


声よりも呼吸。


安堵よりも罪。


誰かが答える前に、また沈んだ。頭が重く草に落ちた。身体が一文だけがたった今出せるすべてだと決めたかのように。


ヴァレリアが即座に傍にいた。


慌てずに。


荒くなく。


完全に。


アリッサを腕に引いた。近さだけで中の裂け目を繋ぎ止められるかのように。指が小さな身体に巻きついた。慎重に、だがほとんど硬く見えるほどの決然さで。涙が頬を流れた。拭わなかった。強く見せる手が空いていなかった。


クレントが折れた呪詛のような息を吐いた。ディアマントが唇を引き結んだ。顎の筋肉が跳ねるほどきつく。ルビンが一瞬目を伏せた。顔に出る前に何かを自分の中で抑えるかのように。


スマラグドは喉が締まるのを感じた。


なんで謝るの?


いるじゃん。それで十分じゃん。


指がアリッサの手をきつく閉じた。痛くない程度に。ただそこに。ただあの声のない、必死な - いて。


アリッサの顔は静かに見えた。


ほとんど穏やかに。


だが内側は何も静かではなかった。


---


黒い硝子の果てしない平原に立っていた。


地面が鈍く光っていた。焼けて空で同時に。一歩ごとが虚ろに響いた。内側をくり抜かれた世界の上を歩いているかのように。周囲で赤い稲妻が落ちた。現れては消える普通の稲妻のようにではなく。蛇のように空気をうねり、黒に赤い線を引き裂き、熱と、そこに属さない金属的な何かの匂いだけを残した。


アリッサが手を上げた。


上げようとした。


痺れが指を走った。次に明滅。最初は先に。次に関節に。そして肌が細かい光の塵に溶けていった。手がもう自分のものではないかのように。過負荷が何かを引き裂き、痛みだけを残したかのように。


「いや......!」


自分自身を掴もうとした。


何も見つからなかった。


目の前にスマラグドが立っていた。


はっきりと。近く。夢がせめてこれだけは残してくれるほど慈悲深いかのように。


アリッサがよろめいて近づいた。腕を伸ばした。手を掴もうとした。


赤い稲妻が二人の間を切った。


炸裂。


スマラグドの姿が裂け、光の中にまた消えた。


アリッサが残された。


一人で。


次の映像。


短剣のように鋭い。


自分の上のスマラグドの顔。頬に涙。アリッサの手に必死にしがみつく指。掴むだけで血と死を説得できるかのように。


みんなを危険にさらした。


その考えがどの稲妻よりも深く打った。


二度と。


もっと強くならなきゃ。


そしてスマラグドを二度と危険にさらしちゃいけない。


叫びたかった。


夢が許さなかった。


呼吸だけを許した。


そしてその呼吸すら鎖のように感じた。


---


アリッサが静かに、ただ均等に呼吸するだけになった時、一行は再び動き始めた。


本当の出発ではなかった。もう一度方向に見えるものへの、遅く痛みを伴う帰還。


クレントがアリッサを腕に抱えていた。


しっかりと。硬直ではなく、だが自分の身体だけで二つ目の障壁を作ろうとしているかのような構えで。一歩一歩が重かった。痛みからだけではない。消耗から。ほとんど何が起きかけたかという知から。それでも先頭を歩いた。自分が立ち止まった時だけ森がまだ何かを仕掛けられるかのように。


ヴァレリアがすぐ傍にいた。弓は手の届くところに。目は覚醒して。身体はまだ所々震えていたが、視線は絶え間なく木々を、影を、シダを、森が急にまた傾くことを思いつきかねないあらゆる場所を走っていた。


ルビンとディアマントが前に出た。


ルビンがタリアを脇に、穏やかに、だがどんな目に見える戦闘態勢より質の悪いあの消耗した危うさで歩いた。ディアマントが頭を上げていた。中はどれほど空か見て取れるのに。歩みは制御されていた。力がもう運ばない場所を機能が運んだ。


スマラグドがルビンの傍を歩いた。


手がまだ空洞に感じた。魔力枯渇が状態だけでなく、筋肉と指に留まる残響であったかのように。何度もアリッサの方を見たが、何も言わなかった。


アリスが後ろを足を引きずって歩いた。


ディアマントが包帯を締め直していた。ルビンが無言で薬を渡していた。アリスはそれ以上何も言わなかった。頷いて続けただけ。歩みは小さく慎重だったが、一行の中にいた。一人でいることが不信よりも危険だととうに理解したかのように。


森が黙っていた。


穏やかにではなく。


傷ついて。


木々の間に戦いの痕跡が、この場所そのものに負わせた傷のように残っていた。焦げた幹。地面の裂けた亀裂。オゾンと血と、普通の魔力には合わない苦い何かの鋭い臭い。


キュクロプスが倒れた場所で、一行はもう一度立ち止まった。


死体はなかった。


焦げた残骸だけ。


土に深く焼き付いた黒い染み。骨の欠片がいくつかあったかもしれないが、長く見つめると灰色の塵に崩れた。ある場所では草が怯えて二度と生えないと決めたように見えた。


ルビンがしゃがんだ。


指が地面の黒い溝をなぞった。縁はただ焼けた感触だけではなかった。くり抜かれていた。何かが質量を破壊しただけでなく、二度と質量であることの可能性を奪ったかのように。


視線がちらりとタリアに流れた。


やっぱりあの子を呼んで正解だった......嫌だけど。これで汚染が広がらない。


ディアマントが傍に立ち、眉をひそめた。「何かがあいつらを変えた」と呟いた。「偶然じゃない」


ルビンはすぐには答えなかった。


もう一度地面を探った。そして半分泥に埋まった何かで視線が止まった。掴み出して薄い光にかざした。


「これ見て!」


手の中にイリジウムのオクタスターがあった。


冷たく。重く。暗く煌めく。美しくはない。宝のようにでもない。光を返すのではなく留めるもの。十分に長く見つめても何も明かさないと決めた星のように。


クレントが立ち止まった。アリッサを腕にしっかり抱えて。


視線が地面の黒い痕に一拍長く留まりすぎてから星を見た。


「突然変異......」と呟いた。


言葉がゆっくり来た。思考の絡まりから切り出さなければならないかのように。


こめかみを擦った。


「銀なら普通だ。イリジウムは......」


途切れた。


ヴァレリアが鋭く見た。「そもそもイリジウムまで跳べるの?」


クレントが息を吐いた。


「完全変異なら、あるいは」首を振った。「経験したことはない。理論的に銀からイリジウムに跳べるとは言われている。だがそうなれば......」


視線が一瞬虚空に流れた。紫のキュクロプスに戻った。あの穏やかな目に。観察され、ただ攻撃されただけではないあの感覚に。


「もっと違う行動をしたはずだ」ともっと低く言った。「もっと賢く。もっと本能的に。......のようにではなく」


唾を呑んだ。


「命令されたかのようにではなく」


ルビンが横に唾を吐いた。その考えを追い出したいかのように。


「ギルドに報告する」


「ああ」とクレントが即座に。「報告すべきだ。この森でこんなことが起きているなら、ギルドに公式に記録させたい。学院にも」


誰も反論しなかった。


ディアマントが低く息を吐いた。「これが本当なら、ここだけの話じゃない」


ヴァレリアがアリスを見た。


アリスはイリジウムのオクタスターをほんの一瞬見ただけだった。そして視線がすでに逸れていた。長く形を見つめると何かが自分の中から引き出されるのを恐れるかのように。ヴァレリアは即座に気づいた。


「後で」と穏やかに言った。「何が起きたか聞きたい」


それ以上は要らなかった。


アリスが目を上げずに頷いた。


幹の間を下草の中の足音だけが鳴った。


周囲にこの戦いが普通ではなかった証拠が散らばっていた。


キュクロプスが突然無敵になったからではない。


何かがおかしかったから。


そして間違ったものは繰り返す。

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