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第44章 - 間違っていた

※本話には子供の重傷・流血・精神的苦痛の描写が含まれます。苦手な方はご注意ください。

クレントが前へ突進した。双剣が飼い慣らされた二つの雷のように手にあった。


周囲の稲妻はもう自由には跳ねなかった。肌に密着して這い、腕と肩と胸を走り、次の呼吸でまたルーンに押し戻された。美しいものは何もなかった。華やかなものも。爆ぜがもっと深くなっていた。もっと重く。電気が自ら支えきれない重みの下で働いているかのように。馴染みのオゾンの匂いの間にもっと暗いものが漂っていた。焦げたもの。木の匂いではない。二度と犯してはならない過ちの匂い。


叫びとともに両刃を第二のキュクロプスの肉に深く突き刺した。


鈍い衝撃が森を走った。血が即座に刃で湯気を上げた。電流がまともに流れ出す前に沸騰させたから。鳥が金切り声を上げて梢から飛び立ち、魔物の咆哮が幹と根と肋骨を通った。草の上の破片すら震えるまで。


「死ね、化物!」


クレントは叫ぶよりも唸るように言葉を出した。顔が歪んでいた。怒りだけではなく。圧から。内側で何も裂けさせまいとする必死の試みから。すべてがとうにこの一点にかかっているのに。


稲妻が刃の着弾点からキュクロプスの身体に走った。筋肉と腕と胸を痙攣させ、一瞬、巨体が電気的な硬直の中に立った。だがクレントはエネルギーを解放しなかった。何度も引き戻し、ルーンに、鋼に、この一つの釘付けにした点に押し込んだ。


輝くためではなく。


力を見せるためではなく。


制御を強制するために。


二度と。二度と遅すぎない。


第二のキュクロプスは獣のようには反応しなかった。


盲目に武器を引きちぎろうとしなかった。硬直にパニックで抗わなかった。たった一つの目は穏やかなまま。ゆっくりとクレントの手を、刃を、稲妻が肉に噛みつく場所を見た。一度だけ瞬きした。かろうじて分かるほどに。灼けがどれほど深いか確かめるだけのように。


そして姿勢が変わった。


左肩がほんの少し沈んだ。胸が線からわずかに回った。棍棒が身体に近づいた。周囲の紫の気配は荒く燃え上がらなかった。働いていた。静かに。密に。この電流から威力を奪うためにどこを押すべきか測るかのように。


クレントは即座に感じた。


刃をもっと深く押した。指関節が白くなり、ルーンが短く硬く脈打った。息を吸わなければならないかのように。次の一瞬にまた噛みつくために。


背後にディアマントが現れた。


拳が明るい緑に洗われていた。肌に密着して。狭く凝縮されて。一拍の間、視線が横に走った。アリッサが草に横たわっている場所に。その一瞥で顔からすべての色が抜けた。戦えないからではない。この一呼吸の間、自分のどの部分を救うべきか明確でなかったから。


父親を。


それとも戦士を。


倒木の傍にアリスが膝をついていた。


銀の一行の治癒師はシダから這い出していた。服がずたずたに垂れ、傷ついた腕は応急的に閉じられ、残りわずかな魔力が指の上で風の中の蝋燭のように明滅していた。呼吸が浅く速すぎた。緑を安定させようとするたびに、ぐらつくテーブルを指先だけで支えているように見えた。


それでも両手をアリッサの胸に押しつけていた。純粋な意志が小さな身体から命が流れ出るのを防げるかのように。


「行って!」とディアマントに囁いた。アリッサから目を離さずに。「あなたがあそこで倒れたら全員死ぬ。この子は......できる限り持たせる」


ディアマントが見つめた。胸のど真ん中を殴られたかのように。


「お前......あの一行の......」


「ええ」アリスの声が荒かった。埃と血と、綺麗な形を取る暇のなかった恐怖で乾いていた。「そして間違っていた」


緑の光が痙攣した。自分自身の弱さを恥じるかのように。それでも残った。傷に。アリッサに。アリスがとうにあらゆるまともな逃走の機会を持ちながら、一つも取らなかったにもかかわらず。


スマラグドがアリッサの反対側に膝をついていた。涙が顔に光り、手がアリッサの身体のすぐ上に浮いていた。見ていてほとんど痛いほど近く。助けたかった。押さえたかった。何かしたかった。だがどの動きも突然大きすぎ、間違いすぎ、危険すぎるように感じた。


血が指に張り付いていた。


多すぎた。


温かすぎた。


視線がディアマントに、キュクロプスに、そしてまたアリッサに飛び、その行き来の中で何かが彼女の中で固まった。


穏やかにではなく。


勇敢にでもなく。


固く。もう解けない結び目のように。


「お願い......」と囁いた。「お願い死なせないで」


ディアマントが唾を呑んだ。


アリッサの顔を見た。蒼白で埃にまみれ、唇に血。アリスを見た。すべてにもかかわらず残っている。スマラグドを見た。草の中であんなに小さく、それでもどこへも逃げようとしない目で。


そして引き剥がした。


戦いに向き直り、身体がいつもすることをした。考えることが足を引っ張る時の。機能になった。


ディアマントが突進し、打った。


最初の一撃が第二のキュクロプスの身体に叩きつけられた。クレントの刃のすぐ下に。緑が指関節に一瞬燃え、接触で硬く密な衝撃になり、そこから地面に走った。鈍い一打が根の上を、草の下を、湿った森の地面を通って走った。


アリッサのところまで。


アリスが最初に感じた。手の下の短い震え。どこか深くで何かが応えたかのように。


ディアマントがまた打った。


そしてまた。


一撃ごとがただの衝撃以上だった。衝動。脈動。鋭い治癒の反響。自分では消費されず、土と根を通って返っていった。アリッサの小さな身体がアリスとスマラグドの間に動かず横たわるあの場所まで。


ディアマントが自分自身の命綱を地面に叩き込み、必要な場所に届くことを祈っているように見えた。


「持ちこたえろ、お嬢ちゃん......」と喘いだ。


一撃ごとに治癒が返った。


一撃ごとに自分の身体が重くなった。


最初は前腕が引くだけだった。次に関節が灼けた。次にあの鈍く重い感覚が来た。骨が自ら代償を訴え始めたかのような。


指が麻痺した。指関節が灼けた。生きた岩を打っているかのように。おそらくそうだった。キュクロプスの皮膚は肉のようには譲らなかった。衝撃を受け取り、溜め、返した。


ディアマントはそれでも打ち続けた。


前方でクレントが巨体を電流で押さえていた。


「忘れろ、化物!」


言葉を怒鳴ったが、怒りの裏にもう一つの音が走っていた。亀裂。自分の胸郭を保とうとする試み。中のすべてが同時にばらけないように。


映像が閃いた。小さく鋭い破片のように。愛から彼を突き飛ばす手。


お前が俺を救った。だから俺がこの子を救う。


刃をさらに深く押した。


第二のキュクロプスが試した。


解放の一撃ではなく。


生の暴力でもなく。


棍棒を身体にもう少し引き寄せた。ほとんど見えないほどわずかに。顎をわずかに下げた。胸が張った。引き剥がすためではなく、電気的硬直をずらすために。筋肉の一引き。内側の転換。稲妻が爆ぜた。何かがそれを破ろうとするのではなく、弱めようとしているかのように。


紫の気配が一度明滅した。


深い呼吸のように。


クレントがエネルギーをさらにきつく縮めた。


稲妻がもっと密に、もっと重くなった。大きくはならず。すべての暗いもの、すべての破壊的なものを自分の中に引き込むかのように。この魔物以外の何にも当たらないように。


「だめだ......」と搾り出した。相手よりも自分自身に。


ディアマントが打ち続けたが、リズムの代償が高くなっていた。一撃ごとにアリッサへ波を送るが、一撃ごとに筋肉を引き裂いた。手首が痛む。肘が。肩が。刺すような灼けがもう腕の奥深くにあった。


歯の間から呼吸した。


それでも打った。


第二のキュクロプスはそれを見逃さなかった。


頭がほんのわずか動いた。凝視と呼ぶほどではない微かな角度の変化。目がディアマントの拳を、緑を、波が走る地面を撫でた。そしてさらに動いた。


アリッサ。


アリス。


スマラグド。


怒りで危険になる視線ではなかった。


理解で危険になる視線。


アリスが肌の上でそれを冷たさのように感じた。


緑をアリッサの身体にさらに強く押し込んだ。圧で視線を押し返せるかのように。


空き地の反対側で二つ目の戦いが続いていた。


ヴァレリアが撃った。


大仰な実演ではなく。障壁の新しい試験でもなく。矢がこれまでと同様にそこで砕けた。ちらつき、割れ、効果は薄く。指に苛立ちを隠しきれなくなっていた。最初のキュクロプスが喘鳴しながら笑い、棍棒を地面に叩きつけ、塵を上げ、角度を奪い、視界を奪った。


ルビンは違う反応をした。


小さな薬瓶はとうに手にあった。日差しの中で赤く灯る硝子。液体をタリアに流した時、誓いが刃の上で目覚めるようだった。


緋色。


黒ではなく。


暗くもなく。


緋色。密で重い。流れたいのではなく燃えたい血のように。


「ボディ・オブ・ヘル」とルビンが吐いた。


地獄の炎がタリアを駆け上がり、斧を這い上がった。空気が周囲で歪み、ルビンの背後に突然もう一つの姿が裂けて現れた。彼女自身より大きく、純粋な業火から形作られた。綺麗な人影ではない。飢えと炎のシルエット。肩、腕、熾火の身体。ルビンの傍に立つのではなく彼女の上に被さった。彼女を所有するかのように。


その姿がタリアに手を伸ばした。


指ではなく。炎で。


そして炎が内に向かって崩れた。


ルビンがその中に立ち、地獄の炎が第二の皮膚のように彼女を包んだ。呼吸が湯気を上げた。目がもっと暗く、もっと硬く灯った。一瞬、熱をただ纏っているのではなく、熱に運ばれ返しているように見えた。


タリアが語った。


「奈落ガ待ツ......貴様ヲ喰ラウ!」


声が武器から来た。引っ掻くような、貪欲な合唱のように。大きさのために大きいのではなく。重く。要求して。望んでも聞き逃せないもの。


ルビンが歯を剥いた。「はいはい」と唸った。機嫌の悪い仲間が間違った時に正しいことを言うのが好きだとでもいうように。


そして入った。


激しい叫びとともに最初のキュクロプスに斬りかかった。タリアが緋色の軌跡を空気に引いた。深く、灼けて、貪欲に。ヴァレリアが同じ拍子で撃った。ルビンの肩越しに。側面を守り、射線から塵を払い、ルビンが必要とする隙を最初のキュクロプスに強いた。


それでも敵は動じなかった。


目の前で脚の傷が閉じていった。


ゆっくり。歪んで。吐き気がするほど。


肉が粘い生地を捏ね直すように縮んだ。骨が押し出され、場所を見つけた。腱が張った。見えない糸がついているかのように。下の軋みが静かで、だからこそおぞましかった。あまりに親密。あまりに生々しい。


ルビンが毒づいた。


「くそったれ化物!」


汗が顔を流れた。腕が一振りごとに震えた。ボディ・オブ・ヘルは彼女を軽くしなかった。もっと重くした。燃える第二の鎧の中で戦っているかのように。一つの動きを要求し、同時に代償を取る。


あとどれだけ持つ?


それでも振り続けた。


また。


また。


そしていつも、十分に開いたと思うたびに障壁が煌めき、一瞬震え、保った。最初のキュクロプスがあの喘鳴する嘲りの音で笑った。痛みが彼にとってはただの情報の一形態にすぎないと告げる笑い。


---


子供たちの傍に戻ると、スマラグドの呼吸が浅くなっていた。


両手をアリッサの胸に置いた。心臓を感じたい場所に正確に。アリッサの肌は血のない縁で冷たかった。傷のところは温かかった。この対比が間違っていた。すべてをもっと間違いにした。


「アリッサ......お願い......だめ......」


アリスが一度だけ頷いた。顔を上げずに。自分の細い緑を傷の上に保ったまま。この動きに慰めはなかった。仕事だけ。圧。リズム。譲らない。


スマラグドが目を閉じた。


そして手を開いた。


治癒魔法が展開した。


大きくはなく。華やかでもなく。澄んだ緑。新鮮で明るく。アリッサの上に広がり、身体に流れ込み、裂け目を探し、骨折を探し、命がまだどこかにしがみついている場所を探した。スマラグドには冷たい水に両手を突っ込んで、指が即座に麻痺するほど深く、それでもその中の何かを掴み続けなければならないかのように感じた。


「お願い......お願い......起きて!」


手の光がちらついた。肩が震えた。唇から色が抜け、次に頬から。呼吸が小さくなった。身体がすでに空気と魔力を天秤にかけ始めていたから。


もう少しだけ。もう少しだけ......


世界が泳ぎ始めた。


最初は端だけ。次にはっきりと。


鈍い轟きが耳に入った。戦いがもっと遠くへ退いていくかのように。心臓が突然痛いほど速く打った。刺すような圧が胸のど真ん中に座った。


「だめ......今はだめ......」と喘いだ。


だが身体がもう従わなかった。


眩暈が先に来た。次に、魔力の下の地面を誰かが引き抜く感覚。何も秩序立って流れなかった。すべてが壊れた。すべてが漏れた。すべてが去った。引き留められるよりも速く。


兆候を知っていた。


「魔力枯渇......」と吐息のように。


最後の力でアリッサの手を探り、包んだ。指が小さな血まみれの掌にしがみついた。一拍の間、温もりがあった。繋がりがあった。一人じゃない、と伝えるもの。


そして横に崩れた。


意識を失って。


アリッサの傍に。


指はまだ絡んだまま。


草の中の二人の子供。手を繋いで。周りで木が裂け、魔物が咆哮し、世界がたった一つの穏やかな呼吸を許すことを拒んでいる中で。


その失神の中で何かが残り火を上げた。


二度と。二度とこんなに無力でいたくない。


アリスにはそれが見えた。


一呼吸の間、叫びたかった。逃げたかった。すべてを投げ出してただ森に走りたかった。キュクロプスと血と、手の中で死んでいく子供たちから遠く。


だが顔を上げた。


前方でディアマントが戦うのを見た。クレントを見た。二体の魔物を見た。紫と塵と引き裂かれた大地を見た。


もう逃げ場はなかった。


だからアリッサの上にもっと深くかがみ込み、弱い緑をもっときつく押し込んだ。それで時間が買えるかのように。


「聞こえる?」と囁いた。「今だけは......」


文が途切れた。


「お願い」は小さすぎた。


「持ちこたえて」は空すぎた。


だから声の調子だけが残った。近さ。手の重み。言葉なしに告げるもの。ここにいる、と。


---


前方でディアマントの打撃のリズムが遅くなっていた。


やめたからではない。


身体が裏切り始めたから。


一撃ごとに治癒をアリッサへ送り返すが、一撃ごとに自分から何かを奪った。膝がほとんど折れ、立て直した。肩が灼けた。前腕が強く引いて、腱がすぐにも切れると一瞬信じた。


歯を食いしばって打ち続けた。


緑。


脈動。


地面。


緑。


脈動。


地面。


一つ一つの波が土を通り、根を通り、湿った深みを通らなければならなかった。ほとんどもう応えない小さな身体まで。


ディアマントは指が麻痺していくのを感じた。治癒が与えるだけでなく奪うのを感じた。自分を引くのを。アリッサを繋ぎ止めながら。


「持ちこたえ......ろ......」と喘いだ。


自分自身に向かっての方が多かった。


第二のキュクロプスがまた彼を観察した。


凝視と呼ぶほど長くはなく。短く。確かめるように。獲物がよろめき始める瞬間を見定める狩人のように。


首を最小限に張った。


クレントの剣の周りの稲妻が痙攣した。


紫の気配が深く明滅した。肉と電気の間に新しい層を挟もうとするかのように。電流を消すためではない。遅くするために。高くするために。弱くするために。


クレントはそれを感じた。


そして同時にアリッサを。


腕の黒い火花がもっと密になった。


爆発的にではなく。


密に。重く。すべての暗いもの、すべての破壊的なものをただもっときつく自分の中に引き込むかのように。この魔物以外のどこにも行かせないために。


「もう......うんざりだ......」と搾り出した。


言葉はほとんど聞こえなかった。誰にも聞かれるべきではない告白のように。あまりに真実だから。


「......いつも遅すぎることに!」


黒い稲妻が地面に走った。


外へではなく。


下へ。


世界を固定する釘のように。


森の地面が震えた。亀裂が線になって走った。漆黒の気配がクレントの周りに凝縮した。あまりに密く、ディアマントですら本能的に一歩退き、緑が一瞬小さくなった。


恐怖からではなく。


本能から。


キュクロプスですら止まった。


最初の方は、障壁がちらついたから。この新しい重さを予期していなかったかのように。


第二の方は、目が細まり、これがリスクが損失になり得る閾値かどうか新たに量ったから。


クレントが顔を上げた。


目が致死の金に灯っていた。


一瞬、森が見えなかった。戦いも。敵すら。


ただ古い刺し傷だけ。愛から彼を突き飛ばす手。


そしてこの映像が自分の中で決して生きるのをやめないことを、ほとんど肉体的な明晰さで嫌悪した。


双剣の周りの稲妻がもっと密に、もっと大きく、もっと不安定になった。空気を喰い、日光を歪め、爆ぜを深い轟きに変えた。嵐がもう先へ進まないと決めたかのように。


第二のキュクロプスは怒りでは反応しなかった。


握りを変えた。


棍棒が身体にもっと近づいた。角度が短くなった。上半身がわずかに回り、クレントの刃が肉に刺さった場所を守った。目が一瞬アリッサに流れた。あの傷がクレントをより予測しやすくするかどうか確かめるかのように。


そしてクレントに戻った。


分析。


秤量。


決定。


そしてこのわずかな瞬間に、魔物に見たくないものが表情にあった。計算する集中。


クレントはもう一秒も与えなかった。


骨を断つような叫びとともに刃を引き抜いた。


血が噴いた。電流が引き裂かれる糸のように飛んだ。黒と金の稲妻がキュクロプスの首と胸に炸裂し、クレントはもう動いていた。


跳んだ。


人間のようにではなく。


着弾のように。


高く上がった。巨体の首に向かって。両剣を大きく引いて。全身がこの一瞬に尖らせて。


そして両刃を同時に第二のキュクロプスの首に深く突き刺した。


「これで終わりじゃない!」

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