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第42章 - ヴォルフクラウの力

※本話には激しい戦闘描写・流血・重傷の描写が含まれます。苦手な方はご注意ください。

アリッサが倒木の後ろに膝をつき、両手で朽ちかけた幹にしがみついていた。木が誰が生き、誰が死ぬか決められるかのように。


樹皮が湿って柔らかかった。ところどころもう半分崩れている。揺れのたびに指の下で少しずつ砕け、暗い小片になって肌にこびりついた。違和感があった。この死んだ木片ですら、ここにはもう本当の安全がないとゆっくり理解しているかのように。


心臓があまりに激しく打ち、胸郭全体が痛んだ。


塵が灰色の幕のように幹の間に漂っていた。呼吸のたびに土と木屑と焼けた魔力の苦い残響の味がした。キュクロプスが棍棒を動かすたびに空気が縮んだ。アリッサは打撃をまず耳で聞くのではなかった。腹が先に聞いた。次に肋骨。次に歯。


目の前に最初のキュクロプスがまだ立っていた。


直立して。


脚に傷を負っていた。縁が黒く、霜の痕と深い裂け目が暗い血管のように皮膚を走っている。煙がまとわりついていた。ヴォルフクラウがすでに切り込んだ場所から血が滲んでいた。それでも立っていた。


獲物のようによろめいてではない。


痛みに盲目でもなく。


一つ一つの傷を自分の中に整理するかのように立っていた。何を奪えて何を奪えないか確かめるかのように。


まさにそれが体格よりも恐ろしかった。


大きいことではない。


棍棒が木を砕き、一歩ごとに地面が軋むことでもない。


もう盲目に打たないこと。


アリッサには他にどう呼べばいいか分からなかった。最初は暴力が嵐のようだった。巨大。直接的。恐ろしい。今、棍棒の来方が違う。もっと短く。もっと低く。当たるべき場所に。近くのすべてを滅ぼそうとするもののようにはもう落ちなかった。返答のように落ちた。


隣、シダのもっと奥で、銀の一行の治癒師が地面に身を押しつけていた。


手があまりに震え、緑の治癒光がその上で風の中の炎のように明滅した。小さく。不安定に。時々ほとんど消えかけ、また掴んだ。素手で繋ぎ止めているかのように。傷ついた腕が身体に密着している。血が布を暗く重くし、魔物が地を踏むたびに痛みが肩を走って目の前が暗くなった。


見つからない。もう二度と。


一度だけ指一本分頭を上げた。素早い一瞥。空気への一つの問い。影は近づいているか?


同じ瞬間に頭上の空気が振動し、即座に泥に戻った。額を土と根に押しつけた。冷たい湿気が肌に沁みるまで。治癒光もそれにつられて震えた。魔力自身が見られることを恐れているかのように。


アリッサの前で両親が戦っていた。


両親だけではない。


クレント、ヴァレリア、ルビン、ディアマント。


ヴォルフクラウ。


一撃ごと、動きごと、視線ごとに力と精密と殺意があった。アリッサは両親が強いことをずっと知っていた。そういうことは分かるものだ。他人が彼らを見る目つきに。父親が扉を開ける仕方に。その向こうの部屋が自分のものであるかのように。母親が重要なことが起きた時に静かになり、突然全員が彼女に注意を向ける仕方に。


だがこれはそれをはるかに超えていた。


ただの強さではなかった。


生き延びるために戦っているのではないと感じるもの。


優位が呼吸する状態であるかのように戦っていた。


それでもキュクロプスはまだいた。


打たれて。


焼かれて。


凍らされて。


傷ついて。


まだいた。


アリッサは、棍棒の握りをわずかに変えるのを見た。ほとんど見えない。指を滑らせるだけ。腕をもう少し引くだけ。武器が身体に近くなった。距離が縮んだ。反応が速くなった。


目がただ戦場を眺めているのではなかった。


次の動きが始まる場所に留まっていた。


クレントの肩に。


ディアマントの腰に。


ヴァレリアが弦を引く腕に。


見ているだけじゃない。理解してる。


隣でスマラグドも同じように前方に釘付けだった。埃が睫毛と暗い髪の上にあり、それでもにやにやが止められないように見えた。


「パパがめちゃくちゃかっこいい......」と輝く目で囁いた。ディアマントを見ながら。


ディアマントはこの魔物に比べて小さかった。


小さいだけではない。あの脚、あの棍棒、あの質量の隣に直接置いて考えれば、滑稽なほど小さい。


それでも彼のどこにも滑稽なものはなかった。


自分に何が足りないか正確に知っていて - そのことを一秒たりとも嘆かない者のように動いていた。


マナの海はない。浪費的な輝きもない。力の美しい護りの外套もない。


緑は必要な場所にだけあった。


拳への短い脈動。


硬い一撃。


かすかな還流。


もう一呼吸。


もう一歩。


もう一瞬の端数、倒れない時間。


入って、打って、返しをもらう。また入って、打って、返しをもらう。


それ以上でもない。


それ以下でもない。


スマラグドが唾を呑み、もう先を見ていた。


「ママも......すごい......」


アリッサが視線をたどった。


ルビンが少し横に立っていた。両手斧を手に。緋色の地獄の炎が刃を走っていた。


緋色。


明るくはない。


焚き火のように生き生きともしていない。


もっと重い。濃い。見ていてほとんど痛いほど赤い。この炎は闇のように光を呑むのではなかった。光そのものを病ませた。斧の周りの空気を揺らめかせた。その空間が熱すぎ、狭すぎ、歪みすぎて。


アリッサが唾を呑んだ。


斧の叫びがまだ骨に残っていた。今タリアが黙っていても、武器の中で何かがまだ呼吸しているように見えた。古いもの。貪欲なもの。十分な血を見せてくれればまた話したがるもの。


シダの中で治癒師がまた顔を上げた。


斧。


炎。


ルーン。


酒場の話は知っていた。夜、自分を実際より大きく聞かせたい時にする話。名前を持ち、持ち主を選び、安全な距離からだけ聞きたい奈落の声で語る武器の話。


タリア......


その考えは慰めにならなかった。


すべてを悪化させるだけだった。


ここで強い人たちの傍に草の中に横たわっているのではないという意味だから。


とうに自分と同じ世界に属さない何かの傍に横たわっているのだ。


---


キュクロプスが咆哮した。


その音が塵を貫き、アリッサをこの瞬間に引き戻した。


今度は高く振りかぶらなかった。広くもない。質量だけの怒れる愚か者のようにではない。


低く打った。


平たく。


胸より下のすべてを断ち切ろうとする線を棍棒が空気に引いた。アリッサは木がそこに到達する前に、風圧が地面から塵を持ち上げるのを感じた。


ディアマントが拳を突き上げた。緑の光が腕を走り、凝縮した。見ていてほとんど痛いほどに。


「インパクト!」


叫びは短かった。硬い。美しく響きたい呪文ではない。魔力を掴んで前方に集中させるための握り。


一瞬、すべてが縮んだ。


世界。


空気。


瞬間。


ディアマントはただ跳んだのではない。


一撃が最も価値ある場所を正確に知る者のように蹴り出した。真正面ではない。全力の正面でもない。角度の中に。軌道の中に。衝撃が裂けられる場所を打てば。


拳が棍棒にぶつかった。


正面からではない。


斜めに。


衝撃は凄まじかった。


力が振りを上方に引き裂いた。止めるには足りない。だが軌道を壊すには十分。衝撃波が空き地を走り、地面を跳ね上げ、泥と破片を空中に撒き散らした。


アリッサが喘いで頭を縮めた。前の幹が軋んだ。濡れた樹皮の一片が剥がれて手の甲に落ちた。ほとんど感じなかった。


スマラグドがさらに深く隠れ場所に引いた。木がまた境界線になれるかのように。


お願い......こっちを見ないで。


アリッサにはキュクロプスの目が本当に自分を見ているか分からなかった。


そう感じるだけだった。


あのたった一つの灯る目が、お前を選べる太陽であるかのように。


ディアマントがインパクトの後に半歩退いた。足元の土が砕けた。腕の緑が一瞬ちらついた。魔力自身が衝撃に気づいたかのように。深く制御された息を吸い、すべてを元の場所に押し戻した。


キュクロプスが即座に反応した。


怒りではなく。


適応で。


棍棒を引いた。遠くはない。浪費的な弧はない。必要なだけ。距離が短い。戻りが速い。上半身が一緒に回り、突然、武器は振り回す打撃ではなく破城槌になっていた。


ディアマントは後ろに退かなかった。


棍棒が必要とする空間の中へ横に退いた。


そしてまさにそこをキュクロプスが踏んだ。


たった一歩。


それ以上ではない。


地面があまりに激しく揺れ、とうに膝をついているアリッサの膝まで波が走った。ディアマントが半呼吸よろめいた。立て直した。失敗と呼ぶには短すぎた。キュクロプスが望んだだけの長さ。


クレントがいた。


ライトニングモードが剣を、腕を、鎧を稲妻で走らせ、突然、速く動く男には見えなかった。


電流が骨を纏うことに決めたように見えた。


真っ直ぐには来なかった。


塵の中から割れて出た。


形を持った稲妻。


双剣が旋回攻撃を空気に描いた。正確に、鋭く、魔物に向かって。


キュクロプスが受けた。


盲目にではなく。


ただ質量をぶつけたのでもなく。


棍棒を回し、クレントの刃がより硬い稜に当たるようにした。動きから角度を奪った。旋回からその中心を奪った。


火花が散った。


金属が木に悲鳴を上げた。鉱石より硬い音の木。


オゾンの匂いが空き地を射抜いた。


音がおかしかった。


大きすぎた。


二つの雷雨を互いにぶつけたかのように。


クレントが一歩滑った。ブーツが草と土を抉ったが、次の瞬間にはまた安定していた。稲妻が剣から塵に跳び、嘶いて消えた。


「ちっ......こんなに速い......!」


声が押し殺した唸り。


アリッサは彼の視線がキュクロプスを掠めるのを見た。


パニックではなく。


信じられないのでもなく。


パターンを認識する者のように - そして相手がどれほど速く学ぶかを嫌悪する。


キュクロプスがまったく同じ目で見返した。


獣としてではなく。


愚かにではなく。


もう打撃を待っていなかった。


起点を読んでいた。


クレントが追撃した。


もっと速く。


もっと狭く。


ほとんど一つの動きに見える二撃。


キュクロプスが棍棒を大きく上げなかった。近くに保った。短く。効率的に。クレントが突破しようとした正確な場所にある残忍で小さな受け。


クレントが中断した。せざるを得なかった。


もう一歩先は木に直接突っ込んでいた。


ヴァレリアが介入した。


アリッサにはまず高台の動きとしてだけ見えた。次に、揺らめく光を背にした鋭い輪郭として。ブラッディモードがまだ身体のあらゆる線に見える。働いているのは単純な怒りではなかった。もっと硬いもの。血の魔法は彼女を無制御にはしなかった。もっと決然とさせた。もっと直接に。身体がエネルギーの交渉をやめ、代わりに一つ一つの動きを最後まで本気にすると決めたかのように。


複数の矢が放たれた。


今度はアリッサに一本ずつ数える暇はなかった。


四つの異なる痛みに砕ける一つの文のように来た。


一本が空気に熱を引き裂いた。


一本が霜を連れてきた。塵すら爆ぜるほどの。


一本はほとんど見えなかった。後ろを走る真空でだけ分かる。


最後の一本が重く、密に当たった。自らの怒りを持参した投げつけられた土塊のように。


キュクロプスが障壁を上げた。


黒紫。


御伽噺の防護壁のように綺麗に虚空から育ったのではない。身体の上を這い、明滅し、影で鋳て油を塗ったもののように前面に広がった。焼けた土と苦い何かの匂い。見たことがないのにアリッサが即座に開いた墓を連想するような。


最初の矢が当たり、火に砕けた。一瞬明るく燃え上がった。


障壁がそれをただ呑んだ。


霜が黒に乗った。脆く、爆ぜながら。だが足場を見つけられず滑り落ちた。


風が塵に溝を引き裂き、障壁の表面が打撃を受けた水のように震えるほど硬く当たった。


土の矢が最後に来た。重く。鈍く。圧倒的に。黒い面が軋み、波打ち、保った。


アリッサが呼吸を忘れた。


ママの魔法すら弾かれる......


シダの中で治癒師が鋭く息を吸った。


緑の治癒光がつまずいた。一瞬薄く、ほとんど透けた。集中が切れたから。唇を噛んだ。血の味がするほど強く。


あれは普通の魔物じゃない。ここにいるべきものじゃない。


キュクロプスが障壁の後ろに暗い外套をまとったかのように立っていた。


そしてアリッサを輝き以上に怖がらせることをした。


ヴァレリアの射線をちょうど喰う位置に構えた。


至る所にではない。


浪費的にでもない。


矢が来る場所にだけ。


ヴァレリアが同じ瞬間に見た。


上に留まらなかった。


跳んだ。


激しい叫びとともに高台を離れ、近接戦に入った。血の魔法が重くのしかかり、動きを荒くではなく鋭くした。目に柔らかいものは何もなかった。手が突然、手には見えなかった。何を壊したいか正確に知る道具に見えた。


「ブラッディパンチ!」


拳がキュクロプスの脚に叩きつけられた。


綺麗ではなく。


優雅でもなく。


柱が折れるような、生の凝縮された一撃。


砕ける音が不快だった。


短く。


深く。


アリッサが顔をしかめた。自分の骨を通ったかのように。


キュクロプスが叫んだ。


空気が震えた。


脚が一拍崩れた。


そしてまさにこの一拍の中に、学んでいることがまた示された。


目が細まった。


棍棒が即座に自分とヴァレリアの間に入った。遠く振るのではなく身体に近く。近接戦は大きすぎる動きを許したら負けると理解した戦士のように。


ヴァレリアの方が速かった。


退かなかった。


線の下に入った。


キュクロプスの身体に直接近く。自分自身の大きさが邪魔になる場所に。二歩目は打撃ではなかった。見せ物でもなかった。残忍で小さな変位。開口。アリッサには母親がそこで正確に何をしたか説明できなかった。ただ突然、あの脚の何かが違う立ち方をしていた。違う支え方。違う壊れ方。


ヴァレリアは上を見すらしなかった。


「今よ、ルビン!」


ルビンが笑った。


冷たく。


硬く。


緋色の地獄の炎が空気に糸を引いた。ルビンが斧を持ち上げるのに合わせて。力だけの者のように高くではない。どれだけの重さがいつどこに落ちるべきか知っている者のようにちょうどの高さに。


「ヘルファイア・ゼファー!」


名前が判決のように空き地に落ちた。


ルビンが前に出た。構えを深くし、地面の揺れを脚に受けた。逆らわずに。そして斧が傷ついた脚に切り込んだ。


地獄の炎が喰い込んだ。


遊びではなく。美しくもなく。


緋色が刃を走り、肉を呑み、骨を跳び越えた。ルビンが身体から出せるすべてを注ぎ込んだ。腕と首の筋肉が緊張で浮き、叫びは演出ではなく、剥き出しの力の限界だった。


焼けた肉の匂いが空き地を打った。


重く。


苦く。


吐き気がするほど。


そしてタリアが叫んだ。


「燃エロ、燃エロ。引キ裂イテ、マナヲ喰ライ、燃エロ、燃エロ。永遠ノ奈落ガ既ニ待ッテイル!」


斧の声が命令のように森を走った。


アリッサは胃が縮むのを感じた。ただ聞いて忘れる音ではなかった。腹に、歯に、うなじに振動した。音量より深い怯えを与えた。


シダの中で治癒師が両手を自分の傷に押しつけた。それで小さくなれるかのように。


誰かに聞こえたら......まだ何かが聞いていたら......


誰を指しているかすら分からなかった。


それでもその考えは本物だった。


本能的に。


キュクロプスが叫んだ。心臓が止まるかと思うほど大きく。


そして脚が折れた。


枝のように突然ではなく。


ただ「切断」でもなく。


質量が負ける瞬間だった。


構造が裂ける瞬間。


世界がほんの一拍の端数だけ言うかのような - そう。これでも倒れる。


脚が切断された。


キュクロプスが墜ちた。


人間のようにではなく。


柔らかくもなく。


塔のように倒れた。


着弾で土が跳ねた。根が裂けた。木が横に折れた。塵が噴き上がった。地面そのものが痛みに息を失ったかのように。


巨体が暴れた。


棍棒が土を、木を、石を打った。すべてを。地面に溝を引き裂いた。破片と枝を空中に弾き飛ばした。倒れた今でも、一撃一撃が致命的だった。


ヴォルフクラウが退いた。


慌てずに。


逃走としてでもなく。


距離。


タイミング。


射線。


ディアマントが通りすがりにヴァレリアの腕を掴み、棍棒の次の軌道から一歩引いた。ほんの一瞬。正確に。ヴァレリアは頭を向けずに引かれた。この盲目の信頼が自身の打撃と同じく戦いの一部であるかのように。


クレントが、次の一振りが少女たちに届かない位置に入った。身体が角度になった。生きた防護壁。稲妻がまだ剣を爆ぜながら走っている。


ルビンがちょうど必要な距離に留まった。それ以上近づかず。斧はまだ燃えていた。タリアは黙っていたが、刃はまだ熱が呼吸しているように見えた。


アリッサとスマラグドは声もなく見つめるしかなかった。


母親たちはもう、食事の話をしたり汚れた靴に文句を言う女性には見えなかった。


父親たちも、にやにやして馬鹿な冗談を飛ばす男たちには見えなかった。


別のものに見えた。


この瞬間のためだけに作られた刃のように。


「すごい......」とアリッサが吐息のように。心臓はまだ暴れていた。「みんな......信じられない......」


スマラグドが無言で頷いた。目に誇りがほとんど痛いほど明るく光っていた。


アリッサの胸に温もりが広がった。


誇り。確かに。


だがその奥にもっと暗いものがあった。


これが本物の暴力。


永遠にも感じられた時間の後に、少女たちが再び呼吸する勇気を持った。


アリッサが胸に手を当て、心臓がまだ狂ったように肋骨を打つのを感じた。隣でスマラグドから短い震える笑いが漏れた。声よりも空気。


シダの中でも治癒師がまた呼吸した。最後の数秒間ほとんどまったく呼吸していなかったと今気づいて。


治癒光がちらつき、また掴み、傷を引き締めた。もう物語の中の治癒ではなかった。綺麗に閉じるのではない。押さえること。縛ること。死なないこと。


一。二。三。見ない。動かない。


前方で最初のキュクロプスが地面に横たわり、まだ咆哮していた。倒されて。無害になるほどには敗れておらず。棍棒が暴れ、木を根から引き抜いて横に投げた。玩具のように。


ヴォルフクラウが距離を保った。


死にゆくなお、すべてを道連れにできるものに対して保つ距離。


---


そしてまた揺れが来た。


もっと深く。


もっと重く。


律動的。


傷ついた巨人の痙攣のように不規則ではなく。


目的を持って。


アリッサが膝でまず感じた。次に腹で。次に目の前の幹で。山そのものが近づいてくるような鈍い轟き。


木の葉が震えるのをやめた。


凍りついた。


そして風もないのに落ち始めた。


誰かが空気そのものを止めたかのようだった。


空き地の塵の挙動が突然変わった。もう渦巻かなかった。沈んだ。柔らかくではなく。押されて。


木が折れた。


何かがぶつかった偶然ではなく。


何かがそこを通り抜けたから。


幹が折れた。梢が砕けた。枝が飛んだ。そして現れた。


第二のキュクロプス。


もっと大きい。


もっと幅広い。


皮膚が蒼白だった。光がそこに住むのをとうにやめたかのように。紫の血管がその下を脈打っていた。ゆっくりと、病んで、呼吸の拍子で。周囲にただ暗いだけではない冒涜的な気配がまとわりついていた。空気が傍にいると疲れるように見えた。重く。力なく。森そのものがその近くでゆっくり老いていくかのように。


掲げた棍棒に暗い紫の熾火が灯っていた。


深い唸りがその中にあった。あまりに低く、骨まで震えた。


シダの中で治癒師が声もなく喘いだ。


紫が視界に侵入した。世界全体を染めるかのように。手が氷のように冷たくなった。傷の上の緑の治癒光が痙攣し、ほとんど崩壊し、純粋なパニックで元の場所に戻さなければならなかった。


だめ。だめだめだめ......


「あれ......さっきのとは違う......」とスマラグドが吐息のように。


アリッサの口が乾いた。


立とうとしても脚は従わなかっただろう。


視線があの目に張り付いた。


冷たい。


静か。


容赦ない。


これが、死に見つめられるということ。


ヴァレリアが最初に気づいた。


「アリッサ! スマラグド!」


声がすべてを切り裂いた。


鋭く。


パニックがある。


あまりに異質で、アリッサが一瞬ほとんど母親だと分からなかった。つい先ほどまで前方で狩人だった。冷たく明晰に。今はその下にあるものが聞こえた。


母親。


起きてはならないことを見た母親。


ルビンが凍りついた。


クレントも。


ディアマントが振り返った。


その顔から一拍の間、あらゆる泰然の痕跡が消えた。


長くはない。


ほんの一瞬。


だが治癒師にはそれが見えた。即座に理解した。


伝説すらが一瞬沈黙するなら、目の前に立つものは間違っている。


ただ間違っている。


そして最初のキュクロプスが笑い始めた。


喉を鳴らして。


血まみれに。


嘲って。


その音が空き地を切り裂き、すべてを悪化させた。痛みに聞こえなかった。死にゆく音にも。


嘲りに聞こえた。


森がまだ彼らと終わっていないことへの喜び。


第二のキュクロプスが一歩近づいた。


紫の気配が燃え上がり、地面に広がった。塵すらがその近くで揺れた。方向すら恐れるかのように。


棍棒を上げた。


紫の熾火が明るくなった。唸りが大きく。深く。アリッサは歯に、顎骨に、胃に感じた。


息が止まった。


心臓が暴れた。


思考がただ一つのことだけを叫んでいた。


逃げろ。逃げろ。逃げろ。


だが脚が空だった。


隣でスマラグドが大きく見開いた目で前方を見つめていた。白墨のように蒼白で。


クレントが最初に動いた。


すぐに真っ直ぐ前へではなく。


子供たちを見た。


ほんの一瞬だけ。


そしてその目に、アリッサが彼に見たことのないものがあった。


整った計画ではない。


自信でもない。


純粋な切迫だけ。


「走れ!」


その叫びが打撃のようにアリッサを打った。


スマラグドが即座に手を掴んだ。硬く。必死に。剥き出しの意志力だけでアリッサを死の軌道から引き抜こうとするかのように引いた。


アリッサが立とうとした。


遅すぎた。


ずっと遅すぎた。


第二のキュクロプスはとうに動きを見ていた。


見ただけではない。


理解していた。


棍棒はすでに軌道に入っていた。


紫に灯って。


風圧が先に来た。


壁のように。


そして影が落ちた。


頭上の世界を暗くするには、それだけで十分だった。

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