第41章 - ヴォルフクラウ VS キュクロプス
森が震えていた。
足元だけではない。空気にも、肋骨にも、歯にも。根と木を通り、湿った土と朽ちた葉を通って這い上がり、やがてはこの地面そのものが理解したかのように感じられた。普通の日には収まらない何かが、今ここで起きようとしていると。
樹皮から埃がこぼれ、灰色に光の中を漂った。下草で何かが割れた。もう一度。もっと近く、もっと重く。半ば枯れた幹が前触れなく裂けた。風に打たれたのでもない。獣がぶつかったのでもない。見えない何かの力が、内側から引き裂いた。
アリッサとスマラグドが倒木の後ろで泥に伏せていた。
アリッサの口が土の味。苦く。粒が残り。湿って。呼吸のたびに自分の胸郭が大きすぎ、速すぎ、裏切りすぎると感じた。スマラグドの手が彼女をさらに低く押した。ほとんど痛いほどに強く。温かく。断固として。恐怖を握力だけで地面に押し戻せるかのように。
アリッサが濡れた樹皮に頬を押しつけた。苔が肌にこびりついた。すぐ近くで甲虫が落ち葉を擦っていた。足音の轟きの中でも耳に鋭く切り込む小さなざわめき。
ほんの数メートル先、シダと踏み潰された草の間に、もう一人横たわっていた。
治癒師。
銀の一行でまだ息をしている唯一の者。
腕が切り裂かれていた。服が暗く硬く傷にこびりつき、血がとうに布の奥まで沁みている。手をその上にかざし、指が麻痺するまで。弱い緑の明滅を絞り出していた。流れるよりもつまずく光。教科書や学院の講堂にあるあの綺麗で穏やかな輝きではなかった。パニックと集中の間で震えていた。剥き出しの意志で傷に釘付けにしているから従うだけ。
死なない。今はだめ。ここでは。
瞬きすら恐れた。埃が睫毛に乗っている。速すぎる一息が自分を裏切りかねない。
そして咆哮が来た。
空気を引き裂いた。
ただ大きいのではない。圧。暴力的。枝から葉を叩き落とし、アリッサの耳を塞ぐ雷鳴。手は泥の中に動かずにあるのに。胃が縮んだ。音そのものが自分の中にしがみつく場所を探したかのように。
そして影が来た。
大きく。突然に。大きすぎる。
巨大な棍棒が梢を薙ぎ、枝が丸ごと折れ飛んだ。素手で藪を払ったかのように。木が裂けた。樹皮の欠片が空を飛んだ。幹の一片がアリッサのすぐ傍に突き刺さり、泥が顔に跳ねた。
新しく引き裂かれた樹皮の匂い。樹液。光に触れたことのなかった土。
アリッサが鋭く息を吸い、凍りついた。
キュクロプスのたった一つの目が頭蓋の中で黄色く灯っていた。温かい光ではない。命もない。もっと冷たく、貪るようなもの。見ているというよりも探しているようだった。叩き潰せるものを見つけようと。
吐息が空気を前に押しやった。一つの呼気が遠い雷鳴のように響いた。
アリッサの心臓が喉まで駆け上がった。指が震えた。
お願い。こっちに来ないで。お願い......
「あいつ見つけたぞ!」とクレントが叫んだ。
言葉は騒音に埋もれなかった。切り裂いた。
アリッサはほんの一瞬見ただけだったが、この一目で十分だった。冗談もない。遊びもない。軽いものは何もない。焦点だけ。守りだけ。顔の中の何かが閉まる扉のようだった。
短い手振り。
ヴォルフクラウにはそれだけで十分だった。
ヴァレリアが即座に右へ離れた。高台の方へ。足取りがあまりに軽く、下の茎もほとんど揺れなかった。ルビンが半歩前に出た。魔物の空間を狭めるかのように。ディアマントがずれた。キュクロプスと子供たちの間の線を遮るように。完全にではなく。決してそこまで露骨にではなく。だが最初の致命的な衝動を受け止めるのにちょうど足りるだけ。
慌てたようには見えなかった。
鍛えられたように見えた。
型通りではない。ドリルの整然さではなく。もっと深く刻み込まれたもの。次の一歩が踏み出される前にすでに決まっているような。
そしてクレントが跳んだ。
「ライトニングモード!」
剣のルーンが燃え上がった。眩い線が鋼を走り、光が刻印を喰い、文字ではなく引き裂かれた血管のように見えた。稲妻が走り、腕を、肩と胸を伝い、纏うだけでなく組み直そうとするかのように彼を掴んだ。
オゾンが空気に噛みついた。
鋭い炸裂音とともにクレントが蹴り出した。足元の草が焦げた。黒い足跡が地面に残った。湯気を上げて。
キュクロプスに真っ直ぐ突っ込んだのではない。横から。切り込むように。棍棒を中心から外し、本当の危険がどこにあるか魔物に読み直しを強いる角度で。
同じ一拍でディアマントが動いた。
「ヒールコンバット!」
翠色の光がまとわりついた。密で。凝縮されて。華やかな外套ではなく、筋肉と腱に直接乗るもの。拳が脈打ち始めた。追加の心臓がそこにあるかのように。治癒魔法は外に流れて守るのではなかった。内に流れた。一撃一撃が意味を持つ場所に。
呼吸でそれが見えた。
浪費の遊びではない。大きな身振りもない。ただ制御。少ないマナで一つ一つの火花を二度使うことを学んだ男の、硬い真実。
キュクロプスが反応した。
棍棒が振り下ろされた。
着弾が地面を引き裂いた。岩の下の水のように土が跳ねた。震動が森を走った。一瞬、塵だけがあった。灰色の幕がすべてを呑み込んだ。
アリッサの視界が消えた。突風が髪を引いた。木が裂けた。あまりに近くて、引き裂かれた樹皮の味が舌に残った。
スマラグドがアリッサの襟を掴み、幹の後ろにさらに深く引いた。アリッサの肩が木に硬くぶつかった。痛みは鋭く、小さく、良かった。
ここに留めてくれた。
叫ばない。お願い叫ばない。
シダの中で治癒師が歯を食いしばった。埃が目に焼けた。瞬きしなかった。緑の光が傷を縮めていった。一本一本。不揃いに、つまずきながら、だが切れないだけの粘り強さで。
お願い......もって。お願い......もって......
塵の中から影が割れた。
ディアマント。
棍棒にあまりに近く、風圧で髪が頭から吹き飛ばされた。振りの下を潜った。低く、平たく、背中が地面から指一本分。次の一拍でまた立ち上がっていた。翠色の光が指関節に集まった。
拳がキュクロプスの脚に叩きつけられた。
鈍く抵抗のある衝撃が空き地に響いた。肉ではない。アリッサが予想したような骨でもない。もっと重い何か。粘る何か。凝縮された命のような。
キュクロプスがよろめいた。
ほんの一瞬。
ヴォルフクラウに必要なだけ。
「今だ、クレント!」
塵の中から稲妻が走った。
クレントはただ速いのではなかった。一瞬そこにいなくて、次には隙が開いた場所にいた。剣が二条の眩い斬線を空気に引き、キュクロプスの厚い皮に喰い込んだ。電流が肉を走り、火花が散り、着弾点の周囲に黒い縁が広がった。
キュクロプスは退かなかった。
身体がただ張った。情報を受け取った。
一呼吸の間、痛みすら認識していないように見えた。
そして返答が来た。
速すぎた。
怒りの咆哮とともにキュクロプスが棍棒を引き上げ、横に薙いだ。粗雑な返しではない。残忍で正確な振り。クレントの軌道に直接喰い込んだ。
クレントが剣を振り上げた。
稲妻が木に当たった。
火花が散った。衝撃で腕が震えた。幹の後ろからでもアリッサには聞こえた。力と力がぶつかる醜い轟き。クレントが引き戻され、衝撃で軸からずれて回り、しゃがみ込んだ。深く、安定して、歯を食いしばって。
「ちっ......こんなに速いのか......!」
声に感嘆はなかった。この化物が体格から予想される以上のことができるという、剥き出しの認識だけ。
キュクロプスがすぐに追撃した。
盲目にではなく。
最初の振りの力を逃がさず、上半身を回して棍棒を二撃目に持ち込んだ。もっと低い。人間が本能的に跳ぶか転がりたくなる高さ。
ディアマントがもうそこにいた。
武器の中に跳んだのではない。武器が必要とする空間に跳んだ。ほんの一瞬早い小さな差。ちょうどよく。拳が木に叩きつけられた。止めるためではなく、軌道をずらすために。緑が腕に一瞬閃いた。関節を繋ぎ止める短い衝撃。
振りの勢いで横に弾かれたが、転がって、ブーツを土に突き立て、塵が落ち着く前にまた立っていた。
起き上がる動作なし。見得もない。ただ次へ。
ルビンが前に出た。
斧が手に重い。まだ何も燃えていなかったが、柄を握るだけで、待つためにここにいるのではないことが明白だった。
ヴァレリアが位置に着いていた。
高台の上に根と石の間に立っていた。この場所がとうに自分のものであるかのように。そこから空き地全体が見えた。魔物、他の三人の配置、子供たちの隠れ場所。姿勢は穏やか。皮膚の下ですでに解き放たれているものにしては穏やかすぎた。
「ブラッディモード」
武器のルーンがもっと暗く灯った。赤く。深く。美しいものは何もなかった。自分の中で扉が開き、速く硬い何かが前に出てくるような。
弦を引いた。
周囲に四本の矢が生まれた。
空気を音を立てて冷やす氷。
影を跳ね上がらせる火の揺らめき。
ほとんど見えない風。線の中のちらつきだけ。
誰かが岩を形に押し込んだかのように重く密な土。
ヴァレリアが息を吐いた。
放った。
空気が裂けた。
矢があまりに速く飛んで、炸裂音はほぼ着弾と同時だった。アリッサは聞いたというより胸郭で感じた。
キュクロプスが棍棒を上げた。
今度はただ振り上げたのではない。粗くもない。角度をつけた。それでも命中した。
氷の矢が棍棒で砕け、腕の皮膚に破片を撒いた。即座に霜が這った。火の矢が熱い一撃で弾け、煙が立ち上った。風の矢が塵と空気に見えない溝を削り、キュクロプスの首を横に弾いた。土の矢が落石のような生の力で打った。
皮膚が裂けた。
煙が上がった。
そして初めて、キュクロプスの咆哮はただ大きいだけではなかった。傷ついていた。
ヴァレリアは弓を一寸も下げなかった。目は冷たいまま。
「やる気あるわね」と呟いた。
もう次の射撃に手を伸ばしていた。
だがキュクロプスはほんの数呼吸前とは違っていた。
最初の矢の斉射には質量を危険に対してぶつけただけだった。今、棍棒の握りを変えた。わずかに。だが手の中の木が粗い棍棒ではなく、角度を知る道具に見えるだけの変化。
立ち方を変えた。
目はもうどこかに泳いでいなかった。次の脅威が来る場所に留まった。
アリッサには何で分かるのか正確には言えなかった。ただ、戦いの音が突然違っていた。もっと硬い。もっと鋭い。キュクロプスが理解したかのように。生の大きさだけではこの四人には通じないと。
クレントが再び入った。
ライトニングモードが身体を走った。横から。ただの新しい斬りではなく、自分の前の着弾点の焦げた縁を探した。そこを開き、稲妻がすでに弱点を喰い込ませた場所を深くした。
ディアマントがすぐ下にいた。短く。危険なほど近く。闇雲には打たなかった。一撃ごとに動きが導かれる場所を狙った。ふくらはぎ、膝、踵。接触のたびに緑が一瞬灯り、アリッサには見えた - この魔法なしなら身体が保てない分だけ、毎回少しだけ長く足の上にいる。
ヴァレリアが射線を切り開いた。
大きな斉射ではもうない。個々の指令。
地面から塵を巻き上げてキュクロプスの一歩を奪う風の矢。
足の付け根に叩きつけて重心をずらす土の矢。
目に煙を押し込む火の矢。
棍棒の操りを一瞬制動する氷の矢。
ルビンは自分の瞬間を待たなかった。
他の三人が場所を作ったまさにそこに入った。
空いた手に小さな薬瓶。中で深い緋色の液体が光っていた。密で重く、硝子に閉じ込められたものにしては生々しすぎるほど。
一度回して重さと動きを確かめ、中身を斧に流した。
即座に鋼の上を地獄の炎が走った。
緋色。
普通の火のように温かくはない。親しくもない。血が暗くなりすぎてなお灯る時の、あの黒に近い赤。熱で空気が揺らめいた。足元の地面がくすぶり始めた。
ルビンが拳でルーンを叩いた。
「ヘルファイアモード」
鋼が唸った。
子供じみた意味で大きくではない。馬鹿げた咆哮でもない。武器の内側から来て空き地を撫でる荒く涎を垂らす音。アリッサの腕にすら鳥肌が立った。
「燃えろ」と斧が唸った。「奈落の永遠の炎で燃えろ」
その声が木と地面に入り、少女たちの後ろの幹を震わせた。アリッサが両手を耳に当てたが、音はもう中にあった。
スマラグドの目が大きくなった。涙ではなく。畏敬とむき出しの恐怖が入り混じったあの奇妙なもので。
シダの中で治癒師が目を見開いた。
物語は物語。
これは別物。
あなたたち......何なの......?
ルビンが突進した。
緋色の炎が焼ける軌跡を空気に引いた。斧の通り道に塵の中で熱が揺らめいた。道具のようには振らなかった。すでに下された判決のように振った。
キュクロプスが棍棒を引き上げた。
今度は意識的に防いだ。
ルビンがそれでも打った。
衝撃が硬く醜く空き地に響いた。地獄の炎が棍棒を這い、樹皮を弾けさせ、灼ける裂け目を残した。キュクロプスが本能的に引いた。恐怖からではない。この炎が触れただけでは消えないと身体が理解したから。
それで十分だった。
クレントが即座にそこにいた。
小さな開いた側面を射抜いた。ライトニングモードが爆ぜて。剣がキュクロプスの肋骨の線に沿って走った。大きな英雄的一撃ではない。上半身を回転させる二本の正確で速い斬り。
ディアマントがもうその動きの下にいた。低く入り、短縮された隙に跳び込み、拳を手首に叩きつけた。握りと操りが交わる場所。緑が指関節を走った。鋭く息を吸った。この一撃が折れない程度にちょうど返してくれたかのように。
ヴァレリアが撃った。
殺すためではない。
釘付けにするために。
風が魔物の視界を奪った。
土が立脚を崩した。
火が開いた傷を広げた。
氷が柔らかく譲るべき場所で腕を硬くした。
木の後ろでアリッサとスマラグドが泥に深く伏せていた。
埃が髪と唇に乗っていた。打撃の轟きが骨に座っていた。
初めて両親を母と父としてだけ見ていなかった。
朝パンを割り、叱り、笑い、後頭部を叩き、額に口づけする人間としてだけではなく。
この家の外で彼らがなるものとして見ていた。
ヴォルフクラウ。
一つの大きなポーズではなく。完璧な一枚の絵でもなく。
動きの中で。
噛み合いの中で。
クレントがタイミングと空間に楔を打ち込んだ。彼がいる場所で、戦いは狭く、危険に、速くなった。
ディアマントが危険な一歩ごとに小さな秒を買った。自分では使わなかった。他の三人の手に押し込んだ。
ヴァレリアがキュクロプスに、したくない判断を強いた。一矢一矢が流れの中の圧点だった。
ルビンが開いた瞬間を罰に変えた。決定的に。灼けるように。
並んで戦っているのではなかった。
リズムの中で絡み合っていた。
一歩が次の場所を作った。一撃がすでに別の者への招待だった。何一つ偶然に見えなかった。
「信じられない......」とアリッサが吐息のように漏らした。
留めようとする前に出てしまった言葉。
どうしたらあんなに強くなれるんだろう。
隣のスマラグドが戦いを見つめていた。年齢にはあまりに大きく開いた目で。
「これが......わたしたちとあの人たちの違い」と囁いた。「伝説なんだ」
アリッサは反論したかった。
お父さんはオゾンと革の匂いがするから。お母さんは髪に木屑をつけたまま夜に穏やかにお茶を飲めるから。ルビンはスマラグドが賢いことを言うと微笑むから。ディアマントは自分をイラつかせる人を治す前に笑うから。
だがルビンを見た。地獄の炎が緋色の軌跡で空気を焼くのを。ヴァレリアを見た。戦い全体を上から指揮するのを。クレントを見た。稲妻として、いるはずのない場所にいつもいるのを。ディアマントを見た。一撃ごとに自分の限界をもう少し奥へ押し込むのを。
そしてアリッサは理解した。両方が同時に真実であり得ることを。
温かく。
そして致命的。
シダの中で治癒師が魔力を絞り続けていた。
緑の光が傷を縮めているが、一拍ごとに指先まで脈打った。一度手が滑り、熱い痛みが腕を走った。
泣かない。動かない。......
前方で斧がまた唸った。荒く、灼けるように。治癒師が口元の指をさらにきつく押しつけた。中から出ようとする声があったから。出してはいけない声が。
キュクロプスがよろめいた。
傷から煙が立っていた。凍りついた場所が裂けた。緋色の炎の下に焼けた筋が皮膚に走っていた。塵が血にこびりついた。黄色い目が痙攣した。
一呼吸の間、屈しそうに見えた。
そして何かが変わった。
突然にではなく。
精密に。
目が細まった。
呼吸が深くなった。遅くなった。
棍棒を握り直した。
アリッサは理解する前に変化を感じた。拍子がもう以前のものではなかった。魔物はもうただ圧されているだけではなかった。
考えていた。
人間のようにではなく。
言葉ではなく。
だが適応として。
足の置き方を変えた。左を少し引いた。棍棒を身体に近づけた。距離を縮めた。武器から振りを抜いた。もっと速く反応するために。
目はもう着弾点を追っていなかった。起点を追っていた。肩を。腰を。跳ぶ直前のあの微かな瞬間を。
クレントが最初に気づいた。
肩の小さな痙攣に見えた。うなじの微かな再緊張に。
ディアマントが半歩退いた。恐怖からではない。パターンを読み始めた敵への敬意から。
ヴァレリアがすでに次の弦を引いていたが、顎の線に今は緊張があった。
ルビンが手の中で斧を回した。バランスを再交渉した。
キュクロプスが一拍待った。
そして彼らがいる場所ではなく、いるであろう場所を打った。
棍棒が低く塵を薙いだ。地面を押しながら。さっきまでなら線を切り込めたクレントが中断を強いられた。ディアマントはいつもの役割に跳べなかった。角度がまさにその衝動を待っていたから。
ヴァレリアが撃った。
風の矢が回転した棍棒を滑り落ちた。
土の矢は当たったが、もう開いた場所にではなかった。木が斜めに受け止め、力を削ぎ、ダメージを浅く流した。
ルビンが入った。地獄の炎を燃やして。だがキュクロプスが棍棒を身体に引き寄せた。距離を縮めた。狭い角度に強いた。大振りが自由にならない場所に。
そして突きが来た。
上からではなく。
横からでもなく。
真正面から。
破城槌のように。
ルビンが斧の柄で受けた。緋色の炎が嘶き、煙が立ち、それでも後ろに押された。ブーツが地面に溝を掘った。足元の草が黒くなった。
大きくはない。
だがアリッサに見えるほど。
クレントが再び突入した。稲妻に稲妻を重ねて。だがキュクロプスがただ蹴った。一歩。重く。単純に。地面が震え、クレントのタイミングが揺れの中で崩れた。剣が肉ではなく空気から火花を引いた。
ディアマントが再び脚を低く狙った。
今度は棍棒が即座に来た。
遅れなし。遅い追随なし。もうそこにあった。この小さな打撃がパターン全体を回し続ける棘だと理解したかのように。
ディアマントが地面に身を投げ、転がり、背中の上を通る武器の風圧を感じた。あまりに近く、布の下で肌が痺れた。跳ね上がり、それでも踵に一撃を置いた。
緑がちらついた。
短い脈動。
脚が折れないだけにぎりぎり足りた。
アリッサには見えた。
ディアマントはキュクロプスとだけ戦っているのではない。
自分自身の器量と戦っている。
一撃ごとに見合わなければならない。
一呼吸ごとに足りなければならない。
棍棒がまた空を唸った。その音がアリッサに知るべきことすべてを告げていた。一度立つ場所を間違えれば、終わり。
キュクロプスが全身を張った。
咆哮が引き裂かれた。少女たちの前の幹が震えるほど深く。
狂暴な力で棍棒を振り上げ、砕くためだけの弧を描いて振り下ろした。木が折れた。地面が弾けた。空気があらゆる方向に押しのけられた。
アリッサには影しか見えなかった。押し寄せる動きの壁。
クレントが首を振り向けた。
「伏せろ!」
スマラグドが即座に反応した。アリッサを幹の後ろにさらに引き込み、一緒に泥に伏せた。きつすぎてアリッサが一瞬息ができなくなるほど。
だが空気がないのは死ぬよりまし。
棍棒はもう少し先に着弾したが、圧は届いた。泥が頭上を飛んだ。枝が幹にぶつかり、乾いた音で二つに折れた。破片が降った。
シダの中で治癒師がさらに平たく身を投げ、両手を傷に押しつけた。
お願い。お願い。お願い......
緑の光がちらつき、ほとんど消え、また戻った。
粘って。
頑固に。
ヴォルフクラウが一斉に前に出た。
もう躊躇いはなかった。
クレントが先頭。ライトニングモードが爆ぜる光の第二の皮膚のように。
ディアマントがすぐ後ろ。クレントが必要とするあらゆる隙に自分を投げ込む準備で。
ルビンが緋色の地獄の炎で。斧の周りの空気が熱に歪んでいた。
ヴァレリアが上に。矢をすでにつがえ。キュクロプスの顔からこの先数秒を読み取るのに十分な鋭さの目で。
戦いが再び裂けた。
もっと長く。
もっと激しく。
先ほどよりも容赦なく。
この物語を楽しんでいただけたら、ブックマークや評価、感想をいただけるととても励みになります。皆さんの一つ一つの反応が、執筆を続ける力になっています。




