第4章 - 星と影
七年前、ソルトリス学院にて。冒険者学の教室は下の階にあった。
ここの空気は上の大講堂より温かいが、同時に重かった。白墨の粉が漂っている。乾いて苦い。そこに古い木と墨、そして部屋の隅に掛けられた革帯、鞄、訓練用鎧から漂う渋い革の匂いが加わる。いくつかの留め具は使い込みで油じみていた。何度も外され、何度も締め直された痕。磨かれてはいない。使われている。
今日、黒板の前に立っているのは学院服に身を包んだ青白い学者ではなく、短く刈り込んだ髪と顎から鎖骨まで走る傷を持つ肩幅の広い男だった。暗色の外套の上に二つの紋章をつけている - ソルトリス冒険者ギルドのものと学院のものだ。装飾的な要素は一切ない。むしろ同じ一文を語る二つの封印のようだった - ここには規則がある、と。
「着席。静粛に」
その声は荒かった。外の風の中で鍛えたような。
「今日ここにいるのは、物語に酔いしれるためじゃない。これはお前たちにとって外への道だ - ダンジョンへ、魔物狩りへ、王国やギルドへの奉仕へ」
「外」という言葉が教室の中に硬く残った。
クレントは中央の席で顎を手に乗せていた。隣ではディアマントがくつろいだ様子で椅子に寄りかかり、両手を頭の後ろで組んでいた。まるでこれが授業ではなく、そこそこ気の利いた暇つぶしであるかのように。その落ち着きには挑発的なものがあった。声高でなく。取り繕いでもなく。ただそこにある。
制服についた丸い徽章と同じくらい目立つ形で。
環の中に星。クレントとディアマントのものは明るく澄んだ青。
白金。
数列離れていても見落としようがなかった。
戦闘理論に冒険者学か。クレントは教室を見回した。さて、どれだけ現実と関係があるか。
後方に二人の少女が座っていた。すれ違いの中で名前を覚える程度には何度も見かけた顔。ヴァレリアとルビン。友人ではない。敵でもない。同じ廊下に現れ続けるうちにいつしか見慣れた顔。それが親しさに変わる手前の。
二人とも今日はいつもより静かだった。
急に畏まったわけではない。
何度もこちらを - 彼とディアマントを - ちらりと見ては、見ていないふりをしていた。
黒板の前の男が白墨を手に取った。
「名前を言っておく。時間割を読んでいない者のために。ギルドマスター・ハロンだ。いいや、ギルドマスター殿と呼ぶ必要はない。ハロン先生で結構」
何人かの生徒が緊張気味に笑った。笑いはすぐに消えた。
ハロンが大きく角張った字で黒板に書いた。
星位制度
白墨の粉が乾いた幕のように舞い、しばし光の中を漂った。
「星位制度は、お前たちが暮らすどの王国よりも古い」とハロンが言った。「古代文明の断片から生まれたものだ。戦争のために作られたのか、防衛のためか、研究のためか、今となっては誰にも分からん」
見出しの下に線を引いた。
「事実として、これは生き残った。神々は生き残らなかった。古の帝国も生き残らなかった。だがこの位階制度は残った」
クレントがペン先で帳面を叩いた。
ギルドと同じ制度だ。教室で飲み込めるよう綺麗に整えただけの。
ハロンは一年生に数を教えるように一段ずつ書き出すようなことはしなかった。制度の骨格を黒板に置いた。簡潔に、とうに日常になっているもののように。
登録
星尖 一から五
熟練者: 銅から鋼
名声: 銀からオスミウム
伝説: イリジウム、タンタル、ミスリル、オリハルコン、アダマンタイト
そして半歩退いた。
「登録とは、制度の中に存在しているということだ。名前、記録、データ。それだけ。その上に星尖が五段階ある。初心者だ。初めて外へ出ることを許され、過ちがどれほど速く牙を剥くかまだ知らない者たち」
教室に微かな衣擦れが走った。革が軋む。誰かが急いで咳払いをした。
「その上が熟練者位、銅から鋼まで。外でようやく小間使い扱いされなくなる最初の段階だ」ハロンが白墨でその行を叩いた。「次が名声位、銀からオスミウム。権限が与えられ、責任が生じ、政治的な重みが出る。そして頂点が伝説位。イリジウム、タンタル、ミスリル、オリハルコン、アダマンタイト」
最後の言葉で、静けさが深まった。
ハロンが求めたからではない。アダマンタイトという響きが、試験で到達できる位のようには聞こえなかったからだ。むしろ物語の中にあるべきもの。黒板に書かれるべきではないもの。
ハロンが再び教室に向き直った。
「ここからが、お前たちに本当に関わる部分だ。学院との繋がり」
何人かが即座に姿勢を正した。
「ソルトリス学院での卒業成績が良いほど、冒険者ギルドへの入門位が高くなる。その道を選ぶならの話だが」白墨を持ち上げ、銅を叩いた。「だがそれ以上にはここからは行けない。この学院の直接卒業位の上限は銅だ。錫ではない。青銅ではない。銀ではない。銅だ」
教室に小さな動きがあった。あからさまな不満ではない。そもそも現実的ではなかった期待が、それでも確かにあった期待が、静かに崩れる音。
後方でルビンの視線がクレントの胸元に落ちた。顔ではなく。徽章だけに。
「白金......」と呟いた。
ヴァレリアがクレントから目を離さずに答えた。「そして私たちは卒業しても最高で銅」
非難ではなかった。
ただの剥き出しの事実。
だからこそ刺さった。
クレントは書き続けた。ペンは必要なかったのに。
当然だ。俺たちをどれだけ下に戻したいか、全員にしっかり理解させるためにな。
ディアマントの足が軽く机の脚を叩いていた。規則的な音。まるでもう一つの鼓動のように。
ハロンが腕を組んだ。
「誤解のないように言っておく。例外はある。この学院に入る前から、すでに冒険者である人間がいる」その視線が教室を巡り、どこにも長く留まらなかったが、クレントとディアマントには明確に触れた。「稀な場合、彼らが学院に通うことを許されるのは、より強くするためではなく - 」
意図的に間を置いた。
「社会に馴染ませるためだ」
その言葉が乾いて硬く落ちた。
今度は何人かの頭があからさまにクレントの方を向いた。偶然とは呼べないほどに。教室の後方で、ヴァレリアが一瞬手を止めたのが視界の端に映った。ルビンがその隣で、少しばかり背筋を伸ばしすぎていた。
クレントは唇を引き結んだ。
計画。危険因子。誰も怯えなくなるまで管理される存在。
ハロンが白墨で名声の行を叩いた。
「大半のお前たちは、いつか星尖を抜け出せれば満足だろう。銅に届く者もいる。銀はごく少数。金はさらに少ない」声は落ち着いたまま。「白金以上は、ほとんどの人間にとって目標ではなく噂だ。酒場で尾鰭がつくか、書庫に素っ気なく記録されるだけのもの」
ディアマントが小さく鼻を鳴らした。
クレントは帳面に目を落としたまま、ペンを握る指に力が入った。
俺たちがここに入学する前から白金だったと知ったら、こいつらはどんな顔をするんだろうな。
ハロンが掌で黒板の一部を拭った。白墨の粉が肌に残った。アダマンタイトの下に二つの名前を書いた。
無名の使者
ヴェラ・ヴァネス・ソルトリス
「これまでにアダマンタイト位に疑いなく到達したと確認されている人物は、二名のみだ」と言った。
最初の行を指した。
「古い時代の謎の戦士。確かなことはほとんど分かっていない。ただ、記録がその強さを人の域を超えたものと記している」ハロンが短く間を置いた。「いわゆるユニークスキルに起因するという説もある。証拠はない」
その名前にはそれ以上を与えなかった。
飾りもなく。伝説もなく。
白墨が二行目へ滑った。
「ヴェラ・ヴァネス・ソルトリス。エクシテルの英雄女王」
響きが違った。畏敬ではない。だが本気の重みが聞き取れるだけの敬意があった。
「彼女は歌でも酒場の昔話でもない。記録された歴史だ。彼女の死をもって暦が改められた。今日は英雄女王歴一三一五年だ」
何人かの生徒が頷いた。他の者たちは素早く視線を交わした。数字は知っていたが、その意味を本当に感じたことはなかったとでもいうように。
「彼女は冒険者だった。十六歳でアダマンタイトに到達した」ハロンは言葉を飾らずそこに置いた。「帝国を打ち砕き、暴君を倒し、多くの戦争よりも徹底的に大陸を変えた」
クレントが一瞬黒板に目をやった。
十六でアダマンタイト......そして俺はここに白金で座って、銅が大目標だという顔をしなきゃならない。
その考えは思った以上に苦かった。
ハロンが白墨を最終的に置いた。
「位に夢を見るなら、一つ覚えておけ」視線が教室を一巡した。「星は道具だ。目的じゃない」
誰も何も言わなかった。
「二つ星尖の者が、怠惰なミスリル持ちより誇り高いこともある」
短い間。
そして視線がほんの一瞬、クレントとディアマントに向けられた。
「そして白金の冒険者が、ゴブリンの群れ丸ごとより厄介なこともある」
今度は本当に笑いが起きた。最初はおそるおそる、やがて少し本物に近く。教室がまた呼吸した。
ディアマントが大きく笑い、クレントに身を寄せた。
「聞いたか?」と囁いた。「俺たちは公式にゴブリンより厄介だそうだ」
クレントは表情を変えなかった。
素晴らしい。まさに自分について聞きたかった言葉だ。
ハロンがもう一度声を上げた。
「次の時間で位階の順序を暗記しろ。数字に救われるからじゃない。外では無知が、誇りより速く命を奪うからだ。英雄女王の話を聞くためだけにここにいるなら - 」肩をすくめた。「講堂にでもいろ。ダンジョンには行くな」
鐘が廊下に鈍く響いた。
たちまち教室に動きが生まれた。帳面が閉じられ、椅子が引かれ、ペンが鞄に消えた。だがそれは穏やかな授業の気楽な終わりではなかった。ハロンが与えたのは、二冊の表紙の間に挟んでおけるような内容ではない。
クレントは立ち上がり、ペンをしまい、また視線を感じた。好奇。嫉妬。警戒。
ヴァレリアとルビンのそれは違っていた。嫉みというより、彼の胸の淡い青の徽章が綺麗な色ではなく距離であるという、静かな認識。
イリジウム。タンタル。ミスリル。オリハルコン。アダマンタイト。
ここにいるほとんどの者にとって、それはただの言葉だった。
彼とディアマントにとっては違う。
偉大さを期待されている。それでいて、監視すべきもののように扱われている。
ディアマントが軽く肘で突いた。「行こうぜ。次の教師が世界の仕組みを説明してくれる前に、数分でも静かにできるかもしれない」
クレントは最後に一度黒板を見た。道のように見える位階の列を。その下の二つの名前を。もう道には見えず、物差しに見えた。
それから身を翻し、ディアマントに続いて扉へ向かった。




