第39章 - 守護者
笑い声と嘲りが滝の向こうの洞窟から漏れてきた。
声が煌めく水の壁にぶつかり、切り刻まれ、呑まれ、吐き出された。飛沫自体がそれを嫌っているかのように。水音は言葉を滲ませるほどに大きかった - それでも音節は通り抜けた。醜いほどに鮮明に。
「あのクソ化物が抵抗すらしなかったのマジ笑える!」と誰かが叫んだ。声が高く、興奮しすぎて、滝の向こうの狭さには大きすぎた。
「ね、しかもこっちに話しかけようとしたの!」女の声が硬く笑った。「まるで知性があって - こっちが悪いことしてるみたいに!」
クレントの表情が暗くなった。
双剣の握りがきつくなり、指の関節が白く浮き出た。微かな稲妻が鋼を這った。爆ぜて、嘶いて。空気にオゾンの匂い。夏の嵐を引き裂いたかのように。これはもう準備ではなかった。理由を待つ嵐だった。
アリッサがびくりとした。
父親の姿を見て本能的に後ずさった。速く。ヴァレリアの後ろへ。ヴァレリアの腕が即座に来た。穏やかで確かに。開いていたことに気づく前に閉まる扉のように。
あの呼吸の時は本気だ。
叫ばない。泣かない。ただ小さくなる。
ディアマントがクレントの傍に立った。そこがずっと自分の場所だったかのように。指が開いて閉じた。包帯が張り、指関節が乾いた音を立てた。何も言わなかった。言う必要もなかった。
ヴァレリアがアリッサをさらに後ろに押しやった。慌てた動きではなく、パニックと導きの差を分けるあの穏やかで手慣れた仕方。視線は滝に。手はアリッサに。
ルビンが岸辺の作業を中断し、スマラグドを掴んで後ろに引き、両手斧を手にした。柄が拳に馴染み、刃が滝の飛沫に濡れて光った。
スマラグドはルビンの握りを、言葉の要らない命令のように感じた。従った。
前じゃない。
今じゃない。
「落ち着いて」とヴァレリアが言った。
子供たちだけに向けてではなかった。
クレントとディアマントにも。
声にはほとんど圧がなかったが、多くの重みがあった。「お願い」とは言わなかった。「ここで制御を失わない」と言っていた。
滝の向こうで影が一つ近づき、飛沫の中で一瞬消えた。足音が続いた。笑い。大きすぎる身振り。下手に着こなした驕り。
一人が幕をくぐって出てきた。
「おやおや - 」
男がかがんで何かを拾った。
手の中に鈍く明るい星が灯った - 白金のオクタスター。重そうで、あまりに少ない形にあまりに多くの真実を抱えているかのように。その中の光は親しくなかった。凍りついた月光のような。
「なんであのクソ畜生が襲ってこなかったのか分かんねえけど、まあいいや。これでギルドにたっぷり稼ぎとポイントが入る」と後ろで誰かが唸った。
「間違いない!」別の声が笑った。「もうすぐヴォルフクラウみたいに有名になるぜ!」
その一文が一拍長く空気に残った。
そして世界が傾いた。
轟音ではなく。
静かな逆さまの息のように。
木々が萎れた。樹液と葉の記憶を引き抜かれたかのように。樹皮が鈍くなった。苔が鮮やかさを失った。湖が自らの中に沈み、鏡を畳み、その下に泥と裂けた地の脈を晒した。毛布を剥がしたらその下に傷があったかのように。
草が波のように枯れていった。
緑。
褪せて。
灰に。
そして倒れた。
さっきまで苔と冷たい湿気の匂いだったものが、腐敗と金属に変わった。同時に。腐った水。鉄。血ではない - だが血を思わせる何か。地面そのものが錆び始めたかのように。
一匹のトンボが空中をよろめいた。
アリッサの指に止まった - ぎこちなく生きたまま。周囲で空き地が傷に変わっていく中で。翅が震えていた。空気がまだ居場所かどうか分からないかのように。
アリッサが手を動かさなかった。潰すのが怖くて。すぐにまた失うのが怖くて。
息を吸う。息を吐く。
なんで急に静かで騒がしいのが同時なの?
滝の水音は残っていた。
だが今はもう自然の音には聞こえなかった。
幕の音に聞こえた。
スマラグドがさっきまで草があった場所を見ていた。ルビンの手が肩に重く温かく、もう片側で斧がその正反対を量っていた。
あの存在は本当に守護者だったの?
悲しかった......の?
その考えに怖くなった。それでも残った。
ヴァレリアが変わり果てた景色を見つめ、額の奥で疲労が古い痛みのように引いた。
あの人たちは本当に知らないの?
それとも楽だから知らないふりをしてるだけ?
滝の向こうではまだ一団が祝っていた。世界がたった今自分たちを裁いたことなど知らぬかのように。
「ミノタウロスなんて俺たちの敵じゃねーな!」と一人が叫び、手を打ち合わせた - 五つの手、数え間違えた拍子。
アリッサがヴァレリアの後ろから覗いた。スマラグドがルビンの後ろから。斧が二人と世界の残りの間の横木のように。クレントとディアマントは一ミリも動かなかった。周囲が人に合わせるのではなく、人が周囲に合わせるのをやめるあの種の静けさ。
五人が飛沫の中から出てきた。
女二人、男三人。装備から見て銀ランク。しっかりした帯。手入れされた靴。鋭い刃。すべて整然として、すべて機能的 - だが物語がない。弓使いの女、弓使いの男、魔法使い、治癒師の女、戦士。典型的だ、とクレントは思った。それは褒め言葉ではなかった。
景色を見て凍りついた。
次にヴォルフクラウを見た。
顔から色が抜けた。
一人が口を開いて閉じた。空気の使い方を急に忘れたかのように。
「あれは......ヴォルフクラウ?」と治癒師が囁いた。
鼻にそばかすがあった。この瞬間には柔らかすぎるもの。他の者たちはただ頷いた。
小さな動き - 泥の中の音、足の圧。
次の呼吸でクレントが目の前にいた。
走ったのではない。
ただいた。
一歩遠すぎた、と何かが彼の中で思った。子供たちには嵐に見える。父親ではなく。
立ち止まった。声を張り上げる必要がない距離に。
戦士が反射的に柄に手をかけた。遅すぎた。確信もなく。弓使いの女が肩を上げた。魔法使いが瞬きした。舌の上に半分の詠唱。弓使いの男はどこに目を向ければいいか分からなかった。治癒師が白金のオクタスターを両手で持っていた。急に熱くなったかのように。
「お前ら馬鹿どもは、自分たちが今何をしでかしたか分かってるのか」
クレントの声は大きくなかった。
押していた。
「金と名声に目が眩んで、教わったことを全部忘れるほどか」
誰も答えなかった。
滝が言葉の余地を奪ったかのようだった。
「四年次」とクレントが続けた。「魔物生態学の教条」
剣を少し持ち上げた。威嚇ではなく。黒板を叩く教師のように。水滴が冷たく鋼を打った。
「穏やかな雰囲気を持つ場所、良好な植生と動物相を持つ場所、このような楽園は、通常、守護者に守られている」
五人の銀ランクが突然、その言葉の意味を間違った瞬間に理解した顔をした。
「それをお前ら阿呆どもがたった今殺した」クレントの声が裂けた。「何のために? 何のためだ?」
アリッサがびくりとした。
スマラグドが唇をきつく引き結んだ。上の肌が白くなるほどに。ヴァレリアとルビンが見ずに気づいた。二人が同じ瞬間に子供たちに向き直り、引き寄せた。ヴァレリアがアリッサの後頭部に手を当てた。壊れやすいものを抱えるように。ルビンがスマラグドを完全に傍に引いた。親指がスマラグドの上腕をゆっくり叩いている。
パパが嵐になってる。
ただのパパに戻ってほしい。
アリッサの目が灼けた。
泣かない。今はだめ、とスマラグドが自分に命じた。強くなりたかった。固くなりたくなかった。
「娘がいるから命拾いしていると思え」とクレントが言った。
声が低くなった。
だからこそ危険になった。
「そうでなければこの結晶をお前らの間抜け面に叩きこんでいる」
白金のオクタスターが治癒師の白くなりすぎた指から滑り、泥に落ちた。澄んだ、綺麗な音。ここで意味するものにはあまりに綺麗な。
魔法使いが唾を呑んだ。「俺たちは......思って......」
「それだ」とクレントが遮った。「お前たちは思った」視線が一人ずつを撫でた。「銀ランク。もう新人じゃないはずだ。なのに初めて野宿する子供みたいに振る舞う。森が自分たちの物語のために存在すると思って」
顎が一瞬ぴくりとした。一度息を通した。もう一度。握りの指が緩んだ。
肩越しにアリッサを見た。
大きな目。
怯えた目。
刃の稲妻が静かになった。
「銀ランクなんだろう」ともっと穏やかに言った。「ならそれにふさわしく振る舞え。俺の気が変わって自分でギルドに引きずっていく前に、目の前から消えろ」
叫ぶ必要はなかった。
五人がもがくように動いた。互いにぶつかり、よろめき、立て直し、またよろめいた。戦士が根に引っかかりそうになった。湖が沈んだ底から今出てきたばかりの。弓使いの女が手を少し上げた。謝ろうとして。だが何も出なかった。弓使いの男は地面だけを見ていた。魔法使いが唇を引き結んだ。言葉を押し殺すかのように。治癒師が横に動いた。手はもう空だった。
守護者だったんだ......そして私たちには値段しか見えなかった。
その文が石のように彼女の中にあった。声には出さなかった。その権利がないと思ったから。
「結晶は - 」と魔法使いが小さく呟いた。
「置いていきなさい」とクレントが再び口を開く前に治癒師が声もなく言った。指がまだ痙攣していた。形が残って震えているかのように。かがまなかった。
「行きなさい」とヴァレリアが後ろから低く言った。
夜更かしした子供に言うような言葉 - それでいて革と鋼を貫く角があった。
五人が小さくなり、もっと小さくなり、やがて飛沫の中のただの動きになるまで、アリッサはまだヴァレリアの腕にもたれていた。スマラグドが一瞬、ルビンの肩に顔を押しつけた。もう片方の手の斧は確かなまま。まるで今は軽いかのように。
強くなりたかった。固くじゃなく。
今度はその文が禁止のようには聞こえなかった。
方向のように聞こえた。
ディアマントがクレントの傍に立ち、何も言わなかった。
視線が泥の中の白金のオクタスターに留まった。罪のように重く。決断のように重く。かがまなかった。今日ここで、誰もそうする権利はなかった。
「この件はギルドに報告する」とルビンがやがて言った。
事務的に。明確に。
斧は一指分も下がらなかった。
「それと最寄りの学院の拠点にも」
「そうしましょう」とヴァレリアが呟いた。
視線が破壊された楽園の端を撫でた。湖があった場所を。根が今むき出しの神経のように横たわる場所を。そしてアリッサを。嫌いな種類の静かさになった子供を。
「子供たちをここから連れ出す」
クレントは何も言わなかった。
剣を下ろした。稲妻は消えていた。そしてアリッサを見た。
短い、重い視線。
言葉を使わない謝罪。
アリッサがその視線に耐えた。何を探すべきか分からなかったが。見えたのはただ - パパはまだいる。そしてパパは今、痛いものを見た。
クレントが息を吐いた。
「行くぞ」と言った。
声はまた、道を知る男の声だった。
「行こう」
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