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第37章 - 初めての遭遇

小道が森の奥へ導いた。


木々が高く、古く立っていた。幹が湿気で暗く、苔が樹皮に柔らかく厚く生えている。根の間に朝露の名残が煌めき、鳥のさえずりの下に遠くの水音があった。どこかで小川が流れている。まだ見えないが、森がそれを裏切っていた。


アリッサがスマラグドのすぐ傍を歩いていた。


家を後にすると、何もかもが違って見える。


風の音すら大きい。


中庭より冷たく、湿った土と茸と樹脂の匂いがした。そのすべての下にかすかに金属的なものが空気にあった。アリッサはすぐにクレントを思い浮かべた。「雷」や「魔法」のような言葉ではなく。誰かが望めば弾けそうな空気のあの感覚だけ。


数歩先でヴァレリアとルビンが低い声で道順を話していた。


「水沿いに行けば......」


「西の方がいい......」


「古い窪地は避けて......」


クレントが先頭を歩いていた。手は剣の近くに。注意深く、だが危険を探すだけで引き寄せてしまう硬さはなかった。彼の警戒は静かだった。


スマラグドがいつになく真っ直ぐ歩いていた。


これは訓練じゃない。


本当に外なんだ。


アリッサも同じように歩きたかった。真っ直ぐに。穏やかに。初めて森を見る子供のようにではなく。だが目は勝手に幹から幹へ、シダからシダへ跳んだ。すべてがあまりに大きかったから。森はただの場所ではなかった。別の世界で、自分たちはそこに招かれた客にすぎなかった。


そこで茂みから小道に何かが跳ねた。


丸い。


紫。


濃い汁のように透き通っている。


スライム。


梢から差す光がその身体で屈折し、ぷるぷるとした表面に細い虹の縁を置いた。一度跳ねた。柔らかくて、ほとんど間抜けに。


「わあ、かわいい!」とアリッサが叫んだ。


走り出した。


遠くまでではない。ほんの数歩。本当に見た目通りぬるぬるしているか確かめるのに十分なだけ近く。


手を伸ばした。


まさにその瞬間、スライムが変わった。


表面が裂けた。口がそこから押し出てきた。硝子のように細い歯、多すぎ、鋭すぎる。低い唸りが地面を通して振動した。


アリッサの腕が止まった。


腹が冷たくなった。


歯。


空気を切る音が鳴った。


ヴァレリアの手から放たれた氷の矢がその生き物に当たった。アリッサに噛みつく前に。スライムが一拍固まり、細かい霧になって弾けた。酸っぱい匂いが小道に残った。濡れた魔力。冷たく。異質。


アリッサが後ずさり、つまずき、尻もちをついた。


ほとんど痛くなかった。だが心臓が喉まで跳ね上がり、指が震えていた。


クレントが即座に傍にいた。


大きくなく。慌てずに。


ただそこに。


「大丈夫か?」


手を差し出した。アリッサはまずそれを見つめ、次にさっきまで魔物がいた濡れた跡を見た。そして掴んで引き起こされた。脚が一瞬柔らかく感じた。


「うん」と速すぎる声で言った。


クレントが一瞬見定めた。訓練の時と同じように。本当に立っているのか、そのふりだけかを知りたい時の。そして頷いた。


「小さな魔物でも侮るな」と低く言った。「危険度は銅級。大したことなさそうだが、油断すれば十分危ない」


アリッサがまた小道を見た。


こんなに早くかわいいものに歯が生えるんだ。


ヴァレリアがかがみ込み、石の上の湿った残りを拭った。整頓好きからではない。習慣で。


すると湯気の立つ跡の上に小さな星が実体化した。


銅のオクタスター。綺麗に形作られ、光の中で鈍く温かい。一つの尖りがまだ微かに光っていた。


ヴァレリアが拾い上げ、指の間で一度回し、袋にしまった。


「忘れないで」と穏やかに言った。「オクタスターは集めるもの。ギルドで数えてもらえるから」


アリッサが頷いた。


オクタスター。ギルド。数える。


大事そうな響きだった。なぜかはまだ正確には分からなかったが。


森がまた二人を受け入れた。


さえずりが戻った。足音が規則的になった。アリッサは今になって気づいた。ずっと小さな剣の柄をきつく握っていたことに。


無力じゃない。


スマラグドがまた隣を歩いていた。何も言わなかった。だが目がさっきより覚醒していた。


---


やがて森が小さな空き地に開けた。草が膝丈に立ち、静かな池の上をトンボが飛んでいた。空気の匂いが違った。もっと重い。もっと金属的。


スマラグドが少し先へ行き、穂の間を指で撫でた。


「雨の匂いがする」と言った。


アリッサが鼻を上げた。確かに。あった。雷雨の直前のあのかすかなもの。ただし雲もなく雷鳴もなく。


ヴァレリアが空き地の端で立ち止まり、耳を澄ませた。


「ここの地脈から来てるの」と穏やかに説明した。「森は魔力を呼吸してる。場所によっては空気が濃くなるほどに」


ルビンが池と岸辺と茂みに目を走らせた。手は斧の近くに。


「なら気を抜かないことね」と言った。「こういう場所は客を引き寄せるから」


「魔物?」とアリッサが訊いた。声が少し高くなった。さりげなくクレントに近づいた。


ルビンが小さく鼻を鳴らした。「時々ね。あるいは道に迷った旅人」


茂みでざわめきがした。


もう一つ。


風ではない。鳥でもない。


足音。


クレントが手を上げた。


即座に森が黙った。アリッサは急に自分の呼吸が聞こえた。そして草の中の微かな音が、ほとんど恥ずかしいほど大きく響いた。


五体、六体の影が木々の間から現れた。


小さい。前屈み。灰緑色の肌。あれほど汚いものにしては明るすぎる目。手には錆びたナイフ、棍棒、かつて斧だったかもしれないもの。笑い声が石の上を擦る金属のように聞こえた。


ゴブリン。


アリッサの腹がまた冷たくなった。


ヴァレリアがちらりと見渡しただけだった。「銅......と錫」と呟いた。「基本級」


アリッサは「錫」がより上だと即座に理解した。なぜ分かるのか自分でも説明できなかった。


「準備運動にはちょうどいい」とクレントが言った。


剣を抜いた。音は静かだった。鞘を離れる金属、それだけ。アリッサにはスタートの合図に聞こえた。


最初のゴブリンが叫び、突進した。


アリッサには貪欲な顔が一瞬だけ見えた。そして変わった。


驚き。


電光の一閃が霧を走った。火花が散り、クレントはもう一歩先にいた。腰からの回転一つ、正確に置かれた一撃。ゴブリンが崩れ落ちた。足元の地面を奪われたかのように。


ヴァレリアが手を上げた。指の間に青い矢が三本、次々と形を成した。元素の矢。澄んで、冷たく、精密に。素早い連射で放った。一本ごとに霜の軌跡を引いた。当たった場所で冷気が空気に細い息を引いた。


ルビンが叫んだ。


怒りからではない。スイッチを入れる者のように。


斧が振り下ろされ、地面が震えた。向かってきたゴブリンが走りから弾き飛ばされた。質量には法則があることを忘れたかのように。


ディアマントは落ち着いていた。一体が近づくまで。そして一撃を避け、横に退き、動きの中に滑り込んで、肘を肋骨に叩き込んだ。


乾いた音。


ゴブリンが息を呑んだ。


二撃目の精密な打撃で崩れ落ちた。


ディアマントの手に緑の光がちらついた。攻撃としてではない。反響のように。損傷に触れ、それを記憶する何か。


スマラグドがその後ろに立っていた。目を大きく見開いて。


こうやるんだ。


まず打つ。そこから治癒にする。


アリッサは動かずに立っていた。


本当に戦うとこういうことなんだ。


中庭とは違う。


これは本物。


一体のゴブリンがアリッサの方へ一歩踏み出した。


アリッサの手が剣の柄をきつく引いた。勇気からではない。恐怖から。


クレントがもうそこにいた。


たった一振り。


正確。短い。決定的。


ゴブリンが倒れた。


最後の一体が逃げようとした。


クレントの方が速かった。もう一振り。終わった。


静かになった。


すぐに穏やかにはならなかった。雷雨の後の静けさのように。さっきまでどれほど騒がしかったか、ゆっくり理解し始める時の。


ヴァレリアが矢を消した。細かい霜の粒子が一瞬空中で煌めいて消えた。死体の間に次々と小さな星が現れた。


オクタスター。いくつかは銅。一つはより重く鈍い光沢 - 錫。


ルビンが拾い集め、当然のように袋にしまった。呼吸するように。


ディアマントが息を吐き、自分の手の甲に一瞬手を当てた。緑の光が皮膚に沁み込み、指関節の裂けた痛みを閉じた。


クレントが子供たちを見た。


厳しくはなく。


明確に。


「終わりだ」と穏やかに言った。「先へ」


---


森がさらに深くなった。薄暗くなった。太陽の光が細い筋でしか梢を通らず、地面に明るい斑点を置いた。アリッサが手を伸ばすと、指の上で踊ってまた消えた。


スマラグドの隣を歩いた。


「怖い?」と低く訊いた。


スマラグドがかすかに微笑んだ。「ちょっとね」


アリッサが待った。


「でもいいの」とスマラグドが言った。「怖くないと油断するから」


アリッサが唾を呑んだ。


もう学んだみたいに言う。


わたしもそれを学びたい。


クレントが突然立ち止まった。


頭がほんの少しだけ動いた。「聞こえるか?」


アリッサが息を止めた。


最初は風しか聞こえなかった。


それから遠くに唸りが来た。低く。ほとんど旋律のように。動物のようでも楽器のようでもない。そっと触れられた弦のような。


ヴァレリアがクレントの隣に立った。「空気の中の魔力。古い痕跡かもしれない。危険はなさそう」


「何の痕跡?」とアリッサが訊いた。


ルビンの声が一瞬柔らかくなった。「かつてここに住んでいたものの。森は記憶を溜めるの」


スマラグドが古い木のそばで立ち止まり、幹に手を当てた。樹皮は粗く、湿って、冷たかった。その下に温もりがあった。太陽の温もりではない。何か生きたもの。


ディアマントが見やった。「呼吸してるんだ。魔力は命だ。そして命は呼吸する。木の中でも」


アリッサが自分の小さな手を隣に当てた。


最初は何も聞こえなかった。


それからごく微かに、鼓動。


穏やかに。均等に。心地よく。


アリッサが気づかぬうちに微笑んでいた。


道が下った。光が弱くなった。幹と幹の間に薄い霧が立ち始めた。ほとんど透き通って、淡い色の煌めきを含んで。緑。青。銀。


ヴァレリアが一度深く息を吸った。「地脈共鳴。古い地域に入ったわ」


「進むが、ゆっくりだ」とクレントが決めた。「流れは安定している。それでも注意しろ」


一歩一歩ついていった。風がここではもっと低く聞こえた。森全体の唸りのように。


アリッサが少しつまずき、すぐに立て直した。速すぎる笑みを浮かべた。「疲れてないよ!」


ルビンが頭に手を置いた。軽く。短く。本物。


「疲れてもいいのよ。冒険は競走じゃないから」


「でも走ったら早く英雄になれるよ!」とアリッサが笑った。完全に合理的な論拠であるかのように。


ヴァレリアが低く笑った。「そうやって始まる話は、後で教科書に載ることになるわ」


クレントが振り返った。視線は穏やかだったが真剣だった。「その教科書に載るなら、賢かったからであってほしい。他人がお前たちの失敗から学ばなきゃならないからじゃなく」


霧がもっと濃くなった。遠くから今度ははっきりと川のせせらぎが聞こえた。


クレントが手を上げた。「水まで行って、そこから西へ。古い道がある。岸辺より安全だ」


「どこまで入るの?」とスマラグドが訊いた。


ヴァレリアが穏やかに答えた。「今日の予定より深く。でもより安全に」


水音をたどっていくと、木々の間に小川が現れた。澄んで。冷たい。細い光の筋が水面で震えている。小さな銀色の魚が石の間を走った。


アリッサがかがみ込み、手を水に浸した。


冷たかったが、親しみがあった。


水が指の上を流れた。自分が誰かなど問わずに。


ルビンが一口飲み、ディアマントが周囲を確認した。神経質にではなく。ただ丁寧に。


「痕跡なし」と言った。「獣道だけだ」


クレントが頷いた。「よし。流れに沿って、谷へ入る」


アリッサが顔を上げた。「まだ先があるの?」


スマラグドが少し笑った。「今やっと始まったんだよ」


アリッサが低く笑った。


そして歩き続けた。


一歩一歩、森の奥へ。光が柔らかくなり、霧が濃くなり、目の前には西への細い道と、未知のものの静かな呼び声だけがあった。


これが冒険なんだ、とアリッサは思った。


苔の匂いがして、呼吸みたいに聞こえる。


誰ももう話さなかった。


ただ歩き続けた。

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