第12章 - 炎と雷の舞
翌朝、太陽はまだ低かった。
金色の光が中庭に溢れ、石畳と木に温かな筋を置いていた。空気はまだ誰も破っていない約束のように新鮮だった。敷地の端の小さな森から露の匂いが漂ってくる。冷たく、澄んで、湿った土とかすかな樹脂が混じって。
ヴァレリアが一人で外に立っていた。
今日は毛布を中に置いてきた。朝を肌で感じたかった。風の軽い引き。腕に降りてくる冷気を。目の前に的が立っている。以前の矢の跡が木に刻まれ、円は擦り切れ、まるで的すらこの数日で完全には回復していないかのようだった。
ヴァレリアが弓を構えた。
呼吸は落ち着いている。落ち着かせられる限りは。
吸う。止める。吐く。
身体の中の魔力が不均等に流れていた。
ある時は外へ押し出そうとする。速すぎ、熱すぎ、貪欲に。かと思えば崩れ落ち、粘る疼きだけを残す。以前のような失敗ではない。焦点の置き間違いでも、杜撰な構えでもない。身体そのものが別の秩序を得て、中のすべてがそれに合わせて働くことをまた学ばなければならないような感覚。
「チッ......」
矢尻に火を集めた。小さく、綺麗な一つの火花だけ。燃えても喰わないもの。
放った。
矢が飛び出し - 空中で弾けた。
短い熱い息が顔を撫でた。火花が散り、消えた。焦げた空気の匂いが一瞬だけ残った。鋭く、乾いて。
ヴァレリアが短く目を閉じた。
指が弓をきつく握りしめたが、下ろしはしなかった。
制御を取り戻さなきゃ。
深く息を吸った。胸郭が抗議するほど深く。もう本当の痛みではない。かつて何かが折れたという記憶だけ。
次の矢に氷を纏わせた。
冷たい霧が指先を這った。放つと、矢が朝の金色を正確に切り、的に当たった。真ん中ではない。だが刺さった。
小さな勝利。
視線を的に留めたまま、次の矢を矢筒から引いた。
今度は風。軽く。速く。
射はわずかに逸れた。的の縁で木が裂けた。
綺麗ではない。だがましになった。
額に汗が浮いた。背中の引きつり、腕の緊張、心臓の拍子を感じる。
そしてその下に、より静かに、より深く、もう一つの重みがある。圧ではない。むしろ無言の戒め。
もっとゆっくり。
ヴァレリアは込み上げる苛立ちを小さく保つよう自分に強いた。
怒りはすべてを悪化させる。魔力がすでに糸を引いている時に、暴れる余地を与えるだけだ。
落ち着いて。導くのは私。魔力じゃない。
再び集中した。元素を互いから分けて保つ。荒ぶる獣を力ではなく静かな手で制するように。
一歩。
一呼吸。
一つの標的。
温もりが矢尻に集まった。最初は小さく。制御されて。そして変化した。
紫紅。
火の澄んだ赤ではない。氷の青でもない。風のほとんど見えない切れ味でもない。自分の中で生まれたのではなく、自分を通り抜けていく何かのような紫の色調。
ヴァレリアの目が細まった。
止めたかった。射を引き戻したかった。矢を「正しく」戻したかった。
遅すぎた。
放った。
命中は打撃のように的を襲った。
木が裂けた。破片が飛んだ。支柱が振動した。内側から何かに蹴られたかのように。一拍の間、ヴァレリアは静かに立ち、中庭に残る鈍い余韻だけを聞いていた。
短い微笑みが唇に忍び込んだ。
「ましになった......」
「あるいはただ無茶になっただけ」
ヴァレリアが振り返った。
クレントが少し離れたところに立っていた。前からいて、わざと音を立てなかったかのように。双剣が手の中に緩く収まっている。その目にはあの挑発が煌めいていた。安心させると同時に神経に障るもの。あまりに本物だから。
「クレント......!」
無実を装って肩をすくめた。「何だよ? 制御が欲しいんだろ?」
「制御であって、混沌じゃないの」
「なら俺と踊れ」片方の刃を持ち上げ、もう一方に軽く当てた。明るく短い音。「混沌ってのは、まだ理解してないリズムにすぎない」
ヴァレリアが鼻を鳴らし、すでに次の矢に手を伸ばしていた。
「本気、あなた?」
火の矢が彼に向かって飛んだ。
クレントが声を上げて笑い、刃を跳ね上げ、火花の雨の中でその射を弾いた。輝く飛沫が落ちた場所で、石畳の露が音を立てた。
「いつだって」
稲妻が腕を這い、生きた脈のように刃に沿って走った。ヴァレリアが再び弓を引いた。今度は矢尻の炎が従った。一瞬、中庭が光の小さな戦場になった。
だが二人の笑い声はどの着弾音よりも明るかった。
ヴァレリアが射った。クレントが躱した。あまりに際どく、風圧で袖が持ち上がった。正面からは戻らなかった。距離を崩すだけ。彼女の拍子に入り込み、一つの角度を奪い、別の角度を与えた。
「手加減してるでしょう」とヴァレリアが叫んだ。すでに次の矢を掴みながら。
「支えてるんだ」とクレントが即座に返した。
甘い言葉ではなかった。人前向きでもなかった。握りのような一言だった。確かで、小さく、だがそこにある。
「遅いぞ」と言った。
ヴァレリアが次の矢を引いた。「もう一回言ってみて」
氷。それから風。
一射目は低すぎた。二射目は高すぎた。クレントが風の矢を双剣の交差で受け止め、氷の矢には横に一歩退くだけで脇を飛び過ぎさせ、地面に突き刺さった。
彼が突然、さっきよりも近くにいた。
快適に狙えないほど近い。
ヴァレリアには彼の意図がすぐに分かった。
考えるな。感じろ。
また射った。
今度は魔力の揺れが速すぎた。矢尻の炎が貪欲に矢を喰った。射が綺麗に飛ばず、歪んだ燃える軌跡で逸れた。
クレントに真っ直ぐ向かって。
横に飛んだ。射が地面に着弾し、小さな火の花となって弾けた。熱が中庭を舐めた。露が音を立てた。
「ヴァレリア!」クレントが笑った。だがその下に本物の警戒が残っていた。「俺を殺す気か」
「違うわ」弓を再び構えた。「今日は身体が勝手にやってるの」
笑いがすぐに変わった。
消えたのではない。柔らかくなった。
クレントが一瞬だけ彼女の腹に目を走らせた。ほんの一拍。そして刃を少し低く構え直し、立ち方を変えた。
「ならゆっくり踊ろう」
そこから導き方が変わった。
強い突進はもうない。急な方向転換もない。圧の代わりにリズムを与え、射ち込める開いた角度を示し、彼女が構える前に距離を奪うことをやめた。
ヴァレリアの魔力がすぐにそれに掴まるのを感じた。
一射。
真ん中。
乾いた硬い命中音が、内側の何かを軽くした。
「ふん」
顎を上げた。「ほらね?」
クレントが歪んだ笑みを浮かべた。「一度も疑ってない」
信じた。
もう一射。風。
矢が絹を切る刃のように唸った。クレントが双剣の交差で受け止めた。火花が散り、一拍の間、それはまさにこの朝がなったものに見えた。
炎と雷の舞。
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家の中で暮らしが動き出した。
ルビンが寝ぼけ眼で瞬きした。スマラグドが隣で落ち着きなく身をよじっている。小さな子は眠りの温もりと重さの中にいて、乳と毛布と、静かな瞬間にすら生きた何かを宿すあの名状しがたい幼さの匂いがした。ルビンはディアマントが眠り続けられるよう、そっとシーツから抜け出した。
一瞬、眠りの中の彼が若く見えた。他の者たちがしがみつく癒し手というよりも。ただのディアマントとして。
ルビンはスマラグドを抱き上げ、階段を忍び降りた。
廊下は木とパンと、どこかのきちんと閉まっていない隙間から入り込んだ冷たい朝の空気の匂いがした。台所に入ると、すぐに聞こえた。
外からの篭った音。
爆ぜる音。唸る音。ただの鋼以上の何かが発する鋭い音。
ルビンが窓辺で立ち止まった。
外でクレントが中庭を駆けていた。稲妻が刃を走っている。ヴァレリアが弓を引いていた。もう誰も「もう少し気をつけて」とだけでは済まないほど腹が目立つ。火、氷、風 - 矢が素早い切り替えで朝を貫いていた。
ルビンは思わず息を止めた。
まだ訓練してるの? この状態で?
衝動がすぐに来た。
外に出る。止める。叱る。誰かに理性的であれと命じる。
それがルビンだった。心配が大きくなりすぎると行動に変える。恐怖が根を張る前に。
だがヴァレリアの顔を見た。
絶望はない。盲目的な怒りもない。
集中。
生。
ヴァレリアは何かを証明するために射っているのではない。森に奪われたものを、一つ一つ取り戻しているのだ。
ルビンはゆっくりと息を吐いた。
「ママ!」
外でひときわ鮮烈な稲妻がヴァレリアの矢を火花の雨に弾けさせた時、スマラグドが興奮して手を叩いた。
ルビンが微笑まずにはいられなかった。「パパそっくりね。弾けて光るものは何でも素晴らしいのね」
スマラグドがくすくす笑った。
そして増えた。
ルビンが瞬きした。
二人。
それから三人。
そして四人の小さなスマラグドが突然台所にいた。全員が同じ明るい笑い声で、全員が同じ溢れんばかりのリズムで。一人はまだ椅子に座っている。もう一人はすでにテーブルの上に立ち、両手を伸ばしている。三人目がパン籠に向かって、身の丈に合わない決然さでよちよち歩いていた。四人目がルビンの方を向き、ディアマントにあまりに似ていて偶然とは思えない威厳で空中をぱちぱちと叩いた。
「あらまあ、神々よ - 」
ルビンの笑いが大きく、素直に弾けた。
幻影の一つがよろめき、微かな煌めきの中で消えた。残りは留まった。本物のスマラグドが歓声を上げた。自分がどれほど見事な混沌を引き起こしたか、たった今気づいたかのように。
ルビンがスマラグドを腰に据え直し、小さな像をもっとよく観察した。
偽のスマラグドの一人が木の匙を剣のように掲げ、あまりに猛然とした顔をしていて、ルビンには即座にクレントが浮かんだ。極小版で、頬をぱんぱんにして。
次の一人が床に座り、膝の上で手を組み、あのあまりに落ち着いた、ほとんど不気味なほど真剣な表情を浮かべた。ディアマントが、本人すらまだ気づいていない痛みを見た時の顔。
そして三人目......
三人目が顎を突き出し、片眉を上げ、今にも極めて乾いた一言を放ちそうな目でルビンを見た。
ルビンが凝視した。
「嘘でしょう」と呟いた。「それまでやるの」
スマラグドが手を叩いた。三人全員が一緒に叩いた。
ルビンが薬缶を火にかけ、その間も観察を続けた。湯が歌い始めた。台所はパンと薬草、そしてやがて珈琲の匂いに満ちた。不条理で、完全に現実の一瞬の間、すべてが普通に感じられた。偽のスマラグドが三人、テーブルと椅子の間で家族を演じているにもかかわらず。
だがルビンは盲目的には笑わなかった。
もう違いを知っていた。
小さなこと。ずれたボタン。裾のほつれた糸。どうしても完全には落とせない小さな染み。これらの幻影は綺麗すぎた。整いすぎていた。滑らかすぎた。
「面白いわね」とルビンが少し身を乗り出した。「本当に面白い」
偽のスマラグドの一人がテーブルに飛び乗り、舞台のヒロインのように両腕を広げた。
ルビンが厳しい目で見た。「あなたは『じゃじゃーん』じゃないの」
そして同じ瞬間にまた笑わずにはいられなかった。幻影があまりに誇らしげで、腹を立てる気にもなれなかったから。
外でまた稲妻が地面を打った。スマラグドが喜んで手を叩いた。三つの像が一緒に叩いた。
そして魔力が不安定になった。
ルビンが最初に気づいたのは像そのものではなく、空気だった。張りすぎた糸が今にも切れそうな時のような、微かな不快な揺らめき。
一つ目の幻影が明滅した。
まだ立っている。
また明滅した。
そして光の塵に崩れた。
二つ目がもう一呼吸長く保った。三つ目も。それから一つずつ消えていった。小さな蝋燭が順に吹き消されるように。
残ったのはスマラグドだけ。
本物の。
満面の笑み。手を叩いて。母親にたった今与えた試練に完全に満足して。
ルビンがゆっくり椅子に座った。この小さな混沌が、許されるべき以上の力を消費したと、身体がようやく理解したかのように。筋肉ではない。頭の中で。
スマラグドの髪を撫でた。
そっと。
母親としてだけではなく。これがもうとっくに可愛い芸以上のものだと理解した者として。
「分かったわ」と温かく呟いた。「あなたは自分にとっての奇跡なのね」
スマラグドがくすくす笑い、手をぺちぺちと叩いた。
ルビンが微笑み、窓に目を向けた。
外ではクレントとヴァレリアがまだ中庭で舞っていた。火花が散る。木が裂ける。笑い声が台所まで届く。二人の間にあるのは、説明を必要としない種類の近さだった。すべての動きの中にあるから。
ルビンはしばらくそこに目を留めた。
よかった。
良すぎるのかもしれない。
その考えは水面の影のように一瞬だけ掠めた。掴まなかった。
今日は。
今日は台所がパンと珈琲の匂いで満ちている。
今日はスマラグドが腕の中で笑っている。
今日は家族で十分。




