裸の王様
ノベルトの部屋に 訪問者が来る
すでに今日は報告会も終わり 誰もいない時間だった
「今日は どうもありがとうございました
友人も喜んでいました。」
と 老婆は挨拶に来たのだ
ノベルトは 椅子から立ち上がり
「いえいえ こちらこそ あのツフュールと会えたし
こんな機会を与えてくださって感謝しています」
「ただ・・・・・・・・・・・姫が姿を見せたそうで ちょっと焦りましたよ」
小声で そう言うノベルトは子供のようだった
「珍しいね・・・・・よそ者のので入りが気になったかな?
まぁ 友人は何も言ってなったから気にしていないよ」
と 軽く笑ってみせた
「そうですか よかったです。
次は 彼女たちいつ来るんですか?」
ノベルトは だらしない笑顔になる
「リュウが気にいったみたいだね・・・・・
あんたは 姫が一番なんだろう?」
ちょっと冷やかにそう言う
「もちろんそうだけど 彼女も美しい!
あっ・・・・・・もしかして ツフュールの彼女だったりします??」
急に慌ててそう聞いてくる
そう言うことにかんしては 鋭いんだねと 内心思いながらも
「それは無いわよ 安心しなさい」と言った
ノベルトは すっかり リュウを気に行ったようで次のデートをするかのように
再会を待ち望んでいる
「向こうから また後日連絡来るから
分かり次第報告します」
鼻の下を伸ばしてるリーダーを 冷やかに見てあしらうように去っていく
部屋を出ると 老婆は 長い廊下をゆっくり歩く
ノベルトはすっかり信じ込んでいるね・・・・・
警戒は怠らないだろうけど 管理は甘くなりそうだ
しかし 女好きだと 能力が高くても仕事が出来てもちっともついていく気がしないね
あれさえなければ 裏切らないのに・・・・・・・
女好きな男は ろくなもんじゃないわ
リュウが図に乗る姿を見るのはしゃくだけど どうやら第一段階は上手くすべり出したようだね
密かに にやりとほほ笑む老婆だった




