病院見学
紺色の衣装を身にまとった ノベルトは 清潔感あふれていて
凛々しい今どきのアイドル風なのに 年は30歳頃の風貌のため
落ち着いていて それでかなり 良い男のポイントが上がっていた
ノベルトに視線を送る回数まで制限されているリュウは 話しかけられた時以外は
目線をずらしていたが
内心 「久々の良い男を見たわ!」と ウキウキしていた
ノベルトは 分かりすく リュウに話しかけることが多かったがセンバティにも
声をかけ 会話に交じっていたので 嫌な思いを微塵も感じさせない 社交的な男だった
すらりと長身の おそろい?の衣装の センバティ達を見て
どんどんフレンドリーになっていくノベルトは 唐突に
「2人は 恋人同士?」と 口は笑っていたが 真剣な目で聞いてきた
リュウはクスッと笑って
「そう見えますか? 私達はライバル同士なんです」
センバティも
「恋人ではない 仲間の一人だ」
ときっぱり言い切った
2人の答えの少しホットしたノベルトは
「2人はモテるだろう? お互い恋人がいてもおかしくないかとおもっていたんだが」
と さらに掘り下げてきた
リュウの情報を聞き出したいのが よくわかる
リュウは 含みを持った笑いで
「それなら あなたのほうが 大きなアジトの若い美しい権力者で
私達なんか足元にもおよばないくらい 力を持っているでしょう?
ノベルトは どこからも人気が高いのがわかりますわ
私なんて 太刀打ちできないわね」
と 軽く笑った
センバティは気のある女を取り込むスピードに長けているので
しのまま 口説き落とすスタンバイに入っていた
しかし 後方には 明らかに身長。腕力にまさる「仲間」がいるので。。。。。。
センバティは
「そんなこと言ったら ノベルトさんが 困るだろう?」
とたしなめるふりをする
ノベルトは謙遜してみせたが 「リュウと2人きりだったら イケそうだな」とも思っていた
興味のない院内のいつもの廊下や抜け穴 ノベルトの部屋 会議室など回ったところで休憩
しばしお茶がくるまで ノベルトの部屋の隅々を 脳裏に鮮明にインプットしていた
何か 重要なものが 隠されてそうな所はなかったか・・・・・・・・・
変わった様子は感じとれなかったか・・・・・・・・・
次に行く 人間と接するエリアに入る前に 少し 注意事項が言い渡された
「ここには 妖精・悪魔が人間にとりついていることが多い
そして その患者は 中には 私達と会話することもできる
そういう機会はほとんどないが もし はなしかられても 相手にしない聞こえないふりを
してほしい
あとは ご自由に 見学を楽しんでください
一応 間取りを書いたので 迷うことはないでしょう」
屈託のない笑顔で 2人から離れると 仲間を何人か集め始めた
ここからは リュウとセンバティは自由行動のようだ
帰る時間は決まっているが べったり監視・リュウを落とすことは今ではないと
感じたノベルトは 泳がすことにしたらしい
気がつくと 部屋の向こうでは 何人か妖精が集まっている
各階のリーダーと 補佐3名が 待機していた
1階から順番に リーダー達の案内で 病院見学が始まった
リュウは 興味なさそうにしていたけど リラのいいる階は興味あるので
しぶしぶ 付き合う羽目になった
ここからが メインなのに なんでそんなやる気ないんだと センバティは内心思っていた
「リュウ お世辞言いすぎだぞ あんまり喋ると ボロ出るからな」
と 小声で忠告するも あっさり聞き流した 古狐リュウだった
笑顔が美しいのと(センバティに対する 嫌味笑いだったが) 抜群のスタイルのリュウに みんな見惚れていた
センバティもいつもより 精悍さがまして 男らしい力強い寡黙な雰囲気で
女子の注目を集めている
きっと 油断させて あとで 変な行動がなかったか 報告させるつもりなんだろう
意図が読めた2人は やはり ノベルトは腹黒いなと思い
気を引き締め直した
案内を勧めると リラと一緒だった人間の雄たけびもどんどん近づいてくる
はやいこと そこへ見学に行きたい2人だが 失礼にあたらないよう 不自然じゃないように
向こうのペースを合わせて 進んでいった




