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半端者  作者: ランプ
13/58

恋愛相談にのる妖精

あれから妖精サイズに変換して 家に帰ると ユイ達は一家団欒を囲んでいたが


興味深々で 女子高生の話を聞いてきた


「で?  で?」

とくにユイは モパより気になっていただけあって 力が入っていたが

話を最後まで聞くと 安心した表情になった


「よかったわね~ いい妖精に出会えて!  その子の人生大きく変わったわよ。」


「う~ん あとは 本人次第かぁ・・・・ どうなるんだろうね 一ヶ月後」

旦那はビールを飲みながら

「モパは もし その子が進級できなかったら どうするんだ?」

と聞いてきた



少し考えて

「・・・・言った通り もう 助けはしない  それが彼女の人生だ」

と答えた


その言葉を聞くと ゆっくりうなずき

「その子のためにもなるしね  そう考えると アニメのキャラは主人公に甘いな

あれじゃ 成長できない

いつまでも 頼る存在を離せなくなってしまうよなぁ

あぁ でも ドラえもんの最終回は 泣けたけど・・・・」


なぜか ドラえもんはリサーチ済みのモパも うなずいた


まぁ 一緒にされてもどうかとも思ったが 確か のび太が独り立ちするのにボロボロになっても

果敢にジャイアンに攻めていく姿が浮かんだ


「私 春がそういうことになったら どうしようって考えちゃうな

進級・・・・受験・・・・・いつかは来るのよね~

なんだか その女子高生のこと どうなったか気になっちゃう・・・・

あ! でも もう、 私も声掛けたりしないからね」

最後は モパに向かって言った




数日後 公園にまた足を伸ばしたモパに センバティが笑顔で近寄ってきた


「この前の夜の若い女は 彼女か?   ああいうタイプが好みなのか?」

からかうように話かけるが モパは嫌な顔をせずに


「そうだな 前の女だ」

と言った 間違いは言ってない 前同居人だから


かなり不似合いの2人だったので その言葉を聞いて とても驚いたセンバティは思わず

「趣味 悪いぞ!」

と モパが怒ったらどうしようかとは考えずに うっかり言ってしまった


「・・・・そうだろうな・・・・・」

相変わらずの真顔のモパに センバティは信じられないという表情で固まっている

ゆかりが聞いていたら 物を投げつけられそうな会話だと 思っていた


「モパはさ・・・・ 

ミクのことどう思うんだ? タイプか?」

ようやく言いたい本題に話を持っていくと 今度は真剣な表情で答えを待った


「美しい人だと思う 彼女に好かれて嫌な思いをするものは居ないんじゃないか?」

と センバティの反応を見ながらモパは言った


「そうだよな・・・モパでもそう思うか・・・・」


好きな相手を褒められてうれしいけれど ミクは モパに気があることくらい

センバティも分かっていた

最初は にやけていたが 突然凛々しい表情になって モパをまっすぐ見つめ


「実は 私は ずっと前からミクが好きなんだ」

と 言った

いまさら 愛の告白をしなくても 誰でも気づいてるんじゃないかと思っていたので

逆に モパは 話の続きが気になった


「でも 自信がなくて 彼女に言えない・・・・

なんて言ったって 彼女のほうが強いし 賢いし・・・・立場ないし・・・・」

どんどん背中が丸くなっていく


「モパくらい 力があれば 自信持てるんだがな」

恨めしそうな目で見られた


憎めない奴だが これでは ミクでなくても ついていけないだろうと思った


「力の問題じゃないだろう」

と言うと


「力があるから そう言えるんだよ」

と センバティは 投げやりになっていた


見かけは男らしいのに 意外に女々しいなと思ったが その言葉を飲み込んだ

これじゃ いつまでたっても ミクに振り向いてもらえそうにない



「力があればいいのか?

じゃあ、 我が家で補給したどうだ?」

この提案を聞いて センバティは 驚愕の表情になる


「何言ってるんだ この前 またあのチビに 両手でバーンって

つぶされた悪魔がいるんだぞ!!  知ってるだろう?

それから あの技はサンドイッチと仲間内で言われてるんだ」


「・・・・それは知らなかった・・・・」

笑いをこらえてモパはそう言うと


「そ・・・そうだな  どうしよう 確かに力は格段に得られるけど

死ぬかもしれないし・・・・・・・サンドイッチで死滅って・・・かなりブルーだなぁ」

大きな体が どんどん丸まっていくのを見ながら


「私の友人としてなら 大丈夫じゃないか?

もちろん 保証は出来ないけど 邪な気持ちがなければ 春も手だししないよ

煩悩を捨てるんだな」

と提案した


いつまでたってもキリがないので このおかしな友人が悩んでる隙に モパは 丘のほうへ移動した



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