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半端者  作者: ランプ
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気が弱いが男らしい奴と気が強い愛しい人

丘の周辺は 日が陰ってるところは 湿気が多いが 

マイナスのエネルギーとなるものは感じられない


以前と同じように これと言って なにも読み取れないので 

ここにログハウスがあったということも知らなければ ただの丘でしかなかった


なぜ ログハウスは取り壊されたのだろう?

この土地に古い人に聞けば 糸口がつかめるかもしれない・・・・


確か センバティは10年前から居るはずだったが 知らないとなると もっと古い人・・・・

この辺りの妖精に 尋ねてみようか


黙って 考え事をしていた脳裏に 寡黙そうなツフュールの姿が浮かんだ


なんだか 気軽に聞けない雰囲気だが 一番 情報を得るには早そうだ


ツフュールに会いに行こうと決めて 居場所を確かめるために センバティの方向を見ると

小さくかがんだり 立ち上がったり まだ悩んでる姿が目に入った


「ここは 一皮むけるチャンスなんだ・・・・!

いや でも 強行すぎないかなぁ・・・・ 」

ブツブツつぶやく センバティに 半ば飽きれて


「まだ悩んでるのか?  取り込み中すまないが 聞きたいことがあるんだ」

と 隣に立ったモパは 


「この土地で 一番古くから居るのは 誰か知ってるか?」


「そりゃあ、 前のリーダーのツフュールだろう

きっと 100年はこの土地に居るんじゃないかな」


「そんなに長いのか・・・・ 分かった じゃあ、ツフュールはどこいるのか知ってるか?

聞きたいことがあって 会いたいんだ」


「・・・・ツフュールにか? 隠居してからは どこにいるか知らないなぁ

なんだか 喋りにくい相手だし・・・・・  ミクに聞いたら知ってるだろうけど」

そこで  ぱっと明るい表情になったセンバティは


「じゃあ、 今からミクに会いに行かないか?  ツフュールについてミクは詳しいし

ミクもこの土地に30年はいるはずだからサ」

さっきまでとは違い 生き生きしている


「ミクもながいんだな・・・・そうか じゃあ、とりあえずミクに会いに行こう」

モパは提案を受け入れ センバティと一緒に家の方向へ向かった


公園から家までは200メートルほどの距離だが センバティは徐々に

「力が漲るような感じがする・・・・」と 言っていた

実際は そんな短時間で力は得られないと思ったので

「愛の力かな?」

というと 照れたセンバティに 思い切り突き飛ばされた


そのとき 正面の道路に 悪魔が2人うろついているのが見えた


エネルギー目当てか? 咄嗟に身構える センバティとモパだったが

さらに 悪魔が 後方から3人 近づいてきた


どれも 凶悪な顔で 背中を丸めて ニヤニヤ笑いながら 近寄ってくる


「なんだ!お前ら   何か用か!?」

センバティは正面の悪魔に向かって言った


「青い屋根の家に住んでるのは どっちだ?」

前のめりになって 戦闘態勢に入るのが分かる


「私だ 何の用だ?」

モパは 睨みつけてそう答えると


「邪魔なんだよ!!」

と スピードを上げて モパに飛びかかってきた


すると 周りにいた悪魔も 次々と飛びかかろうしてくる


モパは 後方にいた悪魔3人を パワーで押さえつけ

前方の悪魔をにらんだ瞬間


センバティが正面の悪魔を2人捕まえ 思いっきり蹴り上げ

後は プロレス技が炸裂していた バックドロップで もう一人の悪魔は 立ちあがれず動きが止まった


見るからに ボロボロになっていく悪魔の様子をみて ここはまかせようと


残りの悪魔の首を 魔法で締め上げていった


苦しそうにもがく悪魔の体が どんどん小さくなっていく


「何のつもりか知らないが いきなり戦いを挑むなんて それなりの覚悟あってのことだろうな」

モパは冷たい目で 悪魔をさらに締め上げる


すでに悪魔3人は泡を吹いて 意識がなくなった


残りも ボコボコにされて フラフラで意識もうろうとしている


その時 ミクのテりトリーから さらに3人の悪魔が 道路に飛んできた


飛ばされたといたほうが正しい


その後を  ミクが 追いかけ 大きな波動で 悪魔の動きを封じて

身動きの取れない悪魔の前に 怒りの表情で 立っている


右頬には 戦闘でついたようで 赤い擦り傷があった


それを見た センバティは ブチ切れ

ありったけの力を放出し その場にいた悪魔全員をパワーで吹き飛ばした


ミクも それで ようやく2人に気づき


悪魔が消え去ったあとを確かめると 

「ありがとう 悪魔が徒党を組むなんて初めてのことで・・・・・」と 頬に手をあて

硬い表情で2人に礼を言った


「ミク 怪我してる!」センバティは 慌ててミクの頬押さえ 手当をはじめた

しばらくすると 怪我は消えて 元通りに戻りホッとしたが 

ミクと目が合うと 大接近したセンバティはあとから うれしさと恥ずかしさがこみあげて

不自然に距離を置いていた


モパは 

「私を狙ってきたようだ  巻き込んですまない」と 誤った

 


「よくあることなんだけど 悪魔はまず つるまないと思ってたから油断したわ」

と 悔しそうにミクは言った


「モパの様子を見るために 家に入ってきたみたい

で、 あの子が 先に入って行った悪魔を4人 退治していたわ」


「サンドイッチで・・・・か?」

センバティが尋ねると聞くと


「・・・・飛び跳ねて 石飛みたいにつぶしていたわね」

と ちょっと 苦笑いで答えた

春は またいとも簡単に悪魔を蹴散らしてしまったようだ


「ミク やっぱり 危険だよ! 青い屋根からもっと離れないと

また どんな奴らが来るか分からない 場所を変えよう!」と

センバティは心から心配してそういったが ミクは首を振った


「どこにいても一緒よ  私はここを守る義務があるのよ 離れられないわ」

きっぱりと答えた


「リーダーは またツフュールに頼めばいいじゃないか?」

センバティが諭そうとすると


その言葉に ミクは険しい表情に変わって

「悪魔を仕向けた 本人かもしれないのに?」と

強い意志を持った 眼差しを モパとセンバティに向けた



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