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メーレスブルクの秘録  作者: ヒロセカズヒ
街道の影
22/28

第五話「街道の影」6 捕縛

 翌日の夜。


 伯爵様は、騎士団を集めた。


 ハインリヒも、その中にいた。


「今夜、盗賊のアジトを急襲する」

 伯爵様の声が、広間に響いた。

「相手は組織的な犯罪者だ。油断するな」


「はっ!」

 騎士たちが、一斉に答えた。


「ハインリヒ」


「はい」


「お前は、左翼を任せる」


「かしこまりました」

 ハインリヒは、落ち着いた声で答えた。


---


 夜の森。

 月明かりが、木々の間から差し込んでいる。

 騎士たちが、静かに廃屋を囲んだ。


 伯爵様が、手を上げる。

 そして、勢いよく下ろした。

「突入!」


 騎士たちが、一斉に動いた。

 扉を蹴破る音。


 盗賊たちの驚いた声。

「騎士だ!」

「逃げろ!」


 でも、すでに包囲されていた。

 短い戦闘。

 盗賊たちは、次々と捕らえられた。

 旅商人も、逃げようとしたが、ハインリヒに捕まった。


「待ってくれ!俺は関係ない!」


「黙れ。全部分かっている」

 ハインリヒは、冷静に縄で縛った。


 廃屋の中から、盗んだ品々も見つかった。

 作戦は、成功だった。


---


 盗賊たちは、城の牢に閉じ込められた。


 伯爵様は、満足そうだった。

「テレーゼ、君の推理の通りだった」


「いいえ、アンナのおかげです」

 奥方様は、微笑んだ。

「そして、カイザーのおかげでもありますわ」


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