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カゲビト  作者: 永眠布団
第四章 帰省

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第20話 『vs黒子姿の影人』

 


 突然の出来事。

 視覚外から衝撃に真城は、ソレがどんな攻撃であるかを理解するよりもまず先に、咄嗟に“力”を開放することで対処した。


 そうつまりは、“力”の全方位放出だ。


 これは右手に“力”を収束させて行う今まで方法とは違う為、影の攻撃を一瞬で霧散させる程の効果は無い。

 だが、それと引き換えに“力”を収束させる為の時間と集中を省くことが出来るので、咄嗟の判断で即時使うことが可能といった利点もある訳だ。


「ぐ……ッ!!」


 右半身を襲う衝撃。

 その正体が、影で作られた球体がぶつけられた事によるものであったとて、今の真城が放つ状態の“力”では当然、即時霧散は叶わない。

 故に、“力”が影を消し去るより速く、真城に直撃した訳ではあるのだが、


「『……』『コレ』『はっ!?』」


 真城の狙いはそこではない。

 というよりも、黒子姿の影人が放ってきた初撃(球体)に対しては、真城の反応が遅れたこともあり、もう受けることは織り込み積み。というか早々諦めて、次へと思考を切り替えた結果がこれだった。


 真城の中にあった危惧。

 それは初撃はまず良しとして、続けて二撃三撃と追撃を受けてしまいかねない点だった。故に真城は『“力”を収束させた右手』ではなく『“力”の全方位放出』の方法を取ったのだ。


 “力”の効力は格段に落ちてしまう。

 だが、それでも“力”は“力”として機能する。

 例え効力が低くとも、真城の放つ“()”には影人の痛覚を刺激する副次効果が付いている。



「『……』『ッ』」


 身体を焼く様な痛みから逃れる様に、黒子姿の影人が真城から距離を空けるのが見て取れた。真城はそれを確認し、内心で胸を寸舜撫でおろしつつ、続く相手出方を窺う為に目を細める。


 その中で、真城はあることに気が付いた。

 それは真城と相対する黒子姿の影人。その影人が纏う黒衣の衣装が、影によって作られていることだった。



 …… ……



 揺らめく漆黒の黒衣。

 真城はソレを、ただの衣類だと思っていた。

 確かに変わった衣装だが、まぁそういう事もあるのだろう……くらいに考えていたし、なんならこの夜闇に溶け込むなら寧ろ丁度良い。と受け入れてさえいたのだが……。

 そんな真城の瞳に、偶然映り込んできた光景があったのだ。

 それは真城が、黒子姿の影人へと全方位に“力”を放った時の事。黒子姿の影人が纏う黒衣の一部が“力”に触れた刹那、その形を崩して霧散していくというものだった。


「――!?」


 黒子姿の影人が距離を取り、それと同時に霧散した黒衣が完全に元に戻る。

 その光景を目の当たりにし、真城は考えていた事が事実であったと理解する。


 黒子姿の影人はまるで服に付いた埃でも叩き落とすかの様に、パンパンと修復された黒衣の箇所を叩いて完全に直っていることを確認すると、何処か納得でもした様に軽く頷く動作を繰り返す。


「『なる』『ホドナ』」


 と、そう音を発した黒子姿の影人は、真城の方へと向き直る。


「『確』『カニ。』『影』『を』『無効化』『シテいル』『な……、だ』『ガ』」


 黒子姿の影人が、大きく腕を振り回す。

 それに連動し、影のロープに繋がった黒い球体が真城に向かって振るわれる。


「『こんな、』『モノ』『か?』」


 真城はソレを右拳で迎え撃つ。

 一瞬の戸惑いはあった。だが、それだけだ。

 黒子姿の影人は、“フェイズ3”かそれ以上。いや、まず間違いなく“フェイズ4”であるはずだ。――そうであれば問題ない。

 黒子姿の影人(ヤツ)が相手であるならば、真城は全力で戦える。



 “フェイズ4”。

 それを、救う手立ては現状無い。

 それは真城の“力”であっても同様だ。

 まだ出来ない。もっと“力”の操作を鍛えれば、……或いは可能となるだろう。

 少なくとも、“不可能”と決まった訳では絶対無い。


 だが、それでも。

 “現状”という枠で言うのなら、まだ真城には不可能だ。


 であるならば。

 仕方がないと割り切って、心を鬼にする他無い。


 まだ救えない。

 だが未来なら救えると、そんな風に考えて、黒子姿の影人を斃さないなどと、そう言っていられる様な余裕はない。

 それに何より、黒子姿の影人(ヤツ)をここで逃がしたら、その後の被害はきっと計り知れないものになる。

 ――絶対に、手の抜けない存在だ。


 それは真城自身の今の優先順位が、白菊の方が上だとしても関係ない。

 “影狩り”としては間違いなく、黒子姿の影人(ヤツ)の方が上なのだから。


 幸いなことに、黒子姿の影人が出張って以降。

 他の影人達は真城を逃がさない様に、円形に取り囲んだ状態のまま動かない。

 であるならば、真城としても“力”をフルに使える土壌が出来ている。



 真城は右拳に“力”を集めてく。

 “力”が収束し右拳が白く発光するとほぼ同時、黒子姿の影人が放った影の球体と真城の拳が激突する。

 結果は明らかなものだった。

 真城の拳がぶつかったその瞬間、影の球体がまるで風船でも割れるかの様な挙動で弾け飛んで霧散する。が、“力”はそこで止まらない。

 球体が弾け飛んだその後で、球体と繋がっていた影のロープの先端へと飛び火して、そこから導火線を伝うかの如く勢いで、ロープの霧散が開始する。


「『……ほぉ』」


 黒子姿の影人は影のロープを、それを伸ばしていた手と切り離す。と、プツンと切られた影のロープは一瞬だけ宙を舞い、そうして真城の“力”に完全に浸食されきったことで消えていく。


 感嘆。

 そう感じ取れる音を発したまま、影が霧散した虚空へと顔を向ける黒子姿の影人へ、今度は真城が接敵する。

 ここにいる影人達の中で、黒子姿の影人が一番厄介な存在だ。

 白菊の影人は未だ動きを見せていない。他の影人と同様に真城を取り囲む内の一体だ。

 であるならば、黒子姿の影人からまず叩く。


 ……というか、こんなのと戦いつつ白菊と影人とを分離するだなんて不可能だ。

 “力”での分離には、繊細な作業とそれをするだけの集中力、そして時間が必要だ。

 “影狩り”本部のガラス部屋で行った実験の時のように、分離させる影人が拘束されている訳でもない。まず確実に、影人は抵抗し暴れ回るはずである。……であるならば、そうならない程度に弱らせる必要だってある。

 黒子姿の影人が、それをみすみす見逃してくれるはずもない。

 ならば邪魔で厄介な黒子姿の影人をまず仕留め、その後でゆっくりと分離作業を行う方が賢明だ。


 影の球体。それが“力”によって霧散した後の余韻である黒いモヤが未だに舞う空間へ、真城は一直線に飛び込んで最短距離で黒子姿の影人の眼前へと駆けていく。

 真城は“力”が収束したままの白い拳を握りしめ、黒子姿の影人へ向かって振り下ろす。


 黒子姿の影人が、どんな目的で影の黒衣を纏っているのかは分からない。

 だが、どんな目的があるにせよ関係ない。

 真城の“力”をぶつければ、確実にあの黒衣を吹き飛ばすことが出来るだろう。


(ついでに、黒衣で隠れたその素顔を拝んでやる!!)


 真城が振り下ろした白い拳が、黒子姿の影人へと突き刺さるその刹那。

 黒子姿の影人の肉体が、それを避けるかのようにグニャリと形を歪ませる。

 それは人間の精神が影人に乗っ取られ、その後に肉体が完全に影と同化した……、


(“フェイズ4”の――ッ)


 実体無き“フェイズ4”に出来る芸当だと理解する。

 これで今更ながら、この影人が“フェイズ4”であることが確定する。……が、それよりもと、真城は思考を対“フェイズ4”戦用へと切り替える。



 …… ……



 “フェイズ4”。

 それは実体を持たず、影を纏わせなければどんな武器や兵器であろうと意味は無く、ダメージを与えられないという特性を持っている。

 だが、それ自体は特別なものじゃない。

 そういった特性は“フェイズ1”や“フェイズ2”も持っており、むしろ実体がある“フェイズ3”の方が、ある意味で特別と言えるだろう。

 それに“実体が無い”というだけならば、“影操作”並びに“影纏い”を扱える“影狩り”は対抗手段を持っており、斃すこともそう難しい話じゃない。


 問題となるのは“フェイズ4”の影人は、肉体が完全に影と同化してしまっている為に、“フェイズ1”や“フェイズ2”と同様に実体が無い存在となっており、その肉体の形さえ“人の形”にとどまらず流動的・変幻自在という点だ。

 そしてそれに加えて、“フェイズ1”や“フェイズ2”とは違い、乗っ取った人間が身にまとっていた服や靴、その他装飾品といった物までもが影との同化を起こしており、操れる影の総量が、“フェイズ3”までとは比較にならないという点だ。


 実体を持たず変幻自在の肉体と、影の総量。そして複数の能力と……。

 少しでも対応を誤れば、確実に足元をすくわれる。

 故に思考を“フェイズ3”と“フェイズ4”とで変えていく必要がある訳だ。



(――さて、どうするかッ)


 真城は暇な時間を使って“影狩り”で見ていた端末の、“超能力”についての項目を思い起こして巡らせる。

 人間や影人が開花させる“超能力”というものは、千差万別と言っても良いものだ。

 種類だけで言うのなら幾つかにカテゴライズすることも可能だが、“『それ』を『何処まで』『どのくらい』出来るのか”……までを正確に分けるなら、仮に“発火能力”(パイロキネシス)だけで見たとしても相当の数になる。

 故に何らかの能力を持った相手と戦闘をするのなら、“『それ』を『何処まで』『どのくらい』出来るのか”を正確に判断・認識し、推し量る必要がある訳だ。


 命をやり取りする戦闘で、“初見殺し”はズルではない。

 相手の命を奪うその瞬間。それまで能力の真髄を隠し通した者の勝ちなのだ。

 命を奪われるその時まで、相手の能力を引き出し読み切れなかった者の負けなのだ。


 だからこそ、真城は様々な可能性を随時思考しつつ行動する。

 真城の持つ特殊な“力”は確かに影人に対して有効だ。“影操作”の類であるならば、真城には無いも同然だ。

 しかしかといってそれだけだ。

 そんな特殊な“力”があったとて、仮に影人が“発火能力”を使うなら……この“力”は有効打・対処法にはなり得ない。ただ焼かれるだけなのだ。


(……とは言っても、)


 あまり慎重に動きすぎるのも良くはない。

 あるかどうかも分からない、そんな相手の切り札に恐怖して何時までも踏み込めないのでは、戦いは平行線のままなのだ。

 それにいつ黒子姿の影人が逃げてしまうかも分からない。

 こうして真城の眼前に現れて、戦ってくれている今こそが斃す最大のチャンスなのだ。

 踏み込める時に踏み込んで行かないと、勝てる戦いにも勝てやしない。


「…………だったら」


 と、真城は左腕に影を多めに纏わせる。

 これならば火や水、或いは風や雷といった類の能力が来ても問題ない。影を変形・硬化させれば多少は耐えることが出来るはず。少なくとも、致命傷を避けるくらいは出来るだろう。

 その上で、右手に収束させた“力”で黒子姿の影人と“影操作”に対処する……いわゆる二刀流のスタイルへと移行する。

 このスタイルであるならば、余程のことでもない限り、即死亡する様なことは無いはずだ。予測不能な能力が来たならば、……後は反射速度の問題だ。


 結局色々と考えてはみたものの、最終的にやりやすいやり方が一番だ。と、そう真城は結論付け、一歩一歩と踏み込んで黒子姿の影人との近距離戦を敢行する。

 黒子姿の影人()はまだ、手札をほとんど見せていない。

 故にその手札によっては、こちらが危機に陥ることもあるだろう。

 ……だが、それでも、近距離戦であるならばこちらにも()はあるはずだ。



 あの一ノ瀬(いちのせ)龍牙(りゅうが)にさえ、真城は二撃も入れられた。

 まず間違いなく、真城の戦闘技術は上がっている。

 自惚れも多少ある。それは自覚している。

 だがそれでも、あの訓練時とは違い、今は“力”を開放した状態だ。

 相手が影人だというのなら――、九割九分で負けは無い。



 真城の繰り出す白き拳の連撃が、黒子姿の影人へと向かってく。

 ……が、やはり一筋縄ではいかない。

 真城の拳を、黒子姿の影人は紙一重で避けていく。流動的・変幻自在な肉体が“力”の接触を忌避するかの如く高速で。


(……っち!!)


 黒子姿の影人を“人の形”として捉えることは出来ない。

 しかしそれでも、波打つような動きから出来る限り次来る動作を予測して、拳を繰り出しているにも関わらず、一向に当たる気配が見えてこない。



 真城が“フェイズ4”と戦うのは、未だに数える程しかない。

 そういった意味では、“フェイズ4”との戦闘経験はまだ浅い。

 “人の形”にとどまらず、流動的・変幻自在な肉体は、確かに見慣れたものではないからだ。……だが、それが分かっているが故、イメージトレーニングはこれまで何度も行ってきた。それこそ、イメージトレーニングだけでなく一ノ瀬の手を借りて、疑似的な“フェイズ4”(という名の影の塊)とも戦った。

 それで足りない経験をどうにか補ったつもりでいたのだが……。やはり経験値不足感が拭えない。


 真城の操る白き拳が、意図も容易く躱される。

 振り下ろし。薙ぎ払い。掴み。ジャブ。ボディーブロー。

 様々な技を試みるも、しかし黒子姿の影人へは届かない。

 先読みして動いているはずなのに、真城の行動が、逆に全て先読みをされてるかのようだ。


(もしかしてコイツ、俺の思考を読むタイプの能力を……?)


 いや、そんなことは無いだろう。

 これはほぼ確実に、実力・技術の差であろう。


 黒子姿の影人が、真城の攻撃を躱すついでに影で攻撃を仕掛けてくる。

 だが、先ほどの様な“影のロープに繋がった黒球体”では、球体が霧散した後でもロープへと“力”が伝播していた件を警戒してか、完全に肉体から分離させた影の塊を遠隔で操作する方式へと切り替えられてしまっており、真城がいくら“力”でソレを無効化させようと黒子姿の影人へは少しの実害も出やしない。


「――ッ、この!!」


 それでも真城は、今しがた真城に飛来した影の塊を白い拳で弾き飛ばす。

 影の塊はいくらでも形を変えていく。槍。剣。鎌。鎚。斧。手裏剣と本当に様々だ。

 少しでも身体に当たったら、それだけで負けは濃厚だ。

 だから無理な態勢を取ってでも、右手で対処する他無い。

 影でも確かに受けられる。……が、それではいつまでも攻撃の弾幕が減りはしない。すればする程に、対処も難しくなってくる。

 人間には関節があるのだから当然だ。腕は、脚は、決して逆には曲がらない。


(本当に、あの関節の無い身体が羨ましくなってくるな……)


 とはいえど、そんな贅沢も言っていられない。

 避けるだけでも体力は削られる。このままではジリ貧だ。


「――――ッッッ!!」


 真城はスゥと息を吸って止める。

 それと同時、態勢を無理にでも整えて、黒子姿の影人に向かって加速する。

 真城の行く手を阻むように、影による攻撃が飛来するが関係ない。

 真城は“力”を一度解除して、全身に影を纏って硬化させると、あらゆる攻撃を無視して突き進む。

 バキンッ!! ガキンッ!!

 と影の塊が真城の身体に当たる度、影の装甲が大きく音を立ててひび割れる。

 黒子姿の影人の方が、やはりと言うべきか影の扱いが上手いのだろう。真城が全力で硬化させているにも関わらず、その装甲をこうもあっさり砕かれては……いつ肉体へと到達するかと冷や冷やだ。

 真城は装甲が砕かれる度に、すぐさまその箇所を修復し、しかしまるで意に介していないかの様な素振りで一貫して黒子姿の影人へと向かってく。



「これでも――――ッ」


 黒子姿の影人の眼前へとたどり着く。

 その駆け抜けた勢いのまま飛び込んで、真城は右手を強く強く握りしめる。

 真城はすぐさま影の装甲を一部解除して、右手に“力”を収束させていく。


「くらえ――ッ!!」


 声を張り上げ、そのまま右手を振り下ろす。

 がしかし黒子姿の影人はすでに回避行動を取っている。

 真城の捨て身の一撃は、無情にも黒子姿の影人の身体をすり抜けて――、


「『――――ッ』『!!』」


 その直後、真城は“力”の収束を解除する。

 結果、収束していた“力”の全ては外へと向かっての全方位放出を開始する。



 …… ……



「完全な不意打ち!! これだったらッ――」


 がしかし、黒子姿の影人は終わらない。

 真城の起死回生の一手。それを打つための捨て身の行動。……或いはそこから、何かを察していたのだろう。

 それはまるでトカゲが尻尾でも切る様に、黒子姿の影人は影の一部で大きな影盾を作り上げると、それで真城の“力”を遮っている内に大体部分を切り離すことで回避する。


「クソッ!!」


 切り離された大体はその形を黒い鳥へと変化させて飛んでいく。

 そうして真城の“力”が影盾を霧散し尽くす頃には、すでに“力”の及ばない距離までの退避を終えていた。

 黒い鳥がその形を歪ませて、再び“人の形”……黒子姿の影人へと戻っていく。



 全くもって、本当に厄介だ。

 分かっているからと言って、その対策が完全に出来るという訳じゃない。

 その事実が、今の真城へと重くのしかかる。


 “力”を収束させた右拳が当たらない。

 では“力”を収束させない全方位放出は?

 そうやって頭を捻ってみたものの、それも当然の様に躱された。

 ……認めたくないがしかし、目の前の黒子姿の影人は、真城より多くの戦闘経験を積んでいる。



「『戦闘能力』『ha』『マァマァ』『か……』『――ナラ、バ』」


 ユラユラと黒子姿の影人が立ち上がり、真城へと顔を向けてくる。

 そんな黒子姿の影人に対して、真城は再び頭を動かし始めるが……しかし、一向に黒子姿の影人が真城へと攻撃を仕掛けてくる様子が見て取れない。

 それどころか、一歩真城から距離を取る。


 その瞬間だった。


「『その』『真髄』『ヲ』『見せて』『ミロ』」


 そう音が発されるとほぼ同時、真城を取り囲んでいた影人達が一斉に、再び攻撃を開始した。



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