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第14話 開戦

 井上たちは、雪島と谷垣に気づく。こうなることは分かっていた。しかし、戦いたくなかった。神谷がみんなに言う。

 「今は生き残る方が大切だよ。」「あの二人はどうする。」

 「特別扱いはしない。私たちにそんな余裕はないよ。」「そうね。」

小塚は覚悟を決める。井上と小室もうなづく。

 そして、谷垣たち勇者パーティと第一騎士団と対峙する。井上は名乗りを上げる。

 「俺は勇者井上、ルイス王を倒しに来た。死にたくない者は道を開けよ。」

第一騎士団長は剣を抜いて声を上げる。

 「我らが語らうはこれのみ。覚悟してかかってこい。」「「「おう」」」

第一騎士団が一斉に抜刀する。これにバルトが反応する。

 「行くぞ。野郎ども。」「「「おーおおおおおおおおおおおおおお」」」

同時に道の両側から第二騎士団と第五騎士団が現れる。神谷がつぶやく。

 「はめられた。」

井上が小室に言う。

 「小室、見逃したのか。」「いえ、さっきまで何の反応もありませんでした。」

 「はめられたんだ。」

井上が吐き捨てるように言う。バルトが井上に言う。

 「ここは俺たちに任せて前に進め。いけー」

井上は覚悟を決める。

 「前進、進めー」

井上たちは前の敵に向かって突き進む。井上の前に第一騎士団長が立ちはだかる。井上と第一騎士団長がすれ違いざま一閃する。第一騎士団長は腹の所から二つになって倒れる。

 井上の横では小塚が騎士を3人切り倒す。カールは騎士を二人倒してライマーに迫る。カールは、同じSランク冒険者のライマーとエルマーを知っていた。

 一方、第三騎士団は、第二騎士団と第五騎士団に挟撃されて苦戦する。その中でバルトは近づく騎士たちを次々と切り殺して鬼神のような働きをしている。


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