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第15話 第三騎士団の最期

 第三騎士団は倍の数の騎士を相手にして、味方の騎士の数を減らしていく。コルトバ軍の第二騎士団長は声を張り上げて指揮する。

 「数で押し切れ、3人で組んで1人をやるんだ。」「「「おおー」」」

 「そうだ。1人づつ倒していけー」「「「おう」」」

バルトが指揮する第二騎士団長に目をつける。

 「我は第三騎士団長バルト、一騎打ちを所望する。」「そこに騎士団長がいるぞ。数で押し切れ。」

第二騎士団長はバルトの挑発には乗らない。

 「騎士団長がいるぞ。討ち取れ。」

バルトに騎士たちが殺到する。バルトは奮戦して騎士たちを倒していくが、後から剣で切られてしまう。深手で出血がひどい。しかし、バルトは止まらない。

 命を燃やすように戦い続けるが動きはだんだん弱くなっていく。バルトは井上たちを見る。そして、心の中で言う「行け、お前たちは強い。前に進め。」

 バルトは動きを止め、騎士たちに剣で体を貫かれる。最後に第二騎士団長が首をはねる。第二騎士団長はバルトの首を掲げて宣言する。

 「騎士団長の首を取ったぞー、我々の勝利は目前だ。殲滅しろ!」「「「おーおおおおおおおおおおおおおお」」」

第二騎士団と第五騎士団は一気に勢いづく。第三騎士団の騎士たちは覚悟を決める。最期の力を振り絞って戦い始める。

 彼らは、すりつぶされるように命を削られていく。そして、第二騎士団と第五騎士団に飲み込まれて消えていく。

 戦いが終わって、第二騎士団長と第五騎士団長は戦慄する。倍の数で戦ったのに実に半数の騎士が命を落としていたのだ。

 第二騎士団と第五騎士団はボロボロの状態で勇者パーティの追撃に入る。

 第一騎士団は騎士団長を失い混乱していた。そこを井上と小塚が騎士を切り殺していく。小室はファイヤーアローで援護して第一騎士団に態勢を立て直す隙を作らせない。

 しかし、谷垣たち勇者パーティはライマーとエルマーが動いただけで戦いに参加せず見守っている。

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