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第11話 ルブリンへ

 王都を出ると第一騎士団が先頭に出る。第一騎士団長が檄を飛ばす。

 「ドゴールの勇者と騎士団は町や村を蹂躙しながらルブリンに向かっている。これは許されることかー」「「「否、否、否、否、否」」」

 「俺たちはルブリン近郊で敵を殲滅するぞー」「「「おーおおおおおおおおおおおおおお」」」

 「3日だ。3日でルブリンに到着する。ついてこれない者は置いていく。いいかー」「「「わーわわわわあああぁぁぁーーーーー」」」

第一騎士団長は進軍速度を速める。隊列が伸びるが気にしない。

 ライマーがエルマーに言う。

 「第一騎士団長はルブリンで何か策があるようですね。」「まあ、戦争の作戦は騎士団に任せておこう。」

ライマーとエルマーが真面目に話をしている中、谷垣はルブリンで新たに出会うだろう女の子のことを夢想している。

 「ルブリンはコルトバ王国一の商業都市だから、かわいい女の子がたくさんいるよな。」

谷垣の心の声が漏れ出し、それを聞いた雪島とカルラが谷垣を生ごみを見るような目で見る。


 井上たち勇者パーティと第三騎士団は村を襲って、今は騎士たちが略奪と凌辱を繰り広げていた。井上がバルトに言う。

 「村人を凌辱するのをやめさせろ。」「いいじゃないか。」

 「エルトでは目をつむったがやりすぎだ。」「この村を出たらルブリンだ。本格的な戦闘になる。最後の楽しみだ。目をつむれ。」

 「俺たちは負けたら皆殺しだろうな。」「皆殺しにするのは俺たちさ。」

小塚が、我慢しきれず井上に言う。

 「見ていられません。あいつら2、3人首をはねてやめさせましょう。」「今はやめておこう。やるならコルトバ軍に勝ってからだ。」

小塚はこぶしを握って耐える。井上たち勇者パーティのメンバーはこんなことはいつまでも続かないと考える。

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