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第10話 コルトバ軍出陣

 勇者谷垣たちが城門から出てくる。通りには見渡す限りの人であふれている。いまや、谷垣はコルトバ王国で一番の人気者になっている。

 聖女雪島が続く。若い男たちが歓声を上げる。雪島の聖女としての清楚なたたずまいから男たちから雪姫と称されるほど人気だ。

 続いて銀翼の剣のメンバーが出てくる。彼らは少年少女のあこがれになっている。

 勇者パーティの後を、第一騎士団、第二騎士団、第五騎士団が後に続く。コルトバ王国は、井上たち勇者パーティと第三騎士団を3倍の戦力で迎え撃とうとしていた。

 谷垣は花束を持ってきた女の子を肩に乗せて上機嫌で手を振る。谷垣の後ろで勇者パーティのメンバーたちがハラハラする。

 ライマーとエルマーがバカなことをするなよ、どうか無事に終わりますようにと神に祈る。しかし、神は不在だった。

 谷垣はもう片方の肩にも近寄って来た女の子を乗せてスキップする。ライマーとエルマーが心の中で叫ぶ「バカ、やめろー」

 谷垣には心の叫びは届かない。谷垣は女の子たちに囲まれる。

 ステータスが

   職種 勇者 HP1200 MP1000 力350 敏捷性300 知力70 魔力150 剣技700 スキル ロリッコハーレムレベル6

の谷垣はスキルロリッコハーレムレベル6の効果のおかげで天国にいるような思いをしている。

 谷垣が街はずれまで来るとさすがに第一騎士団長が苦言を言う。

 「谷垣様、これから戦争に行くのです。子供と戯れるのは、ここまでにしていただきたい。」「大丈夫、ちゃんと戦うから今は好きにさせて。」

 「谷垣、いい加減にしろ。女の子を親へ返してやれ。」「ライマーは硬いなー」

 「怒るぞ。」「分かったよ。君たち帰ってきたら遊ぼうね。」「うん、バイバイー」

女の子たちは親の所に戻って行く。谷垣は満足した顔で見送る。

 コルトバ軍は、谷垣一人のせいでおかしなパレードになっていたが、王都の門を出る時は何とか面目を保って出陣していく。

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