第6話 夜の異世界召喚
チェンバロは、フロイス王に呼び出される。
「勇者召喚の進み具合はどうだ。」「申し訳ありません。今だ、勇者は召喚できていません。」
チェンバロは異世界召喚を行っていなかった。異世界の者でも命を道具として捨てさせることに反対だったのだ。
「異世界召喚を行っていないという報告が挙がっているが本当か。」「いえ、異世界召喚には時間がかかるだけです。」
「ならば、急げよ。今の勇者たちが消えたら本格的に戦争が始まる。それまでに新たな勇者パーティを作り上げるのだ。」「はっ。」
チェンバロの心が痛む。フロイス王は井上たち勇者パーティの全滅を織り込み済みなのだ。井上たちがコルトバ王国で最古の魔女に救われることを願う。
そして、異世界召喚の準備を行う。
俺は弓里から空き教室に呼び出される。話の内容は分かっていた。すでに初恋童貞のレベルが上がっているのだ。
「萩原君、あなたと付き合って幸せだったわ。でも、あなたの薄情なところに耐えられないの。」「別れたいんだね。」
「ええ。」「分かった。別れよう。」
「友達としてこれからはよろしくね。」「こちらこそ。」
仕方がない。俺は初恋童貞のスキルのせいで3人の女性と恋に堕ちてから別れることになっている。その後、ハーレムに変わるそうだがどんなハーレムかちょっと怖い。
金曜日の夜、俺はフルートとスーパーマーケットで買い出しをして異世界へ行く準備をするといつものようにフルートと一緒に食事をして、一緒に風呂に入る。
その頃、学校の音楽室では部活を終えた新人音楽教師の夷隅冴子がピアノを奏でていた。彼女は一人でピアノを奏でる時間を大切にしていた。
突然、音楽室に魔法陣が浮かび光始める。夷隅は驚いて逃げようとするが間に合わなかった。夷隅は人知れず消える。
フルートと俺は魔力の波動を感じ取る。フルートが立ち上がって言う。
「異世界召喚じゃ。また、学校で起きたぞ。」
フルートは俺に裸体を見せつけることになる。ちょっとドキッとしたが動じないぞ。相手は幼女なんだ。幼女なんだから。




