表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
74/98

第4話 第三騎士団長バルト

 井上たちが近衛騎士団訓練所にいると第三騎士団長バルトが入って来る。

 「これはこれは、お坊ちゃんだけでなくお嬢ちゃんもいるのか。」

バルトは、井上、小塚、小室、神谷、カールを一人一人品定めをするように見ていく。

 「お前、罪人のカールじゃないか。なぜここにいる。」「カールは俺たちの仲間だ。」

井上がバルトに言うとバルトは井上を睨んで言う。

 「坊主、発言を許した覚えはないぞ。」「なんなんだお前は。」

バルトは井上を無視して、小塚を嘗め回すように見ながら言う。

 「お嬢ちゃん。俺の女になれ。いい思いをさせてやるぞ。」「嫌よ。キモイのよ、おじさん。」

 「俺はまだ25歳だぞ。さあこっちへ来い。」

バルトが小塚の手を掴もうとすると小塚は手を払いのけ、井上が小塚の前に出る。

 「邪魔だ。坊主、死にたいのか。」「俺は勇者だ。死ぬのはお前だぞ。」

次の瞬間、バルトが抜刀しながら切りかかる。井上は抜刀が間に合わない。剣の鞘で斬撃を受け流す。

 「坊主、少しはやるようだな。」

バルトがニヤつく。まるで獲物を見つけた肉食獣のような目をしている。井上は、こいつはやばい本気だと感じながら剣を抜き構える。

 「坊主、どこまでやれるか試してやる。」「・・・・・」

井上は剣を構えると落ち着き集中力が高まる。バルトは挑発するように話し続ける。

 「ビビったのか。なんか言ってみろよ。」「・・・・・」

井上はバルトが間合いに入って来ることを待つ。バルトは剣を肩に担いで近づいて来る。そして、井上の間合いに入る。

 その瞬間、井上が動き、高速の斬撃を繰り出す。バルトは肩に担いだ剣を打ちおろすが間に合わない。井上はバルトを袈裟切りにする。

 井上はバルトを殺すつもりで切ったが、バルトは半歩下がって致命傷を避けていた。

 「やるじゃないか。人殺しに躊躇しないとは、お前は俺たちと同類だ。はははーーー」「何が面白い。」

 「俺たちはうまくやっていけると言うことだよ。」「俺はお前と同類なんかではない。」

 「いや、同類だ。お前の剣は何んも人を殺している。そうだろ。」「・・・・・」

 「否定できないよな。俺はバルト・ヘルゲンよろしくな勇者よ。」「井上だ。」

 「明日、正式に第三騎士団は、勇者パーティに付くことになる。うちの連中には言い聞かせておく。よろしくな。」「はい。」

バルトは切られたキズを治療することなく出ていく。そして第三騎士団に戻ると部下たちに言う。

 「今、勇者に会ってきた。その結果がこのざまだ。」「団長、負けたんだー」

 「そうだ、奴らは手加減をしない。勇者パーティの言うことには従え、いいな。」「「「おーす」」」

バルトの刀傷を見た騎士たちは、勇者パーティに従うことにする。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ