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第1話 勇者谷垣

 俺とフルートは銀翼の剣から距離を置くことになる。銀翼の剣は勇者パーティとなる。

 勇者谷垣には、Sランク冒険者の剣士ライマーとエルマー、Aランク冒険者の戦士ロルフが付く。聖女雪島には、Bランク冒険者のヒーラーカルラがついている。

 勇者谷垣のパーティには魔法使いがいないが、聖女雪島が魔法使いの代わりをすることになる。谷垣たちは連携の訓練を終えて旅に出る。

 近衛騎士の伝令がついていて、いつでもルイス王の指示が伝わるようになっている。

 街だけでなく国中で新しい勇者の誕生が噂になる。前勇者エドガーが評判悪かったため、今度の勇者がどんな人物か関心が集まる。

 勇者パーティが王都の近くの村に訪れる。一行は村の中を進むが村人は声をかけることなく遠巻きに見るだけだ。ライマーが谷垣に言う。

 「村人が警戒しているようですね。」「構わないよ。俺は女の子にもてればいいだけだから。」

 「女の子?パーティにも聖女様やカルラがいますから仲良くしたらどうですか。」「俺は小さな女の子が好きなんだ。同い年や年上のお姉さんには興味ないよ。」

 「なるほど、子供好きなんですね。」「ライマー、間違っているぞ。勇者はロリコンだ。小さな女の子が好きな変態だ。」

翼から谷垣のことを聞いているエルマーがライマーの認識を訂正する。

 ライマーは頭が痛くなる。前勇者は行いが悪かったが、今度は変態か。ロルフは頭を抱えてうずくまる。カルラの目つきが凍り付く。

 谷垣が畑で働く女の子を見つけて近づいて行く。エルマーが止めようとするが谷垣は器用にエルマーの手をすり抜けて行ってしまう。

 「お嬢ちゃん、お父さんの手伝いかい。えらいなー」「お兄ちゃん誰?」

 「俺は勇者谷垣だよ。」「勇者様?」

父親が顔色を変えて走って来る。

 「勇者様!うちの子が何かしでかしたのですか。」「いいや、かわいい子だと思って声をかけたのだ。」

 「そうでしたか。勇者様は優しいのですね。」「いや、それほどでも。」

一気に村人たちの緊張が和らぐ。村人たちが近づいて来る。たちまち勇者一行は村人に囲まれる。

 「今度の勇者様は優しい心の持ち主でしたか。」「子供好きとは素晴らしい。」

村人たちは完全に勘違いしていた。勇者は、あくまでロリコンなだけだ。

 勇者一行は村長の家に泊めてもらうことになる。谷垣のために女の子が集められる。谷垣は女の子に囲まれて幸せだった。

 谷垣のロリッコハーレムがレベル2になる。谷垣のステータスは

   職種 勇者 HP1300 MP500 力300 敏捷性200 知力50 魔力150 剣技700 スキル ロリッコハーレムレベル2

になっていた。

 ライマーたちは谷垣がロリコンだと言うこと隠し通すことにした。


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