第12話 アークドラゴンの反撃
アークドラゴンが持ち上げた首をのけぞらせる。俺はブレスが来ると考え、いつでも魔法を発動できるようにする。
アークドラゴンの口から赤い光が漏れる。そして、突き出すように首を前に出すと口を開く。
ブレスが来る。俺はアクアでアークドラゴンの口の前に水の玉を作りだす。
アークドラゴンは構わずブレスを吐きだす。高熱の炎が水の玉を消し去ろうとする瞬間、爆発する。アークドラゴンは顔面に爆発の衝撃をまともに受ける。
アークドラゴンは体を揺らしてふらつく。エルマーとライマーが切り込む。ロルフはうろこをきれないので、ライマーが付けたキズに戦斧を叩きつける。
ロルフの戦斧は肉を切り裂き、キズを深くする。エルマーは尾を狙う。ライマーは腹を切り裂こうとする。アリーセはエルマーとライマーが付けたキズを狙ってファイヤーアローを撃ちこむ。
俺は首を狙ってエアカッターを撃ちこむ。フルートが来て、俺に言う。
「同じ場所を集中して狙え。」「はい。」
エルマーが叫ぶ。
「ロルフ、尾を切り落としたい。手伝ってくれ。」「おう。」
ライマーがアークドラゴンの変化に気づく。
「動くぞ。離れろ!」
アークドラゴンはふらつきが収まり、突然、尾を振り回す。ロルフが巻き込まれて、弾き飛ばされ、地面に叩きつけられる。ロルフは血を流して動かなくなる。
カルラがロルフの所に駆け付ける。カルラがハンドサインを出す。ロルフは生きていて、ヒールできるようだ。
アークドラゴンは硬いうろこを逆立てる。それを見たライマーが指示を出す。
「うろこを飛ばすつもりだ。気をつけろ!」
俺はエルマーとライマーが隠れられるように幅20メートル、高さ5メートルの土の壁をダートウォールで作りだす。もちろん出し惜しみは無しで強度を上げている。
フルートはロルフとカルラを守って、ダートウォールで土の壁を作りだす。アリーセもダートウォールで土の壁を作る。
そこへアークドラゴンのうろこが叩きつけられる。俺は壁が削られないように集中する。
エルマーが、俺のアークドラゴンのブレスを封じた爆発について質問する。
「さっきの爆発はなんなんだ。かなり威力があったぞ。」「ブレスをアクアで封じたんです。水蒸気爆発ですよ。」
「水蒸気・・・なんだ。」「あとで説明します。今はアークドラゴンに集中しましょう。」
ライマーは俺のステータスを見て驚いていた。
職種 魔法剣士 HP1000 MP5000 力300 敏捷性250 知力300 魔力2000 剣技150 スキル 初恋童貞レベル1
「翼、君は何者だ魔力とMPの数値が異常だ。Sランクの魔法使いでもそんなに高くないぞ。」「俺は、最古の魔女の弟子ですよ。」
アークドラゴンのうろこの攻撃終わる。ライマーがみんなの無事を確認するがアリーセの応答がない。
俺はアリーセのいたところを見る。アリーセの土壁はうろこに貫かれていた。そしてうろこの下から血が流れ出ている。




