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第15話 エドガーの最期

フルートが怒って俺に言う。

「何をやっている。剣で勝てるわけがないだろう。全力で戦え!」「小僧、いつまで俺を甘く見ているのだ。全力で来い。」

エドガーも俺の態度に腹を立てる。俺の剣技はそんなにダメなのか。だったら魔法を使ってやるよ。俺はエドガーに向けてファイアーボールを撃ち出す。

エドガーはファイアーボールを聖剣で無造作に切り裂く。剣で魔法が切れるのか。俺はダートウォールでエドガーとの間に5枚の土壁を作りだす。

さらに土壁の間を炎のカーテンで満たす。これならば、いくらエドガーでも突破は無理だ。だがエドガーは俺の考えを覆す。

エドガーは土壁と炎のカーテンに突入して、壁を壊して前進を始める。俺はファイヤーアローを作りだす時間を失う。急遽、ファイアーボールに代えて、炎の球を作りだし始める。

5枚目の土壁が壊され、火だるまのエドガーが姿を現す。俺はエドガーにファイアーボールを撃ちこむ。エドガーはファイアーボールを聖剣で切り裂いていく。

俺はこのままいけば勝てると考える。エドガーは火だるまになって呼吸ができないからだ。

エドガーが3発目のファイヤーボールを切り裂く時、裂ぱくの気合を発する。

「「「「はっ」」」」

一瞬にしてエドガーにまとわりついていた炎が消える。エドガーは、息を吐きだすと新鮮な空気を吸い込む。俺は後方に飛んで距離をとる。

エドガーはひどいやけどをしているが、ポーションを飲み。さらに3本のポーションを体にかける。

俺はこの隙に炎の球をさらに作りだし、すべての炎の球を矢に作り変える。炎の矢、ファイヤーアローはエドガーを取り囲む。

いくら勇者でも20本のファイヤーアローを裁くことはできないだろう。

「小僧、俺の負けだ。」「・・・・・」

「翼、何をしている殺さないか。」「小僧、フルートのことは諦める。」

エドガーは噓をついている。あれだけの執念を持った奴が諦めるわけがない。ファイヤーアローを消せば、俺を殺しに来るだろう。

俺は全てのファイヤーアローをエドガーに撃ちこむ。エドガーは聖剣を振ってファイヤーアローを撃ち落していくが、背中に3本刺さり、内臓を焼いていく。

「やったな。小僧、殺してやる。」「エドガー、あんたの負けだ。」

エドガーが足を動かして一歩、二歩と近づいて来る。俺はさらにファイヤーアローを作りだしてエドガーに撃ちこむ。エドガーに聖剣を振る力は残っていない。

ついにエドガーは聖剣を地面に落とす。それでもエドガーは歩みを止めない。俺は後ろに下がりながら、ファイヤーアローを撃ちこんでいく。

エドガーには15本のファイヤーアローが刺さり、体を焼いている。なんで動けるんだ。もう焼け死んでいるはずだぞ。

フルートが俺の横に来て言う。

「翼、よくやった。エドガーは死んだぞ。」「まだ動いているよ。」

「よく見ろ。立往生だ。」

俺は呼吸を整えて、エドガーをよく見ると動きは止まっていた。奴に対する恐怖心が動いているように見せていたのだろうか。

「勇者に勝ったのか。」「そうだ。コルトバ王国の勇者に勝ったのだ。」

「コルトバ王国?」「この国の名前だ。今は勇者はエドガーだけだったから、この世界から勇者がいなくなったわけだ。」

「勇者は何か役目があったのではないか。」「魔族と戦う使命があるが魔族を駆逐したから、勇者がいなくても大丈夫だぞ。」

もしかして勇者パーティは役目を終えていたのか。だからフルートは勇者パーティから離れていたんだ。

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