表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/38

第7話 勇者エドガー

 異世界の時間で3カ月、俺の世界で1カ月半、俺はエルマーの厳しい訓練しごきで並みの剣士の腕前を持つことになった。ステータスは

 職種 魔法剣士 HP500 MP3000 力200 敏捷性150 知力150 魔力1000 剣技100 スキル 初恋童貞レベル1

になる。MPや魔力が伸びているのはフルートのおかげである。剣技は100だが、ほぼ0から三カ月で100になることは驚異的に早いらしい。

 エルマーがフルートに言う。

 「翼を一人前の剣士にしたぞ。約束を守ってくれ。」「エドガーとはどこで落ち合うのだ。」

 「はぐれた場合、出発した村で落ち合うことになっている。」「分かった。森の外まで送ろう。私のことは黙っていてくれ。」「分かった。」

俺とフルートはエルマーを連れて森の外を目指す。俺は探知魔法を使って、魔獣との遭遇を避ける。俺たちは魔獣と遭遇することなく森の外に出る。

 森の外には、男が一人立っていた。フルートがエルマーに抗議する。

 「あれはなんだ。村にいるのではないのか。」「俺も知らなかったんだ。」

男がエルマーに声をかける。

 「エルマー無事だったか。その二人は誰だ。そうかフルートか、若くなっているんで気がつかなかったよ。見つけてくれたんだね。」「エドガー、なぜここにいる。」

 「君のことが心配で毎日ここで待っていたんだよ。」「さあ、村へ帰ろう。二人でやり直すぞ。」

 「フルートがいるじゃないか。」「彼女は関係ない。帰ろう。」

 「何、言っている。そうか、そこの小僧が邪魔なんだな。」「まて、エドガー。」

フルートが俺に言う。

 「最悪だ。翼、エドガーはお前を殺そうとするぞ。」「ああ、殺気を感じるよ。」

エドガーが近づいて来る。エルマーが立ちふさがるが、エドガーはエルマーの腹に右こぶしを打ち込む。エルマーは耐えられずうずくまる。

 エドガーは剣を抜くとフルートに言う。

 「さあ、こちらへ来るんだ。その小僧はふさわしくない。」「私に命令するな。お前と組むことはない。」

 「小僧がいなくなれば、考えは変わるだろ。少し待っていてね。」「翼、来るぞ。」

次の瞬間、エドガーの姿が消える。俺は剣を前に持って鞘から抜こうとする。エドガーが目の前に現れて、上段から剣を打ち込む。

 俺は抜きかけの剣で受けて即死を免れる。エドガーに蹴りを入れようとするが、エドガーの方が早かった。俺は腹を蹴られて地面を転がる。

 「エドガー、やめろ。」「フルート、この小僧にとらわれているのだろ。」

俺は立ち上がると剣を抜く。エドガーが笑いながら言う。

 「そう来ないとな。」

俺は覚悟を決める。まずはエドガーのステータスを見る。

 職種 勇者 HP2000 MP2000 力400 敏捷性300 知力100 魔力300 剣技1000 スキル天龍剣

 やはりほとんどの数値が俺より高い。なぜか知力が低い。あと天龍剣とは剣技の名前か。俺は剣では勝負にならないと判断して、魔法で戦うことを考える。

 俺はとりあえず剣を構える。エドガーとは距離がある。エドガーは間合いを詰めてくるだろう。

 エドガーは間合いなど関係なく突進してくる。そして、体重を載せた上段の斬撃を打ち込んでくる。俺は剣で受けようとするが重い。なんて奴だ。駆け引きなんて考えていないに違いない。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ