第19話 追撃戦
コルトバの第五騎士団は、ドゴールの第五騎士団と戦いながら少しづつ後退して、騎士団がドゴール軍の壁を突破して脱出することを待つ。
第五騎士団長に騎士から報告が揚がる。
「勇者パーティが突破して道を作りました。」「おお、やったか。もう少しの辛抱だぞ。」
第五騎士団長は、騎士団がすでに相当戦力を削られているので突破できる騎士は7割いれば上出来だと考えていた。そして自分たちは包囲されて壊滅することも覚悟していた。
コルトバの第一騎士団は勇者パーティの開けた道を広げようとドゴールの騎士たちと戦い削られていく。その道を第二騎士団が使ってドゴール軍の壁を突破する。
第三騎士団長は第一騎士団がこのままでは瓦解すると判断して、第一騎士団に加勢する。第四騎士団がドゴール軍の壁を突破する。
状況を見ていた第一騎士団長は、第五騎士団に伝令を出す。
「騎士団は突破に成功、退却せよと伝えよ。」「はっ。」
伝令の騎士が走る。第五騎士団長はドゴールの第五騎士団と戦いながら、本格的に後退する機会をうかがっていた。そこへ伝令が到着する。
「突破成功です。退却せよとのお言葉です。」「よし、逃げるぞ!後進全速!」
コルトバの第五騎士団は、ドゴールの第五騎士団との戦闘を捨ててバラバラに逃げ出す。ドゴールの第五騎士団は追いかけ、騎士たちを倒していく。
ドゴール軍の壁ではいまだに第一騎士団と第三騎士団が戦い、道を確保していた。第五騎士団が来ると同時に、第一騎士団長と第三騎士団長が指示を出す。
「退却!逃げろー、生きてコルトバに帰るぞー」
第一騎士団、第三騎士団、第五騎士団は、犠牲者を出しながらドゴール軍の壁を突破する。
ドゴール軍は追撃を始める。第一騎士団、第三騎士団、第五騎士団の騎士は隊列を崩してバラバラに逃げる。しかし、騎士たちの体力は限界に来ていた。
脱落した騎士からドゴールの騎士に討たれていく。そして、国境の橋が見えてくる。騎士団長たちが騎士たちを元気づける。
「橋だー、渡れば助かるぞー」
とうとう、先頭が橋にたどり着く。その時、ドゴールの騎士が切り裂かれ倒れていく。雪島がエアカッターで攻撃したのだ。
ドゴールの騎士団長たちは騎士たちに指示する。
「停止!停止!」「我々は勝ったぞー、勝どきをあげろー」「「「おーおおおおおおおぉぉぉーーーーーー」」」
残ったコルトバの第一騎士団、第三騎士団、第五騎士団の騎士たちは橋を渡ってコルトバに戻る。
コルトバ軍とドゴール軍は橋をはさんでにらみ合うが、しばらくしてドゴール軍は去っていく。




