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第18話 ベレン脱出

 勇者パーティは、ベレンが見えるところまで到着する。ライマーが雪島に言う。

 「これからベレンに入るが、町の中の様子を魔力探知で探ってくれ。」「ライマーはドゴール軍が来ると思っているの?」

 「俺ならベレンで待ち構える。」「分かったわ。」

勇者パーティはベレンに警戒しながら近づいて行く。雪島は町の様子を魔力探知で探る。そして、雪島が言う。

 「町には誰もいないわ。無人よ。」「一番乗りか。」

 「女の子はいないのかー」

谷垣が場違いなことを言う。みんなは聞かなかったことにする。勇者パーティはベレンの中に入る。

 ライマーたちは魔獣の干し肉をかじりながら騎士たちが集まるのを待つ。そして、騎士たちが次々と町に入って来る。

 そして、騎士団長たちも集まる。騎士団長たちはライマーに質問する。

 「なぜ、干し肉を食べている。料理はしないのか。」「火を使うと煙が出ます。それでは敵に感づかれます。」「ライマー殿は敵が来ると考えているのですか。」

 「そうです。俺なら国境に近いベレンで待ち構えます。」「ここまで敵は追って来るのか?」「それにベレンには敵がいなかったぞ。」

 「我々の方が早かったのかもしてません。」「索敵の騎士を出しましょう。」「これはすぐにでも出発しなくてはならないな。」「人員を確認するぞ。」

ドゴールの騎士団は壊滅した第六騎士団を除いた騎士団がベレン近くまで進軍していた。索敵に出ていた騎士がドゴール軍を発見する。

 索敵の騎士は報告に走る。

 「敵襲、敵襲、大軍だー」

騎士団長たちは急いで自分の騎士団の騎士を集める。

 「退却するぞー急げー」

勇者パーティと騎士団は、国境側の門から出る。そこにはドゴールの騎士団が待ち構えていた。さらに後方からドゴールの第五騎士団が迫って来る。

 コルトバの第五騎士団長が宣言する。

 「我らは無傷である。しんがりは任せてくれ。」

第五騎士団は後方から迫って来るドゴールの第五騎士団へ向かって行く。第一騎士団長が指揮する。

 「我々が敵を突破してコルトバに戻るぞ。突撃!」「「「おーおおおおおおおぉぉぉーーーーーー」」」

コルトバの騎士団とドゴールの騎士団が正面からぶつかる。勇者パーティはライマー、エルマー、ロルフが前に出て道を作っていく。しかし、数が多すぎる。

 雪島が谷垣に言う。

 「じっとしていていいの。」「ライマーたちが戦っているからいいだろ。」

 「あいつら、女の子に会うことを邪魔しているのよ。」「なにー許せん。」

谷垣の形相が変わり剣を抜く。谷垣はドゴールの騎士たちに突っ込む。谷垣の通った跡は血柱が揚がり、血のわだちが出来る。ライマー、エルマー、ロルフが続く。

 カルラが雪島に言う。

 「勇者をうまく焚きつけたわね。」「バカにはこんな時に働いてもらわないとね。」

雪島とカルラは悠々と通って行く。第一騎士団長が指示を出す。

 「勇者が道を作ったぞー、進めー」「「「おーおおおおおおおぉぉぉーーーーーー」」」

ドゴール軍にできた穴にコルトバ軍が突っ込む。コルトバ軍は強引に進もうとする。

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