第15話 谷垣怒る
勇者パーティの後方についていた第四騎士団が第一騎士団に合流する。さらに第二騎士団が右翼に付き、ドゴールの第二騎士団を突破する。しかし、すぐにドゴールの第一騎士団とぶつかる。
兵の数はコルトバの方が多いが、コルトバの騎士は疲弊していた。ドゴールの第一騎士団とは乱戦になる。そこへコルトバの第三騎士団が参戦して、ドゴールの第一騎士団を突破する。
しかし、すぐに突破したはずのドゴールの第三騎士団が現れる。騎士団長たちは驚愕する。後方にいるはずのドゴールの第三騎士団が現れたのだ。
勇者パーティは、さらに前に進んでいたが、際限なくドゴールの騎士団に阻まれ続けている。谷垣がぼそっと言う。
「アイアには、いつ着くんだ。全然、ドゴールの女の子たちに会えないじゃないか。」
パーティメンバーは、「こいつ、こんな時に何考えているんだ。変態勇者が!」と心の中で叫ぶ。
ライマーが怒りをこらえて谷垣に言う。
「今は、ピンチなんだ。このままだとコルトバにも帰られないぞ。」「なんだとー、俺の女の子たちが待っているんだぞ。」
「女の子に会えないかもしれないな。」「さっきから邪魔をしている奴らは女の子に会わせないようにしているんだな。」
「そうだ。」「許せん。」
変態谷垣が怒りに燃える。ステータスは、すでに
職種 勇者 HP3000 MP900 力700 敏捷性500 知力100 魔力250 剣技2500 スキル ロリッコハーレムレベル10
で勇者エドガーを大きく超えている。ここに変態バーサーカーが生まれたのだ。
谷垣は走り始める。そのまま立ちふさがるドゴールの第六騎士団に突っ込み。二人の騎士が一刀のもと胴から二つに切り裂かれる。
一人の騎士が谷垣に突きを繰り出すが谷垣は皮一枚でかわし腕を右手で掴むと防具ごと握りつぶし。手刀で首をかき切る。
谷垣は動きを止めない。上段から打ちこもうとする騎士の胴を一閃し、さらに後ろにいた騎士の首をはねる。
こうして谷垣が通った場所には血しぶきが降り注ぐ。ドゴールの第六騎士団の誰かが叫ぶ。
「化け物だー」
この声がドゴールの第六騎士団の士気を低下させる。第六騎士団長が指示を出す。
「取り囲んでつぶせー、そいつは勇者だ。勇者殺しの称号は欲しくないのかー」
しかし、騎士たちは動けない。恐怖が支配していた。谷垣が叫ぶ。
「お前かーーー」
谷垣は騎士を切り殺しながら第六騎士団長に迫って来る。
「うああぁぁぁーーーく、来るなーーー」
第六騎士団長の首が宙を舞う。ドゴールの第六騎士団は敗走する。
谷垣の怒りは収まらない。次の騎士団に向かって突っ込んで行く。谷垣の進撃速度は早く、勇者パーティメンバーは走って後をついてくことになる。
谷垣がドゴールの第六騎士団に続いて、第五騎士団、第一騎士団を潰すと勇者パーティは、包囲を抜けることに成功する。




