第12話 オカリナの告白
う~ん、暖かくてふわふわしている。それに甘い香りがしている。俺、寝ているよな。何をしていたんだっけ。ま~いいか。
えっ。寝ている。俺はゆっくり目を開ける。するとフルートが俺の顔を覗き込んでいる。あれ、この枕、俺は頭に手をやる。枕じゃない、人肌だ。
俺はフルートに殴られる。
「我の足を撫でまわしてどういうつもりだ。」
これは膝枕だ。俺はフルートに膝枕をされているらしい。
「あれ、どうして。」
するとチェンバロの顔が割り込んでくる。
「心配したんですよ。雷に打たれたから死んだかもって。」
チェンバロは泣き出しそうだ。そうだ、俺はオカリナと戦って倒れたんだ。
「俺負けたのか。」「そうだ。だが、規律の魔女相手に良く戦った。」
するとオカリナがバスタオルで体を包んだ姿で俺に言う。
「もう少しで死ぬところでしたよ。」「その姿は・・・防具はどうしたんですか。」
「そなたが焼いたのであろ。我は全身やけどで最古の魔女にヒールして助けてもらったのだ。」「あれしか攻撃の方法を思いつかなかったのです。」
「責めてはおらん。ここまで追いつめられたのは初めてだ。」「そうですか。」
「キズものにした責任はとってもらわねばな。」「ヒールで治っているでしょ。」
「いいや、我は諦めんぞ。」「まあ、話し合いましょう。」
「分からぬのか。ステータスを見てみろ。」
俺はステータスを確認する。
職種 魔法剣士 HP3500 MP10500 力720 敏捷性700 知力900 魔力7200 剣技500 スキル お姉さんハーレムレベル4
うん、少し数値が上がっている。あれ、お姉さんハーレムレベル4?
と言うことは、誰かハーレムに加わったのか。
「もしかして、オカリナさん?」「そういうことだ。」
オカリナの白い肌が顔だけでなく全身で赤くなる。オカリナが俺に惚れたと言うことか。俺は反射的にフルートの顔を見る。
「この女たらしが国王まで手を出すのか。」「わざとじゃないよ。」
「翼殿、結婚式はどうする?」「オカリナさん、俺、高校生ですよ。」
「高校性とはなんだ。」「俺は異世界からきています。まだ学校に通っている学生です。」
「そうか、なら問題はないな。」「問題大ありです。」
フルートやチェンバロが黙っていないだろう。それに国王と結婚したら、お気楽異世界生活が出来なくなってしまう。
「我には魅力がかけているのか。」「オカリナはかわいいよ。」
金髪碧眼の美少女だ容姿に文句はないが・・・
さっきからフルートとチェンバロが静かだ。二人を見てみると俺をじっと見ている。それも凍り付くような冷たい目で・・・
そんな目で見ないで欲しい、できれば助けてくれ。




