第4話 オカリナの招待
俺たちは、城内の来客用の部屋に案内される。なぜか、男の俺がフルートとチェンバロと同じ部屋だ。俺はチェンバロに言う。
「男の俺が一緒だとまずくはないか。俺用の部屋を用意してくれないか。」「どうしてですか。いつも一緒なのに今さら別の部屋なんて。」
「今までがおかしかったんだよ。部屋が無いから我慢していたんだ。」「私のことを嫌っているのですか。」
「そんなことはないけど。」「でしたら、同じ部屋にしましょう。もう、一緒に寝た仲でしょ。」
「誤解されることを言わないでくれ。」「誤解ではありませんわ。私は翼様の二番目の妻ですから。」
「俺に妻はいないよ。」「何を言っているのです。フルート様がいるではありませんか。」
「ちょっと待て。」「チェンバロ、よくわかっているな。そちとならうまくやっていけそうだ。」
「フルート、黙ってくれ。俺はまだ誰とも結婚しないぞ。」「まだであろ。」「まだでしょ。」
二人が顔を赤らめて俺を見つめる。俺はとりあえず部屋から逃げ出すことにする。俺は城の中をふらつく。大きな城だ。
俺はどこにいるのか分からなくなる。つまり迷子だ。階段を降りて来たから上ることにする。
俺が階段を上がって行くとだんだん建物の装飾が豪華になって来る。こんなところは来ていない、本格的に迷子になった様だ。
階段を登りきると広い部屋に出る。ワンフロアを使った豪華な部屋で部屋から見える眺望は街を見渡せる素晴らしいものだ。
部屋中央に天蓋付きベットには、美しい金髪が見える。これはまずい場所に出たと思い、俺は引き返そうとする。
「逃げなくてもよいぞ。我がここにたどり着くように仕向けたのだ。途中、衛兵に会わなかっただろう。」「そう言えば人とすれ違っていません。」
「我はそなたに興味がある。」
ベットに寝そべっていた金髪碧眼の少女が起き上がる。規律の魔女オカリナだ。
「俺に話でもあるのですか。」「我はそなたを知りたい。」
「その前に何か羽織ってくれませんか。」
オカリナの服は透けていて体の線が透けて見える。俺には刺激的すぎる。
「ふん、純情なのだな。チェンバロやフルートと一線を越えていると思ったぞ。」「幼女に手を出すわけないでしょ。」
「チェンバロはどうだ。奴はそなたに惚れているぞ。」「からかわないでください。」
「そなたは、職種 魔法剣士 HP3000 MP8000 力700 敏捷性650 知力800 魔力5000 剣技500 スキル お姉さんハーレムレベル3だな。」
ステータスがばれている。偽装していたはずだぞ。
「そなたの偽装くらい破れなくて、コルタナ魔道国の王は務まらないからな。」「まさか。フルートのステータスも見破ったのか。」
「いいや、さすがに最古の魔女だ。見破ることを悟ってジャミングをかけよった。」「オカリナさんのステータスが見れなかったのもジャミングですか。」
「そうだ。我に仕えないか。さすれば我を与えよう。」「俺は気楽に異世界生活をしたいので誰かに仕えることはしません。」
「我を手に入れる意味が分かっているのか。」「コルタナ魔道国が俺のものになるのでしょ。」
「分かっていて断るのか。我はこれでも美少女だと自負しているが欲しくないのか。」「オカリナさんは美しいです。でもフルートの方がきれいですよ。」
「他の女を褒めるとは、傷つくぞ。」「すみません。」
「今日はここまでにしよう。また、話をするぞ。」「有意義な話なら歓迎です。」
俺は部屋を出る。どうもオカリナに気に入られたようだ。これもお姉さんハーレムの効果なのか。
俺が何とか自分の部屋に戻るとフルートが怖い顔で見る。
「一人で出て行ったと思ったら、他の女と会っていたか。オカリナだな。」「なんでわかるんだ。」
「あの女の匂いがする。」「話をしただけだよ。」
「この女たらしめ。」「フルート誤解だよ。」
なぜか、しばらくフルートの機嫌は直らなかった。




