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俺の部屋のクローゼットが異世界と繋がったことについて  作者: ぽとりひょん
第8章 コルトバ、ドゴール開戦前夜
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第15話 国境での攻防戦

 エルトを奪還した勇者パーティと第三騎士団、第四騎士団は、国境線まで進軍することを決める。谷垣が発言する。

 「俺は行かないぞ。エルトの女の子たちは助けたんだ。目的は達した。」

第三騎士団長、第四騎士団長は怒りを感じてこぶしを握る、握ったこぶしが震える。ライマーが谷垣に言う。

 「谷垣、間違っているぞ。国境の村には家を追われた女の子たちがいる。その女の子たちは泣いている。いいのか。」「良いわけないだろ。女の子たちに家を返してあげるんだ。」

 「そうだ勇者谷垣、この戦いはお前の戦いだ。」「よし、行くぞ。」

ライマーの誘導で谷垣はやる気を出す。第三騎士団長と第四騎士団長は「バカはこうやって使うのだな」と感心する。

 勇者パーティを先頭に第三騎士団、第四騎士団が続いて国境に向けて進軍を開始する。

 ドゴールの第五騎士団は国境を越えて国境の村にまで進軍していた。第五騎士団長はエルトに向けて連絡の騎士を出す。騎士は騎乗してエルトを目指す。

 騎士はエルトが見えるところまで来るとエルトから出撃する勇者パーティと第三騎士団、第四騎士団を発見する。騎士はすぐにエルトを諦めて第五騎士団に向けて駆け出す。

 すでにエルトはコルトバ軍に奪還されていると騎士は考える。迎え撃つことは不利だとも考えるがこれは騎士団長しだいだ。

 騎士は戻ると騎士団長に報告する。

 「エルト、陥落。勇者パーティと騎士団がこちらへむかっています。」「なんだとエルトの我が騎士団は壊滅か。」

 「間もなく第五騎士団と接敵しますが・・・」「分かっている。迎え撃つ準備をする。招集しろ。」

騎士は第五騎士団も壊滅すると確信する。第五騎士団長は騎士たちの前で言う。

 「間もなく、ここに勇者パーティとコルトバの騎士団がやって来る。迎え撃つわけだが形だけでいい。」

騎士たちはざわめく。

 「ここでの戦いは不利だ。国境の橋まで後退する。そこで陣を張る。いいか、手際よく動け。」「「「おう」」」

第五騎士団は形だけ迎え撃つ格好をする。残りの騎士たちは国境の橋を目指す。

 勇者パーティと騎士団が村に到着すると第五騎士団が立ちはだかる。

 コルトバの騎士たちが第五騎士団に突っ込む。第五騎士団は騎士の攻撃を受け流しながら少しづつ後退する。コルトバの騎士たちは血気にさかり、それに気づかない。

 コルトバの第三騎士団、第四騎士団の戦列が伸びていく。第五騎士団は村の出口まで後退すると全力で逃げ出す。コルトバの騎士たちはつられて追いかけ始める。

 第三騎士団長と第四騎士団長は制止するが戦列が伸びているため、命令が届かない。

 第五騎士団は橋を渡りドゴール側に逃げ込む。つられて橋を渡ろうとしたコルトバの騎士たちは弓矢で射られて橋の上に屍をさらすことになる。

 それでも第三騎士団と第四騎士団は統制がとれずに無謀にも橋を渡る騎士を出して犠牲者を増やす結果となった。

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