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おやすみ、そしてありがとう  作者: ズーム
分からない好きという気持ち
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流れからの恋愛

夏休みを経て、修学旅行といった行事をこなしていき、クラスの男子達は仲良くなり桜庭達のグループも木村と阿部、休み時間にいつも他のクラスに行くギャル男の高橋を除いた全員が桜庭達のグループになっていた。


桜庭は夏休み中佐々木達とは家が遠い事からたまにしか遊ぶ事はなく、近場の中学の同級生の高崎と遊ぶ事が多くなっていた。

夏休みに入ってから桜庭は高崎が付き合っていた一歳下の子に紹介された桜庭の一歳下の尚美と付き合っていた。

尚美は会ったその日に桜庭に一目惚れしたらしく、桜庭は別に好きでも無かったが、高崎達の煽りもあり、その場の流れで「よっしゃ付き合うか〜。」と言って付き合いが始まった。


夏休みが終わり学校が始まると桜庭はいつものように通学は坪井達、学祭内では佐々木達と仲良くしていたが、尚美を共通点として高崎達と遊ぶ事が多くなっていた。

尚美は初体験もまだで、桜庭も尚美の事が好きでもない自分が初めてでいいか分からず手を出せないでいた。

冬になり、高崎の家で桜庭、高崎、高崎の彼女、尚美

で遊んでいる時グダグダの雰囲気でダラけていた。

「俺眠いから寝るわ〜。」

桜庭は横になり目を閉じた。

10分くらい経っただろうか、最初は寝たふりをしていたが、徐々に本当に眠くなってきた時に高崎達の声が聞こえる。

「本当に寝たのかなぁ。」

高崎達は桜庭の脇を突いたりして遊んでいた。

桜庭は本当に眠くなってきたので、無視をしていたがそれがどうやら本当に寝たと思われたらしく高崎達が小声になっていく。


「桜庭の事本当に好きなの?」

高崎の彼女が尚美に問いかける。

「うん好き。」

尚美が小声で答えた。

「キスとかは?」

高崎がニヤけた声で尚美に聞いている。

「まだ…。」

桜庭は内心余計なこと聞くんじゃねーよ。と思っていたが起きるわけにもいかず、動かずにいた。

「今がチャンスでしょ!」

高崎の彼女が悪そうな声で言った。

「え…でも…。」

尚美はかなり戸惑っているのは見なくても分かった。

「大丈夫だって寝てるから!」

高崎がまた余計な事を言うが、不思議と桜庭の鼓動は早くなっていた。

「頑張れーーー」

高崎の彼女が小声で言ってるのが聞こえたのち、桜庭は気配と自分の顔に髪の毛が当たるのを感じた。

桜庭の鼓動はさらに早くなっていく。

次の瞬間唇に触れる感触があった。

本当に少ししか触れていなかったが、若干震えていた。

離れる瞬間桜庭は尚美の後頭部に優しく手を回し、自分の方に引き寄せた。

尚美からは「んっ!!」という声が漏れたが、桜庭は目を閉じたまま、尚美の頭の上でピースサインを出した。


「おおおお!」

高崎達が歓声を上げる。

目を開けると尚美の顔は真っ赤になっていた。桜庭は起き上がり、尚美の頭を撫でて笑顔を向けた。

尚美は照れながらも笑顔になった。

そうして桜庭はもう一度尚美に軽いキスをしたのち尚美の頭を抱き寄せた。

真っ赤な顔を隠してあげたかったのだ。

尚美の小さな息遣いが聞こえた。

「寝たふりしてたの?」

二人の方を見る桜庭に高崎は彼女とニヤニヤしながら問いかけた。

「お前らがうるさくて寝れねーよ。」

桜庭は笑いながら答えた。

桜庭は起き上がり、尚美の髪をもう一度撫でると二人とも自然と笑顔がこぼれた。

高崎の彼女は尚美にしきりに「どうだった?」と問いかけていた。

尚美は顔を真っ赤にしながらうんうん頷いていた。

「お前らよー、いい加減にしろよー。女の子からキスさせるとかかっこ悪いじゃねーか!」

桜庭が大きめの声で言うとその場にいる全員が笑った。

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