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そして出会い

時とともに桜庭の気持ちは落ち着いていき、卒業までの時を過ごした。


希望の大学に進学した桜庭は坪井達とは時折遊ぶが、佐々木とは連絡すら取らなくなっていった。

大学の友達と堕落した生活を送るようになる。

そんな中桜庭は打ち込めるものが欲しくなり、音楽活動を始めようと決心した。

しかし大学の友達に音楽に興味のある友達はいなかったため、ネットを使って仲間を集めることにした。



そこで真奈美という桜庭の一個上の女性がボーカル志望でメールを送ってきた。

早速桜庭は真奈美と会うことになった。


待ち合わせ場所に行くと、小柄な女性がいた。

桜庭は歌声が気になったため真奈美をカラオケに誘った。

そこから真奈美と音楽活動を目標に会う機会が増えた。


真奈美は専門学校に通っていてた。二人は音楽の話をいつまでもしていられた。

その日も会う約束をしていたが、真奈美が学校で遅くなるため桜庭は真奈美の専門学校に呼び出された。


「ごめん。まだちょっとかかりそうだから先に部屋行ってて。これ鍵だから。」

真奈美は一人暮らしで、桜庭も何回か訪問したことがあった。

桜庭は鍵を預かり真奈美の部屋に入った。


何もすることがない。

桜庭は真奈美の部屋のベッドに横になった。


枕からは落ち着く匂いがする。


ウトウトしていると真奈美が帰ってきた。

そこからまた音楽の話をし、桜庭は夜に帰った。

真奈美の声や仕草、喋り方は由奈を思い出させた。

見た目は真奈美の方が大人っぽいのに可愛らしく。

由奈とは似ても似つかなかった。


自分の部屋に戻ると由奈との写真に目をやった。

由奈を思い出す。

今は涙は出ない。

懐かしいような、くすぐったいような。

そんな感触が桜庭を包んでいた。


そんなある日真奈美と食事をする約束をしていた。

真奈美の家のすぐ近くのお店で食事を済ませると、真奈美の部屋に行った。


真奈美と音楽の話をしているとあっという間に時間が過ぎた。

「あ、やべー終電乗らなきゃ!」

桜庭はそう言って立ち上がる。

「えー泊まっていけば良いじゃん。もう間に合わないでしょ。」

真奈美は桜庭に泊まっていくことを勧めた。

桜庭は悩んだ末言葉に甘えて泊まることになった。

真奈美はコンビニで歯ブラシを買って来るといい、外に出た。


桜庭は緊張していた。


夜遅くまで話し込んだあと、眠りにつくことになった。

ひとつしかないベッド。

「良いじゃん。一緒に寝よう!」

真奈美は明るくそう言うと風呂場に行きパジャマに着替えた。


真奈美が先にベッドに入り掛け布団をめくった状態で桜庭を促す。

「はいどうぞ。」

桜庭はベッドに入り横になると真奈美は桜庭にくっついてきた。

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