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Illegal Race  作者: 白雪の気(三狂)
トベル地方
6/20

ファントム

注意!!

この作品はR15です。

グロテスクな表現があるかも知れないので注意してください。

〜午前3時ごろ〜

フィラ「ふぁぁぁぁ…あれ?まだ暗いな……あ、宴で疲れて寝落ちしたんだった……」

隣には、雑魚寝でビラノがいびきをかいて寝てた。

(ガチャ)

フィラ(トイレでも行くか)

(じゃァーー)

フィラ(すっかり目が冴えちゃったなー…)

(ゴソゴソ…)

すると、廊下の置くから物音が聞こえた。

フィラ「(なんだァ?)すいません、大丈夫ですか(小声)?」

それは、第1レース1位のチャスティだった。

フィラ「あら?1位の方でしたか、こんなとこでなにを……」

しかし、フィラは見てしまった。チャスティの背中から黒い翼が生えていたのだ。

しかも、指が尖っており、4本なのだ。

チャスティ「…!!」

(ダッ)

フィラ「あ、待ってください!!」

チャスティ「…なんですか……」

彼女の声は若干震えていた。

フィラ「俺はあなたのことを…いや、あなたの「種族」を知っています。

この大陸には種族が4種類いて、バルリル人、ターザー人、ナチラ人、そしてあなた、「ファントム人」がいるという…

バルリル人は昔の名残で位が高く、金色の髪や緑の瞳が特徴で、突撃の遺伝子により、ターザー人との子供でいきなり生まれることから、「奇跡の子」と呼ばれるという。ジャルトだったり主催者もバルリル人だった。ターザー人は俺とか普通の何ら変なとこもない種族で、この大陸でもっとも多い種族。俺、ビラノ、カルルもそうだ。ナチラ人は珍しく、視力が非常にいいらしい。新聞とかで見たけど、主催者の子供がそう。そしてファントム人…その羽は踏むと不幸が起こると言われ、常に差別の対象になっていたという……たが羽が高価と言われ、拉致だったり殺されたりして、絶滅したと聞いたが……まさか生き残りがいるなんて……」

チャスティ「バレた…もう終わりだ……私を売り飛ばすんでしょう?」

フィラ「まさか!?そんなことしないですよ!?」

チャスティ「違います!!そこの人……」

フィラ「!?」

フィラはまさかと思った。

ビラノ「おはようさん」

そこにはビラノがいた。

フィラ「ビラノ!?寝てたんじゃ…」

ビラノ「トイレの音で起きたらフィラが居なかったから、暇だし一緒にトランプでも…って思って探してたらここで話を。」

チャスティ「みんなに言うんですか…」

ビラノ「どうしよっかな〜」

フィラ「ビラノッ!!」

ビラノ「冗談だよ。ただ、ちーっと条件がある。」

チャスティ「条件…?」

ビラノ「俺らと同行…いや、一緒に居なくていいから、俺らと情報共有してほしい。俺はどうも開催者とジャルトが臭ぇと思うんだよ。」

チャスティ「じゃあ、私からも条件がある」

ビラノ「なんだい?」


チャスティ「私と付き合って」


フィラ「……え?」

ビラノ「いいぜ」

フィラ「は!?」

チャスティ「子孫繁栄をしないと、ファントムは血が経たれてしまうわ。私の家族と親戚は全員捕らえられ、全員殺された。だから、種族破滅を防ぐため、私には子供がいるの。」

ビラノ「オーケー」

フィラ「えぇぇぇッッ!?」

フィラは顔を赤く染めた。

ビラノ「どうした?フィラ」

フィラ「ど、どど、どうしたって…子供って…つまり…その…あの……」

チャスティ「どうしたんですか」

フィラ「あの…お姉さんと??ビラノが??つまり……ええと……」

ビラノ「なに妄想してんだァ?」

フィラ「もッ、妄想なんてしてないッ!!」

チャスティ「ファントムに行為はいりませんよ?」

フィラ「……へ?」

ビラノ「お前知らねぇのか?ファントムは人の影を少しちぎることが出来るんだ。好きな相手の影をちぎり、自分に纏わせると妊娠する。」

チャスティ「だから結婚っていう文化がファントム人にはないんですよ。影も、数分でもとに戻ります。」

フィラ「なるほど…影を操る能力か……めちゃくちゃ万能能力じゃん!!」

ビラノ「だろ?とりあえず仲間だってことが悟られないように、離れて行動しようぜ。」

チャスティ「わかった」

しかし、その会話が他のものに聞かれてないとは限らない。

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