ファントム
注意!!
この作品はR15です。
グロテスクな表現があるかも知れないので注意してください。
〜午前3時ごろ〜
フィラ「ふぁぁぁぁ…あれ?まだ暗いな……あ、宴で疲れて寝落ちしたんだった……」
隣には、雑魚寝でビラノがいびきをかいて寝てた。
(ガチャ)
フィラ(トイレでも行くか)
(じゃァーー)
フィラ(すっかり目が冴えちゃったなー…)
(ゴソゴソ…)
すると、廊下の置くから物音が聞こえた。
フィラ「(なんだァ?)すいません、大丈夫ですか(小声)?」
それは、第1レース1位のチャスティだった。
フィラ「あら?1位の方でしたか、こんなとこでなにを……」
しかし、フィラは見てしまった。チャスティの背中から黒い翼が生えていたのだ。
しかも、指が尖っており、4本なのだ。
チャスティ「…!!」
(ダッ)
フィラ「あ、待ってください!!」
チャスティ「…なんですか……」
彼女の声は若干震えていた。
フィラ「俺はあなたのことを…いや、あなたの「種族」を知っています。
この大陸には種族が4種類いて、バルリル人、ターザー人、ナチラ人、そしてあなた、「ファントム人」がいるという…
バルリル人は昔の名残で位が高く、金色の髪や緑の瞳が特徴で、突撃の遺伝子により、ターザー人との子供でいきなり生まれることから、「奇跡の子」と呼ばれるという。ジャルトだったり主催者もバルリル人だった。ターザー人は俺とか普通の何ら変なとこもない種族で、この大陸でもっとも多い種族。俺、ビラノ、カルルもそうだ。ナチラ人は珍しく、視力が非常にいいらしい。新聞とかで見たけど、主催者の子供がそう。そしてファントム人…その羽は踏むと不幸が起こると言われ、常に差別の対象になっていたという……たが羽が高価と言われ、拉致だったり殺されたりして、絶滅したと聞いたが……まさか生き残りがいるなんて……」
チャスティ「バレた…もう終わりだ……私を売り飛ばすんでしょう?」
フィラ「まさか!?そんなことしないですよ!?」
チャスティ「違います!!そこの人……」
フィラ「!?」
フィラはまさかと思った。
ビラノ「おはようさん」
そこにはビラノがいた。
フィラ「ビラノ!?寝てたんじゃ…」
ビラノ「トイレの音で起きたらフィラが居なかったから、暇だし一緒にトランプでも…って思って探してたらここで話を。」
チャスティ「みんなに言うんですか…」
ビラノ「どうしよっかな〜」
フィラ「ビラノッ!!」
ビラノ「冗談だよ。ただ、ちーっと条件がある。」
チャスティ「条件…?」
ビラノ「俺らと同行…いや、一緒に居なくていいから、俺らと情報共有してほしい。俺はどうも開催者とジャルトが臭ぇと思うんだよ。」
チャスティ「じゃあ、私からも条件がある」
ビラノ「なんだい?」
チャスティ「私と付き合って」
フィラ「……え?」
ビラノ「いいぜ」
フィラ「は!?」
チャスティ「子孫繁栄をしないと、ファントムは血が経たれてしまうわ。私の家族と親戚は全員捕らえられ、全員殺された。だから、種族破滅を防ぐため、私には子供がいるの。」
ビラノ「オーケー」
フィラ「えぇぇぇッッ!?」
フィラは顔を赤く染めた。
ビラノ「どうした?フィラ」
フィラ「ど、どど、どうしたって…子供って…つまり…その…あの……」
チャスティ「どうしたんですか」
フィラ「あの…お姉さんと??ビラノが??つまり……ええと……」
ビラノ「なに妄想してんだァ?」
フィラ「もッ、妄想なんてしてないッ!!」
チャスティ「ファントムに行為はいりませんよ?」
フィラ「……へ?」
ビラノ「お前知らねぇのか?ファントムは人の影を少しちぎることが出来るんだ。好きな相手の影をちぎり、自分に纏わせると妊娠する。」
チャスティ「だから結婚っていう文化がファントム人にはないんですよ。影も、数分でもとに戻ります。」
フィラ「なるほど…影を操る能力か……めちゃくちゃ万能能力じゃん!!」
ビラノ「だろ?とりあえず仲間だってことが悟られないように、離れて行動しようぜ。」
チャスティ「わかった」
しかし、その会話が他のものに聞かれてないとは限らない。




