引き返す者
注意!!
この作品はR15です。
グロテスクな表現があるかも知れないので注意してください。
第3レース 18日目
ビラノ「まずいな…ジャルト達の姿が全く見えない……」
フィラ「それに、人っけも減ってきた。恐らく、一般選手はなかり後方にいるんだ。ジャルト達と後方選手の間に、俺達はいま挟まれてるんだよ。」
しかし、そこに1人の馬乗りが近寄ってくる、
ビラノ「あぁ?おいあんた、こっちは逆側だぞ。コンパス持ってねぇのか?」
フィラ「この吹雪の中だし、方向感覚が狂ったんじゃないか?……ってあいつッッ!!」
なんと、その馬乗りはラララだったのだ。
ビラノ「あいつ、方向を間違ったんじゃないッッ!!こっちに近ずいて来るぞぉッ!?」
そしてフィラは見た、ラララが自身のポケットにSパットをしのばせているのを!!
フィラ「ビラノッ!!あいつSパットを…」
ビラノ「先手必勝ッッ!!」
(バァンッッ)
(ドガッ)
ラララ「……!!」
ビラノ「シャァッ!!」
フィラ「やったッ!!顔面に命中したァ!!」
しかし、
ラララ「痛ェなァ…痛ェけど、血が出るほどの攻撃じゃないッ!!」
ラララは、無傷だったのだ。
フィラ「何ぃッ!!」
ビラノ「今の見たかよ…」
なんと、弾丸が不規則に伸び、衝撃を激的に和らげたのだ。
フィラ「あいつ、やはり物を伸ばす能力を持ってるッ!!」
ラララ「その通りだ、フィラ・フィンデ。俺の能力は「ノビロック」対象にしたものを不規則に伸ばし、操る能力だ。そしてェ!!」
(キキィィィッ)
フィラ「おいビラノ、なぜ止まったッ!!」
ビラノ「こりゃ1本取られたぜ……」
なんと、ラララがつけていたベルトが、既に周りに結界のように張り巡らされていたのだ。
フィラ「何ィィィッッ!?」
ビラノ「ここらは岩石地帯、周りの岩にベルトを引っ掛けてやがるッ!!」
ラララ「その通りッ!!そのベルトに触れようもんならロバとバイクごとグルグル巻きになるぜェ!!」
(キリキリキリ…)
ラララ「そしてベルトは徐々に範囲を狭めていく…」
(ゴゴゴゴゴ…)
ラララ「岩と一緒になァ!!」
フィラ「なんてパワーだッ!!ビラノ、バイクをこっちに寄せろぉぉッ!!」
ビラノ「いや、その心配はない。」
(カチャ)
フィラ「え、なにして……」
(バァンッ)
急に、ビラノはベルトに弾丸を放った。
(ジュルルルル……)
フィラ「弾丸が回って……」
ビラノ「ダイアルを回しながら打った弾丸は、螺旋を描きながら放たれる。回転しながらなぁ!!」
ラララ「なんだ?ベルトが操れな…」
ビラノ「弾丸にベルトを巻き付けた。回ってるからなぁ、操れるんなら操ってみなッ!!」
(ババァンッ)
ラララ「ウオァァァァッッ!?」
弾丸はラララの手網に命中、ラララの腕ごと回転で巻き込んだッ!!
フィラ「なんだと……??」
(メキメキメキ)
ラララ「か、回転が止まらないいッッ!?」
ビラノ「あ〜らあら、ノビロックで物が不規則に伸びたんじゃなくて、俺の弾丸でお手てが不規則に伸びて曲がっちまったなぁ!!」
ラララ「この回転を止めやがれェェェッッ!!」
(シュゥウゥ……)
ビラノ「もう止めたよ。これ以上やっても仕方ない。フィラ、直してやれ。」
フィラ「え?でも…」
ビラノ「こいつはこれで俺らに勝てないとわかったろ。さっさとSパットを置いて去……」
ラララ「ふざけるなぁァァッッ!!」
(ビュッッッ)
ラララは手網を伸ばし、
(ちッッ)
フィラ「へ?」
フィラの下顎にヒットさせたッ。
瞬間、フィラの動きが不審になる




