寒ぅい高野
注意!!
この作品はR15です。
グロテスクな表現があるかも知れないので注意してください。
7月8日10時前
〜ルブルブル町、出口〜
フィラ「いいか?ラララは警戒、ジャルトには近寄らない、他の刺客には絡まれないよう最短ルートで行こう。」
ビラノ「わかってるって。そーいや、こっからはゴーグル必須だぜェ、かなり吹雪が吹き付けるらしいかんな。」
フィラ「問題ない、ロバ用のも都合よぉく置いてあったよ。」
ビラノ「そらぁおめでたい事〜」
実況「さあ、第3レース初めッッ!!」
(パァンッッ)
フィラ「思ったどうり、凄い寒いな……」
(ビュゥゥゥッッ)
ビラノ「風が強いッッ…車体がぶっ飛ばされそうだぜェ。」
フィラ「まずいッ!!周りが見えなくなってきた!!」
ビラノ「ここで、秘密兵器ィィ」
(ピカァァ)
ビラノは、バイクの前輪の右っかわについている電球に光を付けた。
ビラノ「電力は「回転発電」、タイヤの回転で発電されるから燃料関係ねぇ。」
フィラ「大分走りやすくなったッ!!」
(ブォォォォン……)
そして午後9時頃
ビラノ「さすがにもう進めそうにないな…おい、そこら辺に目立たないとこないか?」
フィラ「ちょっとした森があるよ、近くには崖も」
ビラノ「よし、じゃあ崖下で今夜は寝よう。」
(パチパチパチ)
焚き火の火は、冷えた体をほんのり温めた。
ビラノ「今回のレースは550キロ、だいたい20日かかるかからないか、夜の見張りは順番でしよう。」
バロ「ブォン!!」
(ブロロロロロロ……)
しかし、そこに1台の車がやってきたのだ。
フィラ「ビラノ」
ビラノ「あぁ、」
(ガチャ)
ビラノは義足(銃)、フィラはナイフを構えた。
ビラノ「おーい、そこで止まれぇぇ」
車に乗っていたのは男が2人だった。
フィラ「!?」
そこでフィラは気づく。
車に乗っていたのはナダとサベ…フィラに麻薬を売りつけた張本人だった。
ビラノ「あいつら…やな奴じゃなかったか?」
ナダ「よう、楽しそうじゃねぇか。」
サベ「ケッ、仲良くキャンプ気取りかぁ?」
フィラ「なんの用だ……ッ!!」
サベ「用なんてねぇよ、ただァ…お前そこの手足のない障害男と連んでから調子乗ってるよなぁ?」
ナダ「そうそう、そこの「ロバごとき」であんな順位取れるなんて、おかしいよなぁ?」
ナダ、サベ『ギャハハハッッ!!』
フィラはプッツンきた。自身を守ってくれたビラノと、ずっと一緒にいた親友、バロを馬鹿にされたのだ。
フィラはSパットを構えた。
ビラノ「おいフィラ、こんな奴らにSパット使うかぁ?」
フィラ「……」
バロ「バルルルルッッ……」
そしてバロも、ナダとサベに対し、ブチ切れた様子だった。
ナダ「おいおい、あれやって見ろよォ?「ナイフ投げ」」
サベ「そうだよ、あれでイキってたじゃんかよぉ?」
フィラ「お前ら、なんの為にここに来たんだ?」
サベ「だから、用はないって言ったろ。」
フィラ「つまり、嫉妬って訳ェ?捕まってたのに、急に復活、お友達も出来てレースも上位。そりゃあ嫉妬しても仕方ないかもねぇ?」
ビラノ「だよなぁ?大体、2人で1台の車に乗り込むなんて、随分仲良さそうじゃなぁい、俺のこと「フィラの彼氏」とか抜かしときながら、そっちこそDLカップル見たいにいい感じなんじゃあないのぉ?」
ナダ「なんだとこの野郎ッッ!!」
(ブンッ)
ナダが拳を振るった瞬間、
(グサッ)
ナダ「へ……?」
(ポタポタ…)
フィラの投げたナイフが手のひらに命中したのだ。
ビラノ「やっちったァ……」




