油断した
注意!!
この作品はR15です。
グロテスクな表現があるかも知れないので注意してください。
ビラノ「ここをこうやって…できた!!」
なんと、ビラノのパラシェルがテントに変形したのだ。
ビラノ「フィラ、入るか〜?」
フィラ「いや、僕はバロに乗って寝てるよ、あいつが変な動きした時に、すぐ起きれるようにね。」
ビラノ「頑張り屋なことぉ」
ビラノは寝袋を羽織ってすぐ寝てしまった。
ヤプィ「クゥー…かァー……」
フィラ「寝たか……」
フィラ自身も、いつの間にか寝ていた。
次に起きたのは、日を跨ぐくらいの時間帯だった。
バロ「バロォォンッ!!」
フィラ「ん…?あッ、なんだ!?」
ヤプィ「え?あ……」
フィラ「そこを止まれぇッ!!俺はここに入るなと言ったよな?」
ヤプィ「ち…違うッ!!小腹が空いて、缶ずめを開けようとしたらそっちに転がって行ったんだッ!!取ってくれないか?」
フィラ「こんなんで起こさないでくれよなァ…」
(ポイッ)
フィラ「ホラッ!!確かにそっちに投げたからなァッ!!……って、え?」
衝撃、投げたはずの缶が手から離れないのだ。
フィラ「あら……?」
ヤプィ「はははッ!!接着剤だっ!!」
フィラ「はぁッ!?」
ヤプィ「そしてその中には……」
ヤプィは自身が持っている火薬をチラッと見せた。
フィラ「まさか……ッ!?」
ヤプィ「そこの帽子が言ってたことが正しかったなァ??さぁッ!!そこにいるロバと一緒に焼け死ねぇッ!!そしてお前らという奴らをドンドン殺しッ、俺は1位になってやるぅっ!!」
すでにヤプィからバロにかけて油が敷かれていたのだっ!!
フィラ「クソォッ!!」
しかしッ!!
(パァンッパァンッッ)
ビラノ「起こされたのはお前だけじゃねぇよ……フワァー……」
ヤプィ「あ…あ……」
(ポタ…ポタ……)
ヤプィ「ヒエェェェッッ!!血ッ!!血がぁぁぁッッ!!血ィィィィッッ!!」
ビラノ「馬鹿が、頬かすめただけで叫ぶんじゃねぇッ!!」
(ベリッ)
フィラ「イッテェェェッッ!?」
ビラノ「なぁんだ、元気モリモリじゃねぇか。手の皮が裂けたんなら唾でも付けとけ。
そして…」
ビラノはヤプィに銃口を向けた。
ビラノ「死なねぇうちにこっから離れるんだな、油もふけ、ぬるぬるは嫌だ。」
ヤプィ「はいィィィッッ!!」
油をふいた後、ヤプィは全速力で木々を駆け抜けて行った。
(ドガァーーーンッッ!!)
フィラ「この音って……」
ビラノ「こんな暗い中森でバイクかっ飛ばしたらそりゃ事故るわな。」
フィラ「うわぉ…」
ビラノ「さ、お眠りの続きだ。」
それから数時間が立ち、夜が明けた。
フィラは自身が招いた危機が二度と怒らぬようにと、一睡もしていなかった。
ビラノ「おっはよー、今日も元気に……あ?」
フィラ「おはよう……」
ビラノ「なんだあ?気力のない返事だなァ。今日の夜は元気モリモリだったのに…」
フィラ「寝起きでそんなテンション出せんのかよ……」
(ブィィィィンッ)
ビラノ「さあて、そろそろここの森から出れるはずだが……おッ」
フィラ「ようやくこの景色からおさらばだッ!!」
森から抜けるだけで、もう雪で真っ白な山が見えた。
しかし、それと同時に時間も押し、山々の中から夕日が頭を覗かせ、沈もうとしていた。
ビラノ「おい、気づいたか…?」
フィラ「え?」
ビラノ「おってくる奴らだよ」
フィラ「そういえば…」
ビラノ「後ろを向くと気づかれる、山場で上をとれば俺の方が有利だ、山に誘い込むぞッ!!」
山場に着く頃には、またまた日が暮れていた。




