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18.うちの学校にはP4と呼ばれる人達がいるらしい(笑)

 入学から約二ヶ月半経ちました。

 今は黄の月2巡に入ったところです。

 

 あれから班はそのままで、みんな仲良くやってます。

 この二ヶ月で魔力の循環と発現を習いました。

 私は元々出来ていたけど基礎は習って無いから勉強になるよ。


 スキルのお陰で最適化はされていたんだけど、基礎を習った事でより繊細に?洗練された?何て言ったら良いのかな~

 感覚的なものだから言葉にするのが難しいんだよ~察して下さい。

 

 『ユーキちゃんは語彙力少ないもんね』


 「もともと一般ピープルなんだからむずかしい言葉なんてそんな使わないし、わかる訳ないよ」

 


 普通ね、生活してく上でそんな難しい言葉なんて使わないよ?

 下手したら「おはようございます」「ありがとうございます」「はい」「すみません」「お疲れさまでした」で一日済んじゃうよ?


 よく小説なんかで召喚された一般人があーだこーだ見解を述べるシーンがあるけど、魔法だったり武器だったり、良く知ってんねそんな事!とか思うもん。


 後さ、ゲームの世界に転生する人、よく細かな設定覚えてるよね~

 私、ゲームは「取り敢えず始める」タイプだから、もしそんな世界に転生してもまず気付かない自信があるよ。


 ハッ、まさかこの世界もどこぞのゲームの世界とか?!

 だとしたら全くわからんね。


 って、話逸れた。




 で、来月の緑の月は長期休暇に入るんだけど、その前に二学期からのクラス編成の見直しがあるからテストがあるんだよね。


 テストは座学と実地があって、座学は読み書き、一般常識、算術、魔法の基礎など。

 実地はクラス毎に違って、Bクラスは王都の外周に出て魔法の発現と初級魔法の行使を行う。

 外周って言っても塀が見えるくらいの近場の草原だから、まず凶悪な魔獣やモンスターはいない。


 いても虫系か小動物系・・・うぇ~~虫系は勘弁願いたい。

 もう修業でたくさん相手したんでお腹いっぱいデス。


 特に黒くてテカってるアイツ……

 まだこちらの世界ではお目に掛かってないけど、たしか向こうでも南米チャバネなんちゃらって11㎝くらいのヤツがいたんだよねー翅広げたら20㎝とか。

 それでもデカって思うのに異世界だったらどんなサイズのヤツがいる事か……ブルブル、考えただけでも鳥肌が。

 


 そのテストの結果次第で昇級か現状維持かそれとも降級か?!となります。

 私が目指すのは現状維持なんだよねー。

 でもテストも班毎だからね、みんなが頑張ってるのに態と失敗したりはしないよ絶対。

 

 まぁ、力のセーブはさせて頂きますが。

 そのためにあんな修業したし。


 この一年、私の修業は鍛えるためのものではなくて、みんなに合わせられるように力をコントロールすることだった。

 いつもは魔道具を使って退治する害虫を魔法で一匹ずつ仕留めるんだけど、周りには一切当たらないように、尚且つ残骸を飛び散らかさないように、虫にあった力加減でーー延々とやりましたよ、ええ延々と。(遠い目)

 婆さまは、こと魔法に関してはスパルタだったとです。


 

 『ボクはユーキちゃんの中で見守ってるね~外周だったら危険も無いと思うし~

って言うかぁ、ユーキちゃんが危険に晒される事なんて無いんじゃないかなぁ?多分古竜種が現れて王都が壊滅したとしてもユーキちゃんは無事だと思うよ~』


 「ブランはわたしの事なんだと思ってるの?さすがにそんな訳ない…………よね?」


 あれ、おかしいな。自信を持って「無い」と言えない自分がいるぞ……

 うん。考えるのはやめよう。一応私だって普通の女の子だよ?

 あ、自分で一応って言っちゃった。しょん・・・




 ◇◇◇




 今日はテストの日です。

 集合場所は王都の北門です。


 王都には東西南北の四ヶ所に門があります。

 常に開かれているのは南北の二ヶ所の門で、東西の門は下に水が張った堀があり跳ね橋となっている。

 東門は王城へ、西門は貴族街へと続いており、有事の際にしか使われる事が無いらしい。




 「おはよう」


 「おはよう、今日は頑張ろうね」


 班のみんなと挨拶をしていると何やら向こうが騒がしい。

 主に女の子の声がする。




 「「「キャーッ、クリス様~素敵~」」」


 「「クリス様、頑張ってくださいませ~」」


 「あぁ、頑張って来るよ。君たちも見送りありがとう!」


 「「「「「キャーーーーーーーーーーーッ」」」」」


 


 「なあに?」


 「あ、あれSクラスのクリス・ハーヴェイ様なのです」


 「キャロルちゃん知ってるの?」


 「クリス様はSクラスの首席でお家も公爵家、見目もうるわしく、それになんと【白銅】持ちなのです!

 女の子の憧れの的ナンバーワンなのです!って、ユーキちゃん知らないの?」


 「ん~初めて知った~私、平民だから貴族さまの事くわしく知らないもん」

 


 見目も麗しいって……所詮6歳の子供じゃん。まだまだ顔は変わるよ。

 芸能人でも、子役時代はめっちゃ可愛いかったけど大きくなったら普通!って人沢山いたよ。

 家の爺さまの方がよっぽどイケメンです。歳は三百歳越えてるがな!

 

 キャロルちゃんの話によると、Sクラスには公爵家のクリス様、侯爵家のタビィ・カーマイン様、伯爵家のマティス・ローランド様、同じく伯爵家のカルロス・ミラー様と言う人気の四人組がいて、(プシュケートス王立基礎学校だけに)P4と呼ばれているとか何とか。


 ・・・ぶっふーーーーーっ

 P4だって!どこぞの花男マンガかってーの。

 実際に呼ばれちゃう人達がいるんだ、甘んじちゃうんだ、納得しちゃうんだ。

 まぁ、本人たちが良いならどーでもいいけど。

 でもP4って……ぷっ


 はぁ、ウケた。

 これで平民か男爵家あたりの女の子がヒロインちゃんなら完璧だね。

 


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